◆映画「ひろしま―1945年8月6日、原爆雲の下の真実」(関川雅夫監督、1953年の作品)が11月29日、さいたま市大宮区の「さいたま市民会館おおみや」で上映されたので、出かけてきた。私は、小学校1年生のころ、呉市内でこの映画を観ていたので、58年ぶりの鑑賞であった。常々、「もう一度観てみたい」と思っていたので、万難を排して、駆けつけ、念願が叶った。「教え子を再び戦場に送るな」をスローガンとしていた日教組が製作したという点で、イデオロギー濃厚な作品であり、出演者の台詞がほとんど標準語で、広島弁ではなく、違和感があったけれど、政治的立場を超越して、非戦闘員まで無差別に大量殺戮する核兵器「原爆」のおそろしさを直視するには、最も有効な作品である。是非とも数多くの国民のみならず、核保有国、非核保有国の国民を問わず、全人類が鑑賞し、「核廃絶」への動きを前進させるためにも、必要がある。
◆映画鑑賞の後、元陸軍軍医で被曝体験者でもある肥田舜太郎医師(元全日本民医連理事、元埼玉民医連会長、95歳)と「ひろしま」を世界へ発信する活動を展開している「奇跡への情熱(核廃絶)プロジェクトの小林一平代表プロデューサーの対談があり、「内部被曝」ということの深刻さ、悲惨さを痛感させられた。
肥田舜太郎医師(さいたま市浦和区在住)は、陸軍軍医学校を出て広島の陸軍病院に勤務して、傷病兵の治療に従事していた。1945年8月6日未明、急患の往診に出かけて、原爆が投下された午前8時15分には、爆心地から6キロ離れた「戸坂村(へさかむら)」に患者を診療中に被曝した。その後、戸坂村にどんどん運び込まれてくる被災者の治療に当ったという。
この話のなかで、最も衝撃的で印象的だったのは、直接被曝して即死したり、しばらくして死亡したりした人々のことに加えて、直接被曝はしていないのに、身内を探すために爆心地付近に足を踏み入れたり、黒い雨に当ったりして、「内部被曝」により亡くなる人が、数多かったということだ。しかも、この「内部被曝」を知ったのは、敗戦から35年経て、訪米して、学会に出席したとき、核実験に投入された米軍兵士の診察をしたことのある米国人医師から、聞かされたのが、キッカケだった。このとき、臨床医として、いくつかの思い当たるフシがあり、「内部被曝」を確信したという。それまでも、それからもそうだが、日本政府も、日本医師会も、学会も、このことは、一切オープンにしてこなかった。正確に言えば、わからなかったのではないかという。
質疑応答のなかで、福島県いわき市からきていた女性(親の世代は、広島市で被曝)が、大津波被害を受けた福島第1原発の「原子炉爆発」による地域住民の「内部被曝被害」について、質問していた。よほど心配なのであろう。
これに対して、肥田舜太郎医師は、「内部被曝」の可能性を認め、その上で、「内部被曝による生命への危険性を認めつつ、「個々人により、みんな内部被曝の状況に違いがあり、個々人のあらゆる努力により、なかには、免疫力を高めるなどして、長生きしている人も少なくない」と語っていた。それでも、「内部被曝について診察できる経験ある医師は、私以外にはいない」と力説していた。
つまり、「広島型原爆30個分の放射能」が放出されたとみられている福島第1原発の周囲の地域の人々は、「内部被曝」を受けている可能性が、相当に高いと思われる。政府も東電も、正確な情報をすべオープンにしているケースは、少ないのである。
◆となると、福島第1原発の吉田昌郎所長が体調を崩して、緊急入院した。これを受けて、東京電力は12月1日付けで、本社の原子力・立地本部への人事異動させることを決めたという。本当の病名を「個人情報に属することだから」という理由で、秘密にされている。これが、却って「疑惑」を招いている。すなわち、「内部被曝」による「ガンではないか」との憶測を招いているのである。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎元代表が、次期総選挙・参院議員選挙の勝利を目指して、全国に「維新の会」設立を仕切っているという
◆〔特別情報①〕
小沢一郎元代表が、政界再編成を目指し「第3勢力」形成に本腰を入れて、乗り出している。幸いなことに、民主党から「党員資格停止処分」を受けている身なので、役職から外されてできず、民主党のために働くことができず、皮肉なことに、事実上、「フリー」の立場にある。
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◆映画鑑賞の後、元陸軍軍医で被曝体験者でもある肥田舜太郎医師(元全日本民医連理事、元埼玉民医連会長、95歳)と「ひろしま」を世界へ発信する活動を展開している「奇跡への情熱(核廃絶)プロジェクトの小林一平代表プロデューサーの対談があり、「内部被曝」ということの深刻さ、悲惨さを痛感させられた。
肥田舜太郎医師(さいたま市浦和区在住)は、陸軍軍医学校を出て広島の陸軍病院に勤務して、傷病兵の治療に従事していた。1945年8月6日未明、急患の往診に出かけて、原爆が投下された午前8時15分には、爆心地から6キロ離れた「戸坂村(へさかむら)」に患者を診療中に被曝した。その後、戸坂村にどんどん運び込まれてくる被災者の治療に当ったという。
この話のなかで、最も衝撃的で印象的だったのは、直接被曝して即死したり、しばらくして死亡したりした人々のことに加えて、直接被曝はしていないのに、身内を探すために爆心地付近に足を踏み入れたり、黒い雨に当ったりして、「内部被曝」により亡くなる人が、数多かったということだ。しかも、この「内部被曝」を知ったのは、敗戦から35年経て、訪米して、学会に出席したとき、核実験に投入された米軍兵士の診察をしたことのある米国人医師から、聞かされたのが、キッカケだった。このとき、臨床医として、いくつかの思い当たるフシがあり、「内部被曝」を確信したという。それまでも、それからもそうだが、日本政府も、日本医師会も、学会も、このことは、一切オープンにしてこなかった。正確に言えば、わからなかったのではないかという。
質疑応答のなかで、福島県いわき市からきていた女性(親の世代は、広島市で被曝)が、大津波被害を受けた福島第1原発の「原子炉爆発」による地域住民の「内部被曝被害」について、質問していた。よほど心配なのであろう。
これに対して、肥田舜太郎医師は、「内部被曝」の可能性を認め、その上で、「内部被曝による生命への危険性を認めつつ、「個々人により、みんな内部被曝の状況に違いがあり、個々人のあらゆる努力により、なかには、免疫力を高めるなどして、長生きしている人も少なくない」と語っていた。それでも、「内部被曝について診察できる経験ある医師は、私以外にはいない」と力説していた。
つまり、「広島型原爆30個分の放射能」が放出されたとみられている福島第1原発の周囲の地域の人々は、「内部被曝」を受けている可能性が、相当に高いと思われる。政府も東電も、正確な情報をすべオープンにしているケースは、少ないのである。
◆となると、福島第1原発の吉田昌郎所長が体調を崩して、緊急入院した。これを受けて、東京電力は12月1日付けで、本社の原子力・立地本部への人事異動させることを決めたという。本当の病名を「個人情報に属することだから」という理由で、秘密にされている。これが、却って「疑惑」を招いている。すなわち、「内部被曝」による「ガンではないか」との憶測を招いているのである。
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◆〔特別情報①〕
小沢一郎元代表が、政界再編成を目指し「第3勢力」形成に本腰を入れて、乗り出している。幸いなことに、民主党から「党員資格停止処分」を受けている身なので、役職から外されてできず、民主党のために働くことができず、皮肉なことに、事実上、「フリー」の立場にある。
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