◆本当にうんざりする話だが、森喜朗元首相と青木幹雄参議院自民党会長「反動政治」が始まった。せっかく小泉純一郎前首相が、「英国型」政治に向けて前進させたにもかかわらず、「密室」で行われる「談合政治」に逆戻りさせようとしている。
小選挙区制度の衆議院と、全県大選挙区比例代表並立制度の参議院とでは、自ずから政治手法の違いはあるものの、「談合政治」はいけない。「造反組」復党の副作用が、来年7月の参議院議員選挙にモロに出るのは、避けられない。
◆それを百も承知の上で、安倍首相と中川幹事長に造反組の復党を強要したといわれているが、一体、どういうつもりなのか。一つの推論としては、参議院議員選挙で自民党を敗北させて、安倍首相に引責辞任を迫り、「10ヶ月政権」に終わらせようとしているのであろうか。あるいは、安倍内閣の支持率を低下させ、国民の政治的関心を希薄化させて、有権者を投票所に行かせず、投票率を下げさせ、組織選挙により、自民党・公明党連立与党を辛勝に導き、安倍政権を事実上、安倍政権を死に体にしてしまおうとしているのであろうか。
◆安倍政権が死に体になれば、森元首相と青木幹事長会長が政権を背後から壟断できる。平沼赳夫元経済産業相の復党が実現しなかったので、岡山選挙区で片山虎之助参議院自民党幹事長が落選する可能性があり、青木会長としては、むしろ目の上のタンコブが消えてくれれば、内心は大喜びということにもなる。
◆何しろ、参議院では、「ミッキーハウス(青木幹雄)」VS「タイガーハウス(片山虎之助)」という図式で、青木会長と片山幹事長の覇権争いが、熾烈になってきているといわれているだけに、今回の造反組復党問題は、複雑怪奇な様相を示している。いずれにしても「コップの中の嵐」に巻き込まれる国民にとっては、はなはだ迷惑な話である。森元首相をはじめ、青木会長、片山幹事長ら「政治屋」たちにいつまでも、日本政治を任せていては、国民が不幸になるばかりである。一刻も早く、古色蒼然たるポンコツは、思い切って在庫一掃整理しなくてはならない。
小選挙区制度の衆議院と、全県大選挙区比例代表並立制度の参議院とでは、自ずから政治手法の違いはあるものの、「談合政治」はいけない。「造反組」復党の副作用が、来年7月の参議院議員選挙にモロに出るのは、避けられない。
◆それを百も承知の上で、安倍首相と中川幹事長に造反組の復党を強要したといわれているが、一体、どういうつもりなのか。一つの推論としては、参議院議員選挙で自民党を敗北させて、安倍首相に引責辞任を迫り、「10ヶ月政権」に終わらせようとしているのであろうか。あるいは、安倍内閣の支持率を低下させ、国民の政治的関心を希薄化させて、有権者を投票所に行かせず、投票率を下げさせ、組織選挙により、自民党・公明党連立与党を辛勝に導き、安倍政権を事実上、安倍政権を死に体にしてしまおうとしているのであろうか。
◆安倍政権が死に体になれば、森元首相と青木幹事長会長が政権を背後から壟断できる。平沼赳夫元経済産業相の復党が実現しなかったので、岡山選挙区で片山虎之助参議院自民党幹事長が落選する可能性があり、青木会長としては、むしろ目の上のタンコブが消えてくれれば、内心は大喜びということにもなる。
◆何しろ、参議院では、「ミッキーハウス(青木幹雄)」VS「タイガーハウス(片山虎之助)」という図式で、青木会長と片山幹事長の覇権争いが、熾烈になってきているといわれているだけに、今回の造反組復党問題は、複雑怪奇な様相を示している。いずれにしても「コップの中の嵐」に巻き込まれる国民にとっては、はなはだ迷惑な話である。森元首相をはじめ、青木会長、片山幹事長ら「政治屋」たちにいつまでも、日本政治を任せていては、国民が不幸になるばかりである。一刻も早く、古色蒼然たるポンコツは、思い切って在庫一掃整理しなくてはならない。