チケットノルマ制ってプロレスでもある話で、個人的にはあまり好きじゃない。
チケットノルマって、簡単に言えば主催者が選手に対して一定数以上のチケットを売らせること。
例えばある選手には最低5枚売ってこい。その代わり6枚以上うったら1枚につきいくらかのキャッシュバックをするからと。
んで、選手は必死こいて売る。
確かに客が入らなかったら、ギャラもへったくれもないし、会場代もスタッフの費用も出ない。
そりゃ総出で営業をする。
じゃあ、ノルマが達成できなかったらどうなるか？
当人のチケット買取になります。
そんな無茶苦茶なと思うかもだけど、それがまかり通っちゃってる。
理不尽だよね、場合によってはテメェが金払って試合に出たり、芝居に出てる訳だから。
確かに理屈は通ってる。
そのくらいの客も呼べない奴がプロと呼べるのか？とか
沢山チケットを売る奴が報われないとおかしいとか
所属選手なんだから、団体の利益を作るためにもチケットを1枚でも多く販売すべきとか
まあ、そうだよねと思う。
でも、ちょっと待てと。
チケットを例えばクリスマスケーキに置き換えてみてほしい。
売れ残ったケーキを自分が買わないといけないって話なんだよね。
これ、相当ブラックな話だよね。
スーパー・コンビニ業界で、これは一時期かなり問題になって、ノルマ制は廃止になってる筈。
表向きにはね。
裏は知らんけど。
ノルマ制は販売努力目標であって、売れ残った責任って主催者にあると思うんですよ、自分。
そんな事言い出したら1人100枚ノルマで、売れ残ったら全部買い取れって、そんなのやりたい放題になっちゃうし。やらないとは思うけど。
ただチケットを押し付けるんじゃなくて、何でノルマを設定するのか、選手側に理解してもらわないと、ムロさん同様納得しない人出てくると思うなぁ。
いや、ムロさんは普通の人ですよ。
劇団のほうがむしろ特殊。
でも、そうしないと劇団が回らないということもあるのも事実。
難しいよね。
