昨日医龍2が放送され、我が家全員で観ました。高2の次男が”バーディバーディ”って何のことと質問してきたので、「それ来た!」とばかりに血液専門医の知識のあるところを見せつけるチャンスと思い、はりきって説明しました!これはゴルフの2連続バーディのことではなく、特殊なRh(-)の血液型のことであります。その前にRh抗原はC,c,D,E,eなど46種類あるとされており、3抗原で構成されております。しかし先天的にDの両端の抗原が欠損している人があり、これが-D-(バー・ディ・バー)と言われています。しかし通常の血液型検査で不規則抗体を検査しない場合Rh(-)でありながらRh(+)と判定されてしまいます。従って、過去にRh(+)の輸血を大量に受けた場合、自己(不規則)抗体(抗C,c,D,E,eなど)を作ってしまうのですが、特に抗D抗体が重要であります。このような患者さんにRh(+)の血液を誤って輸血すると溶血性ショックを起こす危険があります。非常に稀(1%以下)でありますので、手術や化学療法などで輸血が必要な場合は、事前にD抗原(-)でRh(-)の血液を用意する必要があります。小生も同様の症例に化学療法をした経験がありまして、日赤を通じてRh(-)手帳のグループを探して貰い、輸血該当者を探したことがありましたが・・・。それにしても難しいオペを40分で完了する浅田は現代版ブラックジャックでありましょう!また来週も観よっと・・・!
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