死別当初、食事を作るのが辛かった。
あの味は出せない。
あの食事は作れない。
食欲だってそれほどある訳じゃない。
さらにうまくないんだなぁ~。
それでも、無理して食べないと生活ができない。
仕事にいけない。
かなり無理して食べたような気がする。
そうやっていたら体重も少しずつ戻ってきた。
テーブルの向こう側やキッチンに立つその姿を見つけてしまう日々は、いつ終了したのだろう。
いつから彼女の姿を探さなくなったのだろう……。
それを理想とするつもりはないが、なんだか楽しく食べられない。
食欲のないときは、ナッツ類をムシャムシャ食べよう。
そう、ナッツを食べてビールで流し込む。
そうやって、私は生き延びることができた(笑)。
悲しみのあまり餓死、なんてニュースはあまり聞かない。
みんな、なんとか生き延びようとするんだ。
生き続けようとする気持ち、自分では気付かないものだが、けっこうあるもんだな。
悲しい気持ちに効く薬なんて存在しない。
自分で何かを見つけ、行動しないと、いつまでも負のスパイラル。
いつかどこかで断ち切るんだ。
えい、やっ! って掛け声掛けて。
意外とやればできるもんさ~。
なんて10年もすれば考えられたりする。
死別当初は考えもつかない思考パターン。
最初は、肉体的にも精神的にも、十分充電が必要。
充電が済んでも、必ずリハビリ期間を設けること。
だって、人生で一番のストレスを受けたのだから。
単位は年で考えよう。
栄養のあるものを摂取しよう。
美味しいものを食べよう。
多少高価でも、高カロリーでも、暫くはいいじゃないか。
だって、美味しいものを食べると笑顔になれるから。
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