葛城山(かつらぎさん)は、奈良県と大阪府の境に位置する山で標高959.2mです。「金剛生駒紀泉国定公園」内にあり、北の二上山、南の金剛山とともに連峰をなしています。山頂付近にはつつじが群生し、「一目百万本」と言われるほど淡い紅色のツツジのカーペットは、それはもう圧巻の景色でした。
今回は、一目百万本!「葛城山のツツジが見頃・2019」の様子を紹介したいと思います。
近鉄ロープウェイ「葛城山登山口駅」から「葛城山頂駅」まで約6分くらいです。短い時間ですが、ロープウェイの窓から見える景色も楽しみの一つです。「葛城山頂駅」から15分ほど歩くと、眼下に赤い絨毯を敷き詰めたような「自然ツツジ園」が見えてきます。この一角は、「一目百万本」と呼ばれるつつじの大群生です。
話によると、人が植えたりしたものではなく、自然の群生というのですから驚きです。
葛城山の山頂付近は、元々笹で覆われていました。笹は、60~70年に一度花を咲かせ、実をつけると枯れてしまうと言われています。葛城山では、1970年頃に笹の花が咲き、枯れた後に、ツツジが咲き出したのだそうです。開花時には、真っ赤なじゅうたんのごとく葛城山を埋め尽くすつつじは、すべて自生のものだそうです。
高原には、木製の見晴台のようなものが何箇所も設置されていて、そこでお弁当を食べたりすることもできます。多くの方が、弁当持参で来られていました。
散策した日は、5月13日でした。午前9時半位のロープウェイ乗り場では、人も少なく直ぐに乗ることが出来ました。頂上付近は、気温14度ということで涼しくて気持ちがよく、新緑がとても綺麗でした。「一目百万本」が見える所には、多くの方が景色を満喫されていました。多分、今週いっぱいが見頃だと思われます。
「一目百万本」と言われるほど淡い紅色のツツジのカーペットの景色は、とてもとても見事でしたよ!