本書は,日本語で書かれた,数少ない「ソフトウェアアーキテクチャ」についての教科書である.
前書きには,「本書は,ソフトウェアアーキテクチャに関して,ソフトウェア技術者が知っておくべき知識や開発への活用の方法について,実務的な視点を重視しながら解説したものです.」とある.
実践的視点を重視していることは確かだが,相当のソフトウェア工学の知識を前提としており,所謂,「現場での叩き上げのエンジニア」向きの記述というよりは,大学院修士レベルの教科書という印象をもった.
しかし,ある程度経験を積んだエンジニアが,「ソフトウェアアーキテクチャ」についてに系統的に勉強しなおすという用途にも活用できると思う.
ソフトウェアアーキテクチャの基礎から,プロダクトライン開発まで,最新の内容を網羅しながら,274ページとコンパクトにまとまっている.
目次
第 1章 はじめに
第 2章 アーキテクチャの基礎
第 3章 アーキテクチャの記述
第 4章 ソフトウェアの諸特性との関連
第 5章 アーキテクチャの評価
第 6章 アーキテクチャパターン
第 7章 ソフトウェアアーキテクチャ設計
第 8章 プロダクトライン開発
第 9章 ソフトウェアアーキテクチャの現状と将来
第10章 さらに知りたい人のために
参考文献
第10章の「さらに知りたい人のために」と,参考文献が充実している.
筆者の岸知二 先生は,某メーカーで長年ソフトウェア工学,ソフトウェアアーキテクチャについて研究してきた,日本を代表するソフトウェアアーキテクチャの研究者.現在は,北陸先端科学技術大学院の客員教授.
3章,5章担当の,野田夏子 氏は,某メーカーでソフトウェア工学の研究をしている研究者で,岸先生の元部下.
9章と全体の統一感の確認を担当された,深澤良彰 先生は,ソフトウェア工学,オブジェクト指向,コンポーネント指向,エージェント指向等の研究で著名な,早稲田大学教授.
ソフトウェアの設計を生業とするすべての技術者,ソフトウェア工学を学ぶ大学院生にオススメの一冊.
前書きには,「本書は,ソフトウェアアーキテクチャに関して,ソフトウェア技術者が知っておくべき知識や開発への活用の方法について,実務的な視点を重視しながら解説したものです.」とある.
実践的視点を重視していることは確かだが,相当のソフトウェア工学の知識を前提としており,所謂,「現場での叩き上げのエンジニア」向きの記述というよりは,大学院修士レベルの教科書という印象をもった.
しかし,ある程度経験を積んだエンジニアが,「ソフトウェアアーキテクチャ」についてに系統的に勉強しなおすという用途にも活用できると思う.
ソフトウェアアーキテクチャの基礎から,プロダクトライン開発まで,最新の内容を網羅しながら,274ページとコンパクトにまとまっている.
目次
第 1章 はじめに
第 2章 アーキテクチャの基礎
第 3章 アーキテクチャの記述
第 4章 ソフトウェアの諸特性との関連
第 5章 アーキテクチャの評価
第 6章 アーキテクチャパターン
第 7章 ソフトウェアアーキテクチャ設計
第 8章 プロダクトライン開発
第 9章 ソフトウェアアーキテクチャの現状と将来
第10章 さらに知りたい人のために
参考文献
第10章の「さらに知りたい人のために」と,参考文献が充実している.
筆者の岸知二 先生は,某メーカーで長年ソフトウェア工学,ソフトウェアアーキテクチャについて研究してきた,日本を代表するソフトウェアアーキテクチャの研究者.現在は,北陸先端科学技術大学院の客員教授.
3章,5章担当の,野田夏子 氏は,某メーカーでソフトウェア工学の研究をしている研究者で,岸先生の元部下.
9章と全体の統一感の確認を担当された,深澤良彰 先生は,ソフトウェア工学,オブジェクト指向,コンポーネント指向,エージェント指向等の研究で著名な,早稲田大学教授.
ソフトウェアの設計を生業とするすべての技術者,ソフトウェア工学を学ぶ大学院生にオススメの一冊.
ソフトウェアアーキテクチャ ―アーキテクチャとドメイン指向トラック岸知二,野田夏子,深澤良彰 著共立出版このアイテムの詳細を見る |