「情報教育の研究」6回目の講義の概要は以下のとおり。
今回のテーマは「インターネット」。
1) 自分からみたインターネット
各自、以下の内容を、即興で、(できるだけ、自分の言葉で)発表する。
1 インターネットとは何か?
2 インターネットのを使って便利なこと
3 インターネットのを使って困ったこと
4 自分の「インターネット環境」
2) インターネットの歴史
前身
現在のInternetの前に、米国の研究用のネットワーク
ARPANET(アーパネット、Advanced Research Projects Agency Network)があった。
1969年、アメリカ国防総省の国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency:略称DARPA)の、行動科学研究部門 IPTO(Information Processing Techniques Office:情報処理技術室)による指揮の下に構築されたネットワーク。
参考: 1977年当時のARPANETの接続図 (en.wikipedia.orgより)
1983年、ARPANETがそれまで利用していたプロトコルNCPからTCP/IPに切り替えた。これが、後のインターネットのバックボーン(背骨の意味)ネットワークとなった。
前身 日本の状況 JUNET
1984年、現在慶應義塾大学教授の、村井純先生が、慶應大学の大学院を出て、東京工業大学の助手になったとき、慶應大学のコンピュータと、東京工業大学のコンピュータを電話回線で接続し、ファイルのやメールの送受信などをできるようにした。プロトコルは、UUCP。
そのあと、それに、加えて、東京大学の本郷、駒場も接続した。さらに、その後、NTT、KDD、国立研究機関、コンピュータメーカー、ソフトウェア開発会社等が接続し、最終的には、600以上の組織が加盟した。
1987年からは、KDD研究所の国際回線を使って、米国ともメールのやりとりが出来るようになった。
1985年
全国科学財団(National Science Foundation: NSF、連邦政府の機関) による学術研究用のネットワーク基盤NSFNet設置。
インターネットのバックボーンの役割がARPANETからNSFNetへ移行する。
NFSNetの当初の目的は、スーパーコンピュータの相互接続。
1987-1988年、アメリカで商用インターネットが始まる。
UUNET (世界最初の ISP サービス)
1989年、商用ネットワークとNSFNetとの接続が開始される。
1992年、日本で商用インターネットが始まる。
AT&T Jens (日本で最初の ISP、AT&T の小会社)
IIJ (日本で最初のISP会社)
[宿題]
以下の内容について、レポートする。
1) インターネットとは?
歴史、プロトコル、現状、課題
2) 私の「インターネット環境」
PC、携帯、その他
A4ワープロ横書き2ページ程度にまとめ、次回、講義開始時に提出すること。
レポートのスタイルは以下のとおり。
学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
まえがき
本文
インターネットとは?
私の「インターネット環境」
まとめ
参考文献
[参考書]
黎明期から日本のインターネットを牽引している村井純先生による概説書。岩波新書の3部作。歴史的経過も含めて理解するために、3冊とも目を通すと良い。
日立の技術者から大学に転じた佐々木良一先生によるインターネット上のセキュリティについての概説書。
インターネット技術、特にWebの技術的概念ついての入門書。
今回のテーマは「インターネット」。
1) 自分からみたインターネット
各自、以下の内容を、即興で、(できるだけ、自分の言葉で)発表する。
1 インターネットとは何か?
2 インターネットのを使って便利なこと
3 インターネットのを使って困ったこと
4 自分の「インターネット環境」
2) インターネットの歴史
前身
現在のInternetの前に、米国の研究用のネットワーク
ARPANET(アーパネット、Advanced Research Projects Agency Network)があった。
1969年、アメリカ国防総省の国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency:略称DARPA)の、行動科学研究部門 IPTO(Information Processing Techniques Office:情報処理技術室)による指揮の下に構築されたネットワーク。
参考: 1977年当時のARPANETの接続図 (en.wikipedia.orgより)
1983年、ARPANETがそれまで利用していたプロトコルNCPからTCP/IPに切り替えた。これが、後のインターネットのバックボーン(背骨の意味)ネットワークとなった。
前身 日本の状況 JUNET
1984年、現在慶應義塾大学教授の、村井純先生が、慶應大学の大学院を出て、東京工業大学の助手になったとき、慶應大学のコンピュータと、東京工業大学のコンピュータを電話回線で接続し、ファイルのやメールの送受信などをできるようにした。プロトコルは、UUCP。
そのあと、それに、加えて、東京大学の本郷、駒場も接続した。さらに、その後、NTT、KDD、国立研究機関、コンピュータメーカー、ソフトウェア開発会社等が接続し、最終的には、600以上の組織が加盟した。
1987年からは、KDD研究所の国際回線を使って、米国ともメールのやりとりが出来るようになった。
1985年
全国科学財団(National Science Foundation: NSF、連邦政府の機関) による学術研究用のネットワーク基盤NSFNet設置。
インターネットのバックボーンの役割がARPANETからNSFNetへ移行する。
NFSNetの当初の目的は、スーパーコンピュータの相互接続。
1987-1988年、アメリカで商用インターネットが始まる。
UUNET (世界最初の ISP サービス)
1989年、商用ネットワークとNSFNetとの接続が開始される。
1992年、日本で商用インターネットが始まる。
AT&T Jens (日本で最初の ISP、AT&T の小会社)
IIJ (日本で最初のISP会社)
[宿題]
以下の内容について、レポートする。
1) インターネットとは?
歴史、プロトコル、現状、課題
2) 私の「インターネット環境」
PC、携帯、その他
A4ワープロ横書き2ページ程度にまとめ、次回、講義開始時に提出すること。
レポートのスタイルは以下のとおり。
学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
まえがき
本文
インターネットとは?
私の「インターネット環境」
まとめ
参考文献
[参考書]
黎明期から日本のインターネットを牽引している村井純先生による概説書。岩波新書の3部作。歴史的経過も含めて理解するために、3冊とも目を通すと良い。
インターネット (岩波新書) | |
村井 純 | |
岩波書店 |
インターネット2―次世代への扉 (岩波新書) | |
村井 純 | |
岩波書店 |
インターネット新世代 (岩波新書) | |
村井 純 | |
岩波書店 |
日立の技術者から大学に転じた佐々木良一先生によるインターネット上のセキュリティについての概説書。
インターネットセキュリティ入門 (岩波新書) | |
佐々木 良一 | |
岩波書店 |
インターネット技術、特にWebの技術的概念ついての入門書。
インターネット技術の絵本 | |
(株)アンク | |
翔泳社 |