連休中に読んだ本の中から,もう一冊.
本書は,副題の「健全なドンブリ勘定のすすめ」に惹かれて,目次もみずに買ってしまった.
筆者の,山根節(やま ねたかし)先生は, 慶應大学 大学院 経営管理研究科の教授 であり,
監査事務所(公認会計士) -> MBA取得 -> コンサルティング会社経営 ->
-> 大学助教授 -> 経営学博士課程(博士号取得) -> 大学院教授
と,会計/経営の先生としては,なかなかユニークな経歴の持ち主である.学部が早稲田なのに,大学院も現職も慶應というのもおもしろい.
ビジネスを抽象化するツールとしての会計学入門とでもいう感じの内容である,実際の色々な会社のP/L,B/Sをケースとしてとりあげ,まさに「大局」として何が重要であるかを,色々な側面から解説している.
私の父親は板前で,私は,子供のころから父親の同業者の店によく一緒につれていかれた.父は,飲食店ではどういうところ観察,評価すべきかを,子供の私に繰り返し教えてくれた.そのおかげで,いまでも,初めての店に入ると「メニューをみて客単価を考え,席数と客の入りをみて,売上を計算する...」というようなやり方が,いつの間にか「門前の小僧」のように身に付いてしまっている.
まえがきに,これと同じような「流行のレストランにいったとき,そこの事業モデルを考える」話しがでているが,会計学の先生からみると,私が父から見よう見まねで教えられたやり方は,ビジネスモデル分析の一つの方法ということになるようだ.
日常のビジネスで,会計的な視点の強化が必要だと考えている,すべてのビジネスパースンにオススメの一冊.
本書は,副題の「健全なドンブリ勘定のすすめ」に惹かれて,目次もみずに買ってしまった.
筆者の,山根節(やま ねたかし)先生は, 慶應大学 大学院 経営管理研究科の教授 であり,
監査事務所(公認会計士) -> MBA取得 -> コンサルティング会社経営 ->
-> 大学助教授 -> 経営学博士課程(博士号取得) -> 大学院教授
と,会計/経営の先生としては,なかなかユニークな経歴の持ち主である.学部が早稲田なのに,大学院も現職も慶應というのもおもしろい.
ビジネスを抽象化するツールとしての会計学入門とでもいう感じの内容である,実際の色々な会社のP/L,B/Sをケースとしてとりあげ,まさに「大局」として何が重要であるかを,色々な側面から解説している.
私の父親は板前で,私は,子供のころから父親の同業者の店によく一緒につれていかれた.父は,飲食店ではどういうところ観察,評価すべきかを,子供の私に繰り返し教えてくれた.そのおかげで,いまでも,初めての店に入ると「メニューをみて客単価を考え,席数と客の入りをみて,売上を計算する...」というようなやり方が,いつの間にか「門前の小僧」のように身に付いてしまっている.
まえがきに,これと同じような「流行のレストランにいったとき,そこの事業モデルを考える」話しがでているが,会計学の先生からみると,私が父から見よう見まねで教えられたやり方は,ビジネスモデル分析の一つの方法ということになるようだ.
日常のビジネスで,会計的な視点の強化が必要だと考えている,すべてのビジネスパースンにオススメの一冊.
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