Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

相乗効果

2006-07-09 | Education
 最近、ビジネスモデル、マーケティング等の分野を専門に研究している人から色々と教えてもらう機会がある。

 自己紹介にもあるように、私の、学術的な専門は、工学、特に、機械、流体、交通、エネルギー、環境等の分野であり、日常の生業としての専門は、ソフトウェアや情報システムである。

 当然、カテゴリあるいはドメインとしての専門分野は、お互い異なるわけだ。
 しかし、自分とは異なる専門分野の人と、情報交換したり、相手の専門分野について少し教えてもらったりすると、様々な効果がある。


 まず、どんな分野でも、現在それを研究しているその分野専門家から、直に、ホットな話題を直に聞くことがその分野の勉強の一番の早道である。話しを聞く前後で、その人が書いた論文や著作を読んだり、そこに上げられている参考文献を見たりすると、さらに理解が進む。

 もし、幸運にもその専門家の書架を魅せてもらう機会があれば、さらにすばらしい効果がある。自分が少しでもその分野について既に知っていていくつか参考書をもっていれば、自分の書架になにが足りないのか、次にどんな参考書に目を通すべきなのか判る。

 本屋にはいっても、書籍や雑誌を物色しているとき、その専門家から見聞きした情報が頭にのこっていると、そこからくるある種の連想から、その分野に関係する雑誌や本へのアンテナが敏感にしてくれる。

 そのようにして、仕入れた、他の専門分野の文献や知識は、不思議なことに、自分の専門分野においても参考になる情報や知見を沢山与えてくれる。
 また、知的刺激にバラエティが増えるためか、色々な場面で柔軟なアイデアが出るようになるという効果もあようだ。

 そのようなことから、気分転換の読書には、自分の主な専門とは違う分野の本をよむことが多い。これが、また相乗効果を助長するようだ。


 以前にも、地学や水環境の専門家と知り合いになったとき、生化学や抗生物質の大家と知り合いになったときにも、とても大きな効果があった。

 もちろん、自分の専門分野の日々の勉強、すなわち継続学習は当然必要である。しかし、専門以外の分野を少しづつでも専門的に勉強すると、自分の守備範囲も少しづつ広がるし、自分の専門分野にも様々なすばらしい相乗効果がある。


 これからも、色々な専門家の人から、どんどん教えてもらおう!!


追記:
 すっかり忘れていましたが、2005/7/11のブログで、同じテーマの記事がありました。

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