Jazzママだより

愛犬Jazzのことや日々の生活のことを綴ります。

Vision Australia

2023-03-29 20:27:55 | 日記
友達のジーンに誘われて、Vision Australiaが開催する年に1回の盲導犬のプレゼンテーションに行ってきました。
寄付で運営されているこの団体の支部が、いつも通る道のそばにあるのですが、視覚障害者の人だけが行くのかと(私の知識が浅い!)思っていました。
ジーンの亡くなったご主人が、脳梗塞でかなり視覚が不自由になった時に、この団体からいろいろなサポートを受けたようです。
それで、ジーンがメンバーになり、「犬好き」の私を誘ってくれたわけです。

2人の視覚障害者のトークがありました。
最初は、4歳で視覚を失ったパラリンピックのサーフィンの選手。
鍛え上げた立派な体とガッツな精神の持ち主。
2人目は、13歳の時から盲導犬を使っている16歳の少年と彼のお母さんのトーク。
このお母さんもこの少年も、明るい! positiveなのです。
この少年は、生まれた時から全盲なので、お母さんが「笑顔」の作り方を教えたそうです。
頬をキュッと上げて「笑顔」を作る、、何度も練習したそう。
素敵な笑顔の少年になっていました。

今までに何回も、いろいろな研修会や仕事に関するトークに参加したけど、恥ずかしながら今日ほど感動したことはありませんでした。
この年でねえ。

会場には、グッズを売るコーナーもあり、ITの進歩に驚きました。弱視の方のためのiPadのようなものがあり、かざすと文字が大きくなるのです。

盲導犬候補生のパピーも参加していました。






適正テストに合格し、訓練を受けて実際に働いている盲導犬も参加。







この国で、リタイアした盲導犬は、そのままの家庭で最後まで面倒を見るのが普通だそうです。
ご主人を誘導する仕事は、新しい盲導犬がして、リタイアした盲導犬は、ペットとして可愛がられて犬生を終わるのだそうです。
(これは日本とかなり違う気がしました。年取った犬にとっては、その方がいいかもね。)
従ってリタイアした盲導犬を引き取るという私のプランはボツ。

生後11週目ぐらいから約1年預かるパピーウォーカー(つまりpuppy carer)は、日本と同じようです。
でも、希望者は、厳しい面接、身上調査、そしてトレーナーが家をチェックしに来るようです。
可愛がって、大事にしても、1年後に「さようなら」で、本当のトレーニングに送り出さなければなりません。
それって、ちょっと寂しすぎるかな。
でも、今日会ったパピーケアラーは、現在6頭目。1頭目は、適性検査に合格しなかったので、彼女が引き取ったそうです。そんな事例もあるのだ!
夫が何と言うかな。思案中です。

もう一つは、foster carer。フォスターケアラー。つまり一時里親です。
2、3日とか数週間預かるそうです。
これが一番手っ取り早いかな。

どちらにしても、まず面接を受けなくてはなりません。

やってみたい気持ちが半分。
もうミミがいるし、年だし、やめた方がいいかもが半分。
やっぱりもう一度ゴールデンが飼いたいと言う気持ちも捨てきれません。

こんなことで悩んでいるなんて、私は、やっぱり幸せ者だと思います。
他に考えなくちゃいけないことがいっぱいあるのにねえ。