3月は受験、卒業、また入学準備など、子どもたちにとってさまざまな岐路に立たされる時ですね。今月号の「ルーテル教会学校だより」に掲載されている北村正直氏のエッセイをご紹介しましょう。氏は北大名誉教授(物理学)。子供が大好きなユーモアたっぷりの方です。
「子供の成長」・・・・・北村正直
息子たちが英国の小学校や香港の英人小学校に通っていたとき、感心したことがあります。それは先生たちも子供の親たちも子供の成績だけで子供たちを評価しないということでした。教育は過程(プロセス)であって結果ではありません。結果を見る教育は“静的”であり、過程と考える教育は”動的”と言えます。
息子の先生は彼の作文の間違いを一部だけしか直しませんでした。「あまり沢山誤りを直すと子供は書く意欲を失います。高校を出るまでにしっかりした文章が書ければ良いのです。」と言って、子供たちの作文の良い点を探し褒めようとしていました。
子供たちも同じではないでしょうか。目の前の結果を追い求めずに、子供の成長の過程を愛の目で見つめていくことが大切です。
教会学校の3月の行事予定は・・・・・
3月16日(日) お誕生会 毎月恒例、保護者の方の参加も大歓迎。
3月22日(土) イースターエッグ作り 午後1時からルーテル会館で。
3月23日(日) 復活祭(イースター)キリスト教で最も大事なお祝いの日です。
3月30日(日) 下半期表彰式 10月から3月まで13回以上出席のお友達を表彰。
「時々アングルを変えて子供を見てみると、はっとするような瞬間に出会うに違いありません」と、写真撮影が趣味の重富牧師の弁。学校だけではなく、教会でのさまざまな場面で、成長していく子供たちの姿を見られます。