12月3日、かねてよりご案内をしていたスオミ礼拝堂のアドベントコンサートが行われました。前夜から今年初めて大量の雪が積もりましたが、コンサートには幼稚園の子どもたちとそのご父母のみなさん、この日の演奏楽器カンテレを楽しむ同好会のみなさんなど、会場にあふれるばかりの方々が今日から始まるアドベントの時を迎える心準備のために集まりました。
まず最初はめばえ幼稚園年長さんたちの聖歌隊です。
クリスマスに最もふさわしいおさなごたちの澄んだ歌声は、ざわざわしていた会場を一つにまとめてくれました。
カンテレの演奏は小澤実紀さんです。きれいなカンテレの音と、やわらかく暖かい実紀さんの歌声に、クリスマスを待ち望む希望と勇気が与えられました。
実紀さんのご主人、小澤周平さんとのデュエットも絶妙なハーモニーでした。
カンテレという楽器を近くでみたことも触ったこともない私たちのために、実紀さんが楽器を触らせてくれました。
今日集まった子どもたちの中からこの楽器に興味をもって将来の演奏者がでてくるかもしれませんね。
さあ、今日はアドベントの最初の日曜日です。クランツというモミの木でつくった燭台には四本のローソクがたてられるようになっています。今日はその中の一本に火がともりました。これから日曜日ごとにローソクの火が一本ずつ増えていきます。そのローソクの火が世界中の闇を照らすクリスマスまであと四週間です。
この世の中にある光の届かない場所に、そして私たちの心の中の闇の場所に、クリスマスの光が一歩一歩近づいてくる喜びを感じながら過ごしましょう。