日本福音ルーテル札幌教会 札幌礼拝堂

日本福音ルーテル札幌教会 札幌礼拝堂の最新情報です。

教会学校 午前9時より 主日礼拝 午前10時半より

知的好奇心に満ちたおためし文化講座

2007年09月20日 | 札幌礼拝堂

9月の文化講座は「吸血鬼は存在するか」でした

9月20日午後1時から、ルーテル会館で栗原成郎東大名誉教授による文化講座「吸血鬼は存在するか」がありました。教会員や北大OBの研究者など合わせて26名の参加。

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本格的な秋の始まりを思わせる気温の低い日でしたが、聴き入る人々は静かにも熱く燃え、ルーマニアの民間伝承事例から説き起こす栗原名誉教授の講義に、学生時代を思い出してか胸が高鳴る様子。

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ルターの雷体験の衝撃の意味が、ゲルマン伝承の考察から語られて“目からうろこ”でした。ことほどさように、ヨーロッパの古層に深く堆積する民族固有のあるいは共通の民間伝承と、キリスト教を受容する段階で起きたせめぎあい、そして解放と抑圧が事例を通して浮かび上がりました。

この知的好奇心に満ちた「おためし文化講座」は年内にもいくつかプランを持っています。また来年から本格的にさまざまな分野のシリーズを始めたいと計画しています。順にお知らせしていきますので、乞うご期待!


集い合う喜び~墓前礼拝

2007年09月20日 | 札幌礼拝堂

∥ 主に集められた礼拝 

9月16日、平岸の教会墓地には約80名の方が集いました。すでに家族を天に送り教会墓地に納骨されている遺族の方々、教会員、共々に礼拝を守り、なごやかな交歓のときを過ごしました。

この日遠方より来られて久しぶりにお目にかかる人もいます。ぐんと成長した姿をみせる子どもたち、成人した姿、いつのまにかお孫さんのいる年齢になって気恥ずかしそうにしている人、病の身をいたわりつつご出席の方も・・・

そしてその姿には、召天なさったあの方この方の面影が確実に感じられます。

~主の招きの側から言えば、ひとりひとりの性格・事情は問題とはならない~。

「わが信仰 ただ主にあり、われ罪を悔いて み前に立つ」

「信仰こそ わが力ぞ、 ほめたたえまつれ 救い主を」 (讃美歌65番) 

紅葉し始めた木々の向こうに、午後の陽射しを浴びた藻岩山が見えました。


文化講座(吸血鬼/ヨーロッパ・フォークロア)

2007年09月09日 | 札幌礼拝堂

∥ おためし文化講座「吸血鬼は存在するか」 

               ヨーロッパ・フォークロアの世界

 キリスト教と古代異教、聖と俗は背中合わせにくっついています。吸血鬼はキリスト教の陰から出てくる古代異教の残滓といえるでしょう。今回は特にルーマニアに伝わる民間伝承を通して、「最古にして最新のヨーロッパ」といわれる民族・言語・宗教・文化も複雑なバルカンから見たヨーロッパ理解を解き明かします。ヨーロッパの人の死生観を考える時となるでしょう。        

            入場無料、どうぞお気軽においで下さい。

  日時: 9月20日(木) 13時から

  会場: 札幌教会 ルーテル会館スオミホール (南12西12-2-27)

  講師: 栗原茂郎 東京大学名誉教授 / 文学博士(東京大学)

                   <略歴>

        1934年東京生まれ、東京教育大学(現筑波大学)文学部卒、

        同大学院文学研究科修了、

                  東京大学(文学部)・北海道大学教授を歴任。

       <著書>

         「スラブ吸血鬼伝説考」(河出書房) 「スラブのことわざ」(ナウカ)

         「ロシア民族夜話」(丸善ライブラリー)「ロシア異界幻想」(岩波新書)

         「諺で読み解くロシアの人と社会」(東洋書房)

         「ワールドミステリーツアー〔東欧編〕」(同胞舎--角川書店) など

 


墓前礼拝のご案内

2007年09月09日 | 札幌礼拝堂

∥ 墓前礼拝のご案内

 今年も墓前礼拝を下記の日時にいたします。

 み国に召された兄姉の在りし日のお姿を偲びつつ、共に礼拝を守り神様からの祝福を 祈ります。

    日時: 9月16日(日) 午後2時半

    場所: 平岸霊園2期1号の教会墓地前(最寄地下鉄駅は南平岸駅)

  「これらの人はみな、信仰を抱いて死んだ。まだ約束のものは受けていなかったが、   はるかにそれを望み見て喜び、そして地上では旅人であり寄留者であることを自ら言いあらわした。」(ヘブライ人への手紙 11:13)


教会学校をご紹介

2007年09月05日 | 教会学校

スオミ礼拝堂では毎週9時から10時まで「教会学校」が開かれています。

礼拝堂で子どもたちが神妙にでも敬虔に礼拝のあと、会館やめばえ幼稚園園庭に移ってはじける笑顔でゲームや絵や手紙を描いたり・・・本を読んでもらったり、聖書のビデオを見たり・・・毎月お誕生会も賑やかに、おいしいケーキもいただけます・・・保護者の方の参加も大歓迎。夏には「ルーテル子どもキャンプ」に参加した子もいましたね。9日の分級には「敬老の日」用におじいちゃん・おばあちゃんへのお手紙を書く予定。

『ルーテル教会学校だより』9月号掲載の重富牧師のメッセージから、私たちの教会学校の基いをお伝えしましょう。

「強い心を持った子に育って欲しいと、皆さんも思っていらっしゃると思います。子どもの世界もいろんな辛いことがあり、それを乗り越えてゆかなくてはなりません。では、強い心ってどんな心でしょうか。一言で言えば、それは「支えられている心」です。意地っ張りや我が強い心を強い心とは言いません。

若いころ、強い心を持ちたいと思って剣道をしていました。中学から高校2年生まで5年間やりました。冬の早朝、凍った稽古着を着て寒稽古にゆくときは、いかにも自分を鍛えているように感じました。しかしあるとき、体を鍛えたら本当に心も強くなれるのか疑問を持ちました。たしかに「意思」を鍛えるには、少しは役に立ったかなと思います。けれども、体を鍛え、意志を鍛錬しても、たとえば人間関係の悩みを抱え込んでしまったときには、あまり役に立ちません。心はなえ、鬱病の一歩手前をさまよいます。そんなときに、自分の弱さを認めて、その自分が「自分を超えた力に支えられている」と思えるととても強くなります。支えられているという強さ、それは自分の弱さを知っている強い心です。」