日本福音ルーテル札幌教会 札幌礼拝堂

日本福音ルーテル札幌教会 札幌礼拝堂の最新情報です。

教会学校 午前9時より 主日礼拝 午前10時半より

8月31日の礼拝の讃美歌と聖書

2008年08月28日 | 札幌礼拝堂

聖霊降臨後第16主日

 説教題  「目線をキリストに」     重富克彦牧師

 讃美歌:教会讃美歌 188番 468番 318番

 聖 書:旧約聖書 「列王記 上」         19章1-21節

      新約聖書 「ローマの信徒への手紙」 11章13~24節

             「マタイによる福音書」   14章22~33節


心のドアを開く~CFJ報告会開催

2008年08月28日 | 札幌礼拝堂

8月24日、札幌礼拝堂で「チャイルド・ファンド・ジャパンChild FundJapanの会」が

開かれました。会から小林毅事務局長をお迎えして、9時の教会学校と午後2時か

らの一般向けの2つのプログラム。小林氏はルーテル学院大学の前身ルーテル

神学大学のキリスト教社会福祉コースの第1回卒業生。学院大後援会のサポータ

ーでもあります。チャイルド・ファンド・ジャパンの働きには、25年携わってこられま

した。

 第二次世界大戦後の1948年アメリカの民間団体CCFキリスト教児童基金が日

本の戦災孤児への支援を始めました。この日本事務所として1952年に社会福祉

法人基督教児童福祉会CCWAが設立されました。日本が経済成長を遂げた1974

年にはこのCCFの支援が終了。1975年CCWAはCCFの愛の精神を受け継ぎ、

国際精神里親運動部を創設しフィリピンでの支援を開始しました。

    ~支援される国から、支援する国へ「愛のバトンタッチ」~

以来30年、人種・宗教を問わず、貧困や弱い立場にある子どもや家族、地域住民

のためにより良い改善と自立を助けるために活動してきたNGOです。

教区女性の会では1985年からこの運動に参加。1人の子どものスポンサーとして

継続的に経済的に支援し、学校に行けるようにしてきました。今4人目のチャイル

ドです。小林事務局長は7月にフィリピン訪問、わたしたちのチャイルド、コリインち

ゃんのところを訪れると、なんとこのあいだ女性の会皆で工夫して作ったバースデ

ィカードが届いて、わたしたちの写真も一緒に壁に貼ってあったそうです。私の宝

ですといって。

 昨夏、新しいチャイルドが与えられた段階で、あらためてこの働きを学び、女性た

ちのみならず男性も含め教会に連なる方々に、そして幼稚園や教会学校の子ども

たちやその家族にも、よりぐたいてきに開発途上国にある子どもたちの状況を

知っていただき、隣人を覚え、支える働きにご理解と参加を呼びかける会を開催し

たいと企画したものです。参加する教区女性の研修交流の機会も兼ねました。

 教会学校では15名の子どもたちと10名ほどのお母さんたち、そしてスタッフが、

午後からの会にはルーテル以外の市内のサポーター4名も含め、28名が参加。

小林氏からクイズで沢山の問いかけでより具体的に理解が進み、またパソコンの

画像で、オンタイムの状況を掴むことが出来ました。身近に知った子どもたちの反

応も大きかったようです。市内サポーターのお二人は、なんと、そのめばえ幼稚園

の出身、そしてもうお1人はこの日の司会者の高校の時の先生だったそうな。

ドアをたたくと、いろんなことが起きるものですね。

「はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、

わたしにしてくれたことなのである」。高村神学生は、このマタイによる福音書

25章40節を引いて、この会を始めてくださいました。

少人数の北海道の女性の会ですが、いつも隣人を忘れずに歩みたいと思ってい

ます。

    Cfj_1 

                    Cfj_5_2    

                     


「贖い(あがない)出さなければ」

2008年08月28日 | 札幌礼拝堂

          * 札幌礼拝堂月報「Kairos」第17号より転載 *

 「正しい者はいない。1人もいない」と使徒パウロは言った。彼の心の中には、詩篇14編が

鳴りひびいていた。そこでもこう言われている。

 「誰も彼も背き去った。みな共に汚れている。善を行なう者はいない。ひとりもいない。」

「みんな悪いことをしている。本当に正しい者なんかいない」。このような認識は、第二次世界

大戦を経験して後、更に半世紀、争い絶えることのない世界で生きている現代人には、もう

当たり前のような認識になっている。聖人君子などは鼻つまみ。そんな者いるはずない。政

治家も教師も宗教家も、口先だけ、本音はみんな自分のことしか考えていない。そう思ってい

るし、特に宗教など、イスラム過激派のようなテロリストのバックだったり、キリスト教はアメリ

カ世界支配の片棒を担いだりして、悪を増長させているのではないかと内心思っている人々

もいる。このような認識から、たとえばジョン・レノンの「イマジン」も生まれた。

      想像してごらん、天国なんか無いって。やろうとすれば簡単だろ

      僕らの下には地獄なんか無くって 僕らの上にはただ空があるだけ。

      想像してごらん、全ての人たちが今日のために生きているってね。

      想像してごらん、国々なんて無いってことを。そんなに難しいことじゃないよ。

      何かのために殺したり、死んだりするほどのことは何も無いんだよ。

      そして、宗教もね。

心打つものがある事は確かだ。けれども、これは無政府主義的なユートピアの夢想だ。

人は全くの無宗教では生きられないし、国家なしでも生きられない。

 そこで多くの人は、「いろんな国家があるように、いろんな宗教がある。世界中の宗教は

どれも、良いところもあれば、悪いところもある。どれも命を賭けるほどのものはない。死んだ

らみんな救われるのだ」と考えるようになった。おそらくこれはかなり世界中に浸透している

考えだろう。けれどもその結果、生と死の関係を真剣に考える者もいなくなった。全ての人た

ちは、ジョン・レノンが言うように「今日のために生きている」のだと。

 「今日のために生きている」とは、イエスの「明日のことは明日自身が思い悩む」という言葉

と実によく似ている。けれど似て非なるもの。神を否定し、国を否定し、ユートピアを夢想して

も、それは蜃気楼にすぎない。結果的には、すべての人が自分を神のように考え、誇るよう

になってしまう。                                 

 今日のために生きているはずが、今日に追われて生き、自由に生きてるはずが、ひたひた

近づく死の足音に怯えて生きる。詩人が言うように誇り高かったその姿を陰府が蝕む。

 人の救いを決定するのは神。人の死を決定するのも神。神に身をゆだねてこそ、今日のた

めに生きられる。「死んだらみんな救われる」かどうかは人にはわからない。

 ただ言えることは、誰もみな、正しい者なんかいない人の世を生きて死ぬのだから、死後は

そこから魂を贖い(あがない)出していただくことがなければ、やはり地獄なのだろうということ

である。                                         (重富)

           Photo


チャイルドファンドジャパンの会のご案内

2008年08月21日 | 札幌礼拝堂

8月24日(日)、チャイルド・ファンド・ジャパン(CFJ)の活動報告会が、北海道特

教区女性の会の呼びかけで、札幌礼拝堂を会場に、CFJ事務局長の小林毅氏を

迎えて開かれます。

午前9時からは、教会学校の子どもたちや親御さん向けにお話していただき、

午後2時からは一般向け。女性の会のみならず、男性や市内のサポーターにもご

案内です。

CFJ(Child Foud Japan)は、2005年3月にCCWA国際精神里親運動部から名称

変更した特定非営利活動法人。主にフィリピンの子どもたちの就学支援を長く続

けてきました。北海道教区女性の会も1人の子どもの里親としてこの運動に参加し

ています。担当するチャイルドは4人目になるでしょうか。昨年からはコリインちゃ

んという一年生の女の子。小林氏は先月現地を訪問、彼女にも会ってきたそうで

す。CFJの働きを知る良い機会。是非、ご参加下さい!!


8月24日の礼拝の讃美歌と聖書

2008年08月21日 | 札幌礼拝堂

聖霊降臨後第15主日

 説教題  「豊かに与える主」  高村敏浩神学生

 讃美歌 : 教会讃美歌 244番 263番 348番

 聖 書  : 旧約聖書 「イザヤ書」          55章1~5節

        新約聖書 「ローマの信徒への手紙」  9章1~5節

               「マタイによる福音書」   14章13~21節

   「渇きを覚えている者は皆、水のところに来るがよい。~

    耳を傾けて聞き、わたしのもとに来るがよい。

    聞き従って、魂に命を得よ。」    イザヤ55:1、3

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