無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

クルマいじりの自分用メモ2 Webasto Air Top 2000 FFヒーターのエラーコードとか

2025年01月06日 | くるま
キャンピングカーなどに装着されているWebasto社製のFFヒーターのエラーコード。自車に搭載されているものが点火不能になったのでいろいろ調べていたけどアフィリエイトがモリモリのブログとかリンク切れしたみんカラとかしか掲載が無かったので自分用メモとして。



エラーコードは、回転ノブ中央にあるエラーコードランプの連続した点滅で通知されます。
エラーコードは5 回の高速点滅の後、連続した長い点滅で通知されます。
コードの説明については、以下を参照。

F00 コントロールユニットエラー
F01 始動なし(2回始動試行後)燃料の確認
F02 失火(少なくとも3回以上)
F04 低電圧または高電圧
F05 着火不良 (と訳すべきか?)
F06 炎モニター(ガソリンヒーター)の不良または短絡
F07 温度センサーの不良または温度センサーの短絡
F08 ファンモーターの断線またはファンモーターの短絡またはファンモーターの過負荷またはブロック
F09 グロープラグの不良またはグロープラグの短絡
F10 オーバーヒート
F11 過熱センサーの不良または過熱センサーの短絡
F12 ヒーターユニットのロックアウト※
F14 オーバーヒートセンサーが正しく取り付けられていない
F15 セットポイントジェネレータの短絡

※F12注釈
ヒーターがコード F12 を表示する場合、これは「ロックアウト モード」を示します。これは、3 回連続して始動に失敗すると発生することがあります。

ヒーターをリセットするには
1. ヒーターがオンの状態で電源を切ります(ヒューズを取り外します)。
2. ヒーターのスイッチをオフの位置にし、電源に再接続します。
3. ヒーターコードがクリアされ、ヒーターが「ロックアウトモード」から解除されます。

Webasto FFヒーター Air Top 20005

クルマいじりの自分用メモ

2023年12月05日 | くるま
TRY230 1TR カムロード の オルタネーター を強化出来るんじゃないか的な発想からオルタの規格を調べた件。

付いてるヤツ
TOYOTA品番 27060-75311 DENSO品番 104210-8431
公称電圧 12V 公称電流 80A ステーター外径110mm プーリーから見た回転方向 右
プーリー外径 58.9mm プーリー有効径 52.5mm

互換で付くんじゃないかなのヤツ
TOYOTA品番 27060-75320 DENSO品番 104210-3942 規格 12V 130A
公称電圧 12V 公称電流 130A ステーター外径128.5mm プーリーから見た回転方向 右
プーリー外径 58.9mm プーリー有効径 52.5mm


X-boxのAC電源アダプタを無線設備用に有意義に流用する

2021年05月27日 | 無線機器
久々の記事更新なのである。
昨今の各種SNSの台頭により、掲載するネタを考えたり記事をまとめたりという一連の流れが面倒おっくうになっていたのだけど、そろそろゆるゆると何回目かの再始動をしてみようかなと思い立ち、ネタの一つとしてヤフオクでジャンクなモノを調達してみた。というのも、別なSNSのほうで「某リサイクルショップでX-boxの電源あったから買ってみたらそこそこ使えそうだよ」という情報から「そんな程度の加工ならおいらもちょっくら手を出してみっか、お安いし」という単なるノリの一部でもあった訳だ。

入手したAC電源アダプターの規格は以下の通り。(この銘板はまだ自分の肉眼で読み取れるレベルの文字である)

型番 HP-A1502R2
入力 AC120-127V
出力 DC12V12.1A , 5V1A


値段は私が入手した時点で約1,000円。
銘板を見ればお分かりの方もいらっしゃることとは思うが、マイクロソフト社のゲーム機 X-box のAC電源アダプターである。
これを何のためらいも無く開腹して中身を確認してみると、何のことはない普通のスイッチング電源なので、「これ、DC12Vだし無線用にそこそこ使えそうじゃん」と判断できるのだ。


ただ、世の中には「無線用の電源電圧は13.8Vと決まってる!それを12Vだなんて」という規格原理主義みたいな意見を強く主張する方もいらっしゃることは100も承知の上での内容なので、絶対13.8Vが必要だという向きは、ちゃんとした安定化電源装置をそれなりのお金を出して買って使っていただきたい、といったところだ。12Vで12Aの電源容量があれば、アマチュア無線機のV・UHFでハイパワータイプのモービル機なんかでも十分使えるはず。
しかし、この電源アダプタ、12Vの電源として使うにはいくつかのハードルが存在している。

ハードルその1
「ピン足の配置について」

このカプラーに見える電極の端子は8つ、このピン足がどういう役割をしているかを解析する必要があるのだが、開腹した電源基板を確認してみるとご丁寧に基板に書いてあるので悩む必要は無し。
結線を見てみると、
 +12V電源線
 +5V電源線
 電源起動線
 マイナス極
これだけである。

ハードルその2
「電圧、変えられないのか問題」

見ての通り、無負荷状態の電源電圧は12.3Vを示している。
スイッチング電源の基板上には必ず付いているであろう意味ありげなVRも存在している。
当然ながら「これ、ちょっと回したら電圧、変わったりするんじゃね?」と思うのが人情ってところ。しかし右に左にと動かしてみたところで電圧は微動だにしないのである。
「じゃぁさ、いろいろ定数を左右する用の誤差が小さい抵抗ってあるじゃん?!」ってところまでは思いつくものの、自分はスイッチング電源をイタズラしていて小爆発させたトラウマがあるのでこれ以上は触れないでおくことにした。

上記二つのハードルを軽く乗り越えたところで、「どうやって電源として使うのさ?」というところまで来たのでここで答えを。



電源プラグの上の細い2極のところに1kΩぐらいの抵抗をジャンパすると本体側にあるLEDランプがスタンバイ状態のオレンジ色から緑色に変わり、電源が投入される。
あとの6極は真ん中の3列全部がプラス極、下の3列全部がマイナス極、ただそれだけなのだ。
あとは配線を適宜ぶった切って電源オンオフスイッチを取り付けるなり抵抗をかましたまんまにするなりお好きにどうぞ、という感じである。
私は所有するあらゆる無線設備に POWERPOLE という電源コネクタを多用しているので、当然ながらその加工をして電波浴遊びに実戦投入するのである。電源電圧13.8Vにはこだわることなく、12Vで出来ることを楽しむのだ。

続・防災・災害通信はインフラに頼るな

2020年10月12日 | 無線系全般
かれこれ10年も前になるか、東日本大震災の発災以前、奄美大島周辺の集中豪雨による災害で通信が途絶してしまったことについての記事を書いた。
当時の記事リンクはこれだ。(ヒマな方は参考にどうぞ)
防災・災害通信はインフラに頼るな

この記事を書いた頃、未曾有の被害を出した東日本大震災も広島豪雨も熊本地震も北海道胆振地震も、さらにはまだ記憶に新しい2019年東日本台風などが起きる前のことだが、無線脳視点、当ブログ主としては「平常時のインフラに頼らないと成り立たない非常用・災害通信などは、いざというときに全く役に立たない」という主張は相変わらず堅持したままである。
そこで、昨今の自然災害が多発する環境において、いかに通信を確保するか?という課題について、IP無線の是非について考えてみる。
まず、「IP無線とは何ぞや?」というそもそもそれは何だ?についてはウィキペディア上の解説文に説明は譲るとして、IP無線って実際どうなのよ?について若干の俺様バイアスを含めて感想とか意見とか警鐘とか、雑多なことを書き残しておくことにする。

私の視点は、そもそもが無線と無線設備に取り憑かれた電波大好き無線脳の視点という所が出発点なので、電波を使って地点間通信を行うことが大前提なのは言うまでも無く、インターネットだとか有線電話回線なんかを経由して通信するのなんざ邪道よ邪道~、男は黙って直接通信!山上通信!中継するならマイクロ使え自営無線バンザイ!というスタンスであるため、おのずとIP無線などという、自分(自社)で管理できる範囲外かつ毎月基本料金のかかる中途半端でヘンテコな機械なんぞ批判的な立場にならざるを得ない。
しかし、しかしである。
とあるイベント事で実際ににっくきIP無線機を預けられて使ってみたことによって「そ、そこまで意固地にならなくてもいいか・・・な?!」という所まで脳内の雪解けは進んだ、かに見えた。だって、便利なんだもんあれ。
ボタン一発押したら持ってる人に同時に伝わるし、日本全国どこにいても使えるし、誰かが喋ってても割り込めるし、いやこれすっげー楽しーよ!などなど。

そんなIP無線も悪くないんじゃね?と思い始めた中で発生したのが2019年東日本台風、である。
主に東日本エリアの太平洋側、特に千葉県の中南部あたりで大きな台風被害がみられたこの台風、広範囲が停電になり、木更津市にあるAMラジオの100kW局、ニッポン放送の本局までもが停波!という事態にまでなったからさぁ大変。ニッポン放送の送信所内にある非常用発電機までもがダウンしてしまい大型発電機確保で東奔西走したという苦労話まで聞こえてきたのである。

千葉県の中南部では停電により携帯電話中継局の電源が落ちただけでなく、電柱を伝う通信回線も物理的に切断されたりして、携帯電話が使えなくなった地域が続出したのであった。当然、携帯電話回線を流用するIP無線も携帯電話基地局のダウンにより通信は断絶するのだが、そこで生じるべき疑問、
「あれ?IP無線って災害に強いって売り込みじゃなかったっけ?」「屋内でもIP無線機は通話可能! 災害時にも繋がる!」「データ帯域で通話だから災害時でもつながりやすい!」「 災害時には発信規制がかかって固定電話・ケータイ電話等の音声帯域はかかりづらくなりますよ、だからIP無線!」
という謳い文句あったでしょ、そこ、どうなってんの?と。

何てことは無い、「電話回線そのものが切れたら現場はそんなもん(IP無線)使い物にはならないのである」

Googleの検索で「IP無線 災害時」などと検索してみると表示される内容は、「IP無線機は、災害時のBCP対策の一環としても有効!」とか無線機器に強い通信業者様がせっせと書いちゃってるんだけど、そもそも非常時っていう非常の規模とか災害のレベルを定義してないとIP無線万能!なんて誤解する人でるでしょうに。そこ、冷静に考えようよ?と思うのである。言い方悪いけど基本料金稼ぎっすよあれ。
参考まで、私の仲間が災害時ではない平常な時に、仕事でN県の花火大会にIP無線を持って行ったら「花火が始まる前も花火が終わってもしばらく使えなかった!あんなのゴミだ!」と騒いでいた。当然である。IP無線は携帯電話の通信回線を使うんだから、大規模イベントで人が集まるところでも基本ダメなのよ。狭いエリアに何万人ものシロウトさんが集まって「映え~」とか「なう」とか書きながら「花火動画うp!」などとやらかしてる中でどんだけボイスパケット飛び交わすこと出来るんかよと。

無線脳の結論としては、10年前に書いた記事をふまえて考えた現状でも「防災・災害通信はインフラに頼るな」「IP無線は非常時や災害時では当てにするな」という所に行き着くのであった。
どうしても非常時にも使いたいよねという向きは、 mcAccess e無線機とIP無線機が合体したサービスがあるから、mcAccess e の通信エリアが含まれたエリアで使うのであればまぁアリかな、と言ったところである。

NanoVNA をポチッとな

2019年08月20日 | 無線機器
怪しい無線仲間が「これ、なかなか使えるよw」というので、NanoVNAっつう道具を調達。
このNanoVNAというものは、Nano(サイズの)VNA(Vector Network Analyzer)である。
(実際にNanoサイズだったら小さすぎだろうに)
俺ら(誰?w)で言うところの「ネットアナ」だ。

その性能は?というと、

Basic performance:
PCB: 54mm x 85.5mm x 11mm (No connector、switch)
Measuring Frequency: 50KHz ~ 900MHz
Radio Frequency Output:-13dbm (Maximum -9dbm)
Measuring range: 70dB(50kHz-300 MHz), 60dB (300M-600MHz), 50dB (600M-900MHz)
port SWR: NANOVNA IS A $50 VECTOR NETWORK ANALYZER

とりあえずの感想は?というと、アンテナを自作するような人は迷わず買え!というレベルではある。
Nano VNA は良いんだがNanoだからってここまで小さくしなくても良い。
いろいろ書きたいことはあるのでこれは続報にて。

1/4λアンテナはバカに出来ない

2018年11月08日 | アンテナ
無線通信に必須なアイテムと言えば、用途に応じた無線機を用意するのはもちろんのこと、アンテナが無いと始まらないのはご存じの通り。
趣味のアマチュア無線の世界で考えてみても、複数のアンテナメーカーが存在し、運用する周波数帯域に応じたアンテナがたくさん販売されているから、無線設備と同様にアンテナの世界も奥が深い。
無線通信はアンテナに始まりアンテナで終わると言っても過言では無いだろう。
しかしアンテナは可能な限り高い性能を持ったものを使えば良いか?となると、そこは人それぞれいろんな考え方があって、長いの短いのだけでなくて大きいのや小さいの、目立つのと目立たないのという用途などなど、好みも分かれる面白い世界でもある。無いものは作ってしまえぃ~という人もいれば、いま手元にある物を流用してどうにかしてみよう~という人も当然いるワケで。

んで、今回は「いま手元にある物を流用してどうにかしてみよう~」というテーマでアンテナに関するウンチクを語ってみることにした。
今回ここで取り上げるのは、プロ用、業務用と呼ばれるアンテナを、いかに自分好みにするか?という部分にスポットを当てて簡単な実験をし、地味に活用するネタにするものだ。
きっかけとなったのも、某所よりVHF帯業務用無線局用のアンテナエレメントを大量に頂戴したというのが始まりで、同じような特性のものをたくさん持ってても使い道が限られるので、何本かを用途に応じたものに作り替えてしまえぃ~という感じ。


特性不明なアンテナもあるが、150MHz帯1/4λのアンテナがいっぱい(笑)

これを簡単な計算式に当てはめ、デジタル簡易無線(登録局)用に改造してしまうのだ。
まず、アンテナ長を決めるに当たり、使いたい周波数の波長を求める必要があることから、電波の波長を求める公式を使用。

波長= 1秒間に電波が進む速さ ÷ 周波数 という基本式に当てはめ、電波が1秒間に進む速さ= 299,792,458 メートル ÷ 周波数(Hz)だから、
計算しやすい値で丸めると、波長(m) = 300 ÷ 周波数(MHz) で求める。(細かい理屈はググるなりして)

いま自分が欲しい周波数のアンテナは、デジタル簡易無線(登録局)用のアンテナだから、周波数は351MHz(小数点以下は気にしない)、すなわち300÷351で1波長が求められる計算。
ただし、大したことを考えなくても出来るアンテナは、1/4λ型のものという前提のため、単純に当てはめると、1波長= 300÷351 = 0.8547 m となり、それを4で割ると0.2136m≒ 214 mm となる。
しかし、空気中の伝搬と同軸ケーブルを通した伝搬とでは、使用しているケーブルの材質により伝搬速度と減衰率が変わってくるので、このまま波長をアンテナの長さとして当てはめるわけにはいかず、波長に一定の係数を掛けなければならない。(アマチュア無線で言うところの「同軸短縮率」、一般的には「波長短縮率」「速度係数」とか「伝搬速度減衰率」をググって)

ここで使用する係数は、同軸ケーブルの波長短縮率としては一般的な数値である「80%~90%」とするものの、一旦エレメントを短く切ってしまうと後の祭になるので「とりあえず単純に波長に 0.9 を掛けてみっか」ということでウヤムヤにしてしまいます(笑)。
よって、 300 ÷ 351 × 0.9 = 0.7692 m の1/4、0.7692 ÷ 4 = 0.1923 ≒ 200 mm 、すなわち20cmのアンテナを作ることにした。


エレメント、ブツッ!
はい、全長20cmのアンテナ出来た~





これが出来たアンテナエレメントを、業務用アンテナでおなじみな日本アンテナ製の吸盤っぽいマグネット基台に取り付けてクルマの屋根に乗っけてアンテナアナライザーで測ってみた結果。
某オクで千円程度で買えるアンテナを適当にちょん切って得られる結果としては上出来である(笑)

エーオーアール(AOR)製のアンテナ A505F の特性を見てみる

2018年10月09日 | アンテナ
かねてより、エーオーアール製の A505Fという、消防救急デジタル無線受令機 AR-F100 , AR-F400 用のオプションとして販売しているアンテナが気になっていた。
気になっていた点は、150MHz帯,270MHz帯,351MHz帯,466MHz帯というマニアにとってはかなり美味しい(笑)周波数帯をカバーしているというところ。(ただし受信専用)
エーオーアールダイレクトという AOR 直販サイトでも売っていたので、「これはちょっと試してみなくてはいかんだろう」という衝動に駆られて、イタズラしてみることにした。


これがその美味しい周波数帯いいとこ取りの A505F アンテナの勇姿である。
ぱっと見は何の変哲も無いアマチュア無線用のアンテナって感じだ。

で、イタズラするにあたり、本来なら車上なり通常使用の状態でやるべき所なのだが、与えられた条件が良くなく、木製の手すりに載せた日本アンテナ製のマグネット基台に当該アンテナを取り付けた状態のまま計測することに。
なお、使用したアンテナアナライザーは、Rigexpert製 AA1000 である。
本来ならクルマのボディアースが効いているという前提なのだが、今回の評価はその辺をさっ引いて性能を妄想していただこう。



左からセンター周波数が154MHz、274MHz、351MHz、466MHzという順である。
私の経験上、「VSWRが2.0以下は実用の範囲内である」という判断の下に表示された特性を考えてみると、受信用アンテナとして使うには合格点を与えることが出来る。もちろん、カタログ上の謳い文句から考えても合格範囲のようだ。
メインが消防救急デジタル無線を受信するためのアンテナというだけあって、273-275MHz帯の特性はさすが専用!というお見事なもの。
アースが効いていないこの状態で使うと、144/430MHz帯のアマチュア無線用、デジタル簡易無線登録局用にバッチリ使えそうじゃん?!という妄想が膨らむところだが、この A505F というアンテナはあくまでも受信用として売られているものであるため、今回の検証はここまで。

送信技術に賭けた30年「ラジオのチカラ」(5月8日(火)放送 JOQR 文化放送 大竹まことゴールデンラジオ)

2018年05月09日 | ラジオ
「ラジオをテーマにした番組コーナーの取材を受けたよ、RCC 中国放送の話が文化放送ラジオに出るよ」という情報を当の本人(笑)からいただいたので、ラジコ(Radiko)を使ってJOQR 文化放送を聴取した。
氏は私の共通の知人から紹介を受けて、東日本大震災による津波浸水被災地における電磁環境調査の実施、仙台高専広瀬キャンパスにおける「ラジオで学ぶ電波の世界」という中学生向けの公開講座でも(LFのM氏と一緒に)講師をしたという経緯がある、ラジオや電波の業界において後進を育成することに熱い想いを持っているお方なのである。氏の永きにわたるラジオに傾ける情熱を勝手に記念して、番組内のナレーションをテキストに書き起こしてみた。


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2018年5月8日(火) 14時頃からの JOQR 文化放送、「大竹まこと ゴールデンラジオ!」内、「大竹発見伝 ~ザ・ゴールデンヒストリー~」(提供:積水ハウス)

日々、黄金の歴史あり、ザ・ゴールデンヒストリー。
今週は、「ラジオのチカラ」というテーマでお送りしています。

(ナレーション:大竹まこと)
広島県にある放送局、RCC 中国放送。近藤寿志さんは59歳。放送機材を扱う技術部一筋で勤めてきました。近藤さんは、地元広島の生まれ。電力関連の仕事をしていた父親の影響で、小学生の頃から機械いじりが大好きでした。特に、思い出に残っているのは、ラジオを作ろうという科学雑誌の特集です。完成させ、音が出たときは、たまらなくうれしかったと言います。中学時代は深夜ラジオ、高校時代はアマチュア無線に夢中だった近藤さん、将来の仕事として、放送業界を意識するようになります。工学系の大学を卒業し、22歳の時、地元のRCC中国放送に入社。憧れだった世界で働き始めました。入社から4年間はラジオの現場、その後、3年間はテレビの現場に配属され、下積みを経験します。スタッフの人数が少ない中で、テレビカメラを一から勉強し、担当したこともありました。30歳の時、電波管理の担当となり、40代に入ると、送信所の移転事業に携わります。近藤さんが採用したのが、広島県内に電波のエネルギーを集中させるという技術。これにより、聴くこえ方は大きく改善、さらに、聴取エリアも拡大されました。当時、ラジオリスナーの間では、「RCCの音が変わった」、「こんなところでも受信出来た」など、広く話題になったといいます。「うれしいですよね、反応があると、まだまだラジオ、聴いてもらってるんだ、って思います。しっかり作っていただいた番組をしっかり届けるのが、私の仕事。やり甲斐があります。」他にもパソコンで電波の届き方の実験が出来るソフトの開発や、ワイドFMのスタートなど、放送環境の整備に努めてきた近藤さん、以下にたくさんの人に、より良い環境で電波を届けるか、それだけを考え続けた30年でした。

RCC 中国放送では、5年前から小学生が夏休みの時期に、ラジオを作る体験教室を開催しています。作っているのは高い建物の多い地域でも、良い音で聴ける感度の良いラジオ。これには近藤さんの想いがありました。その日だけの工作体験では無く、子どもたちに、放送を聴いて好きになってもらいたいのです。そのためには、ずっと使える良いラジオが必要でした。「音が出たとき、みんな良い顔するんです。いやぁ、好きになって欲しいなぁ」ラジオを作った子ども達が、いつの日か、自分のように放送にかかわる仕事に就く、そんな未来を近藤さんは描いています。

~松任谷由実「翳りゆく部屋」~

(ナレーション:はるな愛)
近藤さんが中心となって開発された、パソコン上で電波の流れをシミュレーションすることが出来るソフト、「エリアかくべえ」は全国の放送局、国の機関でも使われています。お休みの日の午前中は、今もラジオを聴いているという近藤さん。何かしながら楽しめるのもラジオの魅力だとおっしゃっていました。今日お掛けしたのは近藤さんの大好きなアーチスト、ユーミンで「翳りゆく部屋」でした。

ザ・ゴールデンヒストリー、今週はラジオのチカラというテーマでお送りしています。
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ネットが繋がったスマホがあれば音声や映像に関してもいろんな事が出来るこの時代ではあるけれど、テレビや動画配信などではなく、敢えて、電波を直接送って受ける方式の音声だけの放送、「ラジオ」の重要性は今後も変わらないのだ。(願望を含む)


この、文化放送の大竹まことゴールデンラジオ内の「ザ・ゴールデンヒストリー」というコーナーは、北海道のSTVラジオでやっていた「日高晤郎ショー」でいうところの「北の出会い」のようなもんか。(分かりにくい例えw

「351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の移動範囲に「日本周辺海域」が追加(追記)」の追記

2018年04月13日 | 無線機器
私は無線局免許関連の手続きを行う際、基本は電子申請で行っているのだけど、住基カード(電子認証のカード)が新しくなったついでに、過去に書いた記事の 351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の移動範囲に「日本周辺海域」が追加(追記) について、移動範囲の変更登録申請をやってみた。
前回の記事に書いたのだが、総合通信局管内というのは陸上であるという前提だということなので、自分の登録状のままでは海上で簡易無線局を運用すると電波法違反に問われるからだ。
この電子申請の入力フォーマットには、アマチュア無線の申請様式のように陸上・海上・上空という部分が無いので、いちいち入力しなければならない。

では今回の要点として、移動範囲を「○○総合通信局管内の陸上及び日本周辺海域」にするための入力のコツである。


移動範囲を変更するので移動範囲をチェック


当該総合通信局の部分の備考欄に「管内の陸上及び日本周辺海域」

※関東から沖縄までの総合通信局の項目全部!に入力をしなければなりません!



変更申請(届出)をする理由を簡潔に入力する。ここでは「個人的用務の遂行にあたり、陸上だけでなく日本沿岸及び日本周辺海域においても簡易無線局の使用を予定しているため」と記載した。(ただし予定は未定である(笑))

これで登録されれば晴れて海上での運用が可能となるわけだ。

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2018/04/17 追記

変更申請(届)審査完了。
4/13に入力して週明け4/17に審査完了。
電子申請のPC環境を作る最初はちょっと面倒くさいけど、電子申請はやっぱり仕事早い!
日々、無線関係を適法・合法的に運用する人は住基カードを使ったほうの申請は是非ともやるべき。(総務省の回し者状態w)


スズキ アドレスV125G のヘッドライト球交換

2018年04月11日 | 旅行
近所のお買い物用とたまの通勤用に使っているスズキのアドレスV125Gスクーター(CF4EA)がある。
ある日、エンジンを掛けた直後にヘッドライトのロービーム側が切れやがったので備忘録としてまとめておく。

1.ミラーを外す
2.左右ハンドルグリップ直近の+ネジ2つを外す
3.正面のライト下にある+ネジを外す
4.ライトのカバーをパカッ!と引っぱって外す(ツメをやっつけないようにビビりながらやる)
5.電球のソケットを押しながら左に回して電球を抜く(カプラは引っこかなくて良い)



コイツはググるとあちこちのアフィリエイトに引っかかるので検索するのはなかなかのクセモノである。
丁寧に調べていくと、この電球は、口金の規格が P15d-25-3 とかいうやつで、この規格に合う電球は主に下記の三種類であった。

いずれも12V 40/40W の電球で、
・スタンレー製の品番 14-0348 カタログ番号 NO.124 箱にはT15と記載(参考:Yカメラ通販で定価2,376円が1,130円で売ってた)
・RAYBRIG レイブリッグ(スタンレー) 品番 RR98
・エムアンドエイチ マツシマ 品名 PH12 品番 102 (参考:N海部品で 2,000円ぐらいしやがる)
・小糸製作所 koito 種別 MH6 品番 0741(ワット数は下がるが 0412 でもいけそう?)

ちなみに口金規格の P15d-25-3 というのは、口金形式がP、口金胴の外形が15(mm)、接点の数がd(dダブル=2極)、ツバの外形25(mm)とか言うらしい。(小糸製作所カタログより)
(最後の3ってのは照射角度かなにかかな?) 



スクーターの電球の規格を探している人の参考にされる方は、くれぐれもご自分の車種と品番を確認の上、自己責任で調達してください。