無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

オール東北コンテスト2012

2012年04月23日 | コンテスト
オールJAコンテストの前哨戦(となるかどうかは別)として、耳慣らしでオール東北コンテストに参加してみた。
部門は7MHzシングルバンド。



クルマの後部座席に無線機を置き、膝の上にはノートパソコン、肘掛け前にはベンチャーパドル。ん~、気合いが入ってないのは一目瞭然。それでも、外では発電機を回し、電源と灯りを確保しての参戦だからやる気がないわけではないのだが、運用を開始して問題発生。PC経由のCWがやたらバタ付くのだ。
CQを出して数ワード打った頃に符号がネバってきて、符号にならない状態に。送信を止めてカラ打ちすると何ともない。
「んあー、回り込みかぁー」
それもそのはず、アンテナはクルマの屋根の上、電源ラインも信号ラインも取り回しはテキトー。
かといって、こんな出先にフェライトもフィルタも持ってきていない。
なんとか手打ちと無線機側のメモリーでしのいだけど、ハンパに準備するとこうなる訳で。(反省)

JG7UBP/7 599060103 (移動地:宮城県仙台市若林区 河川敷の土手)



2012/04/24 追記
JARL宮城支部のコンテストページにて、メールでのログ受付状況が掲載
http://www.geocities.jp/miyagiradio/page014.html

秋葉原「マイクロパワー研究所」特製、PA0RDTっぽいMiniアンテナキットの製作

2012年04月20日 | アンテナ
いつぞやもお邪魔させてもらった、秋葉原の「マイクロパワー研究所」が出している、PA0RDT Mini-Whip アンテナとコンパチで、長波帯から30MHz程度まで使える・・・というアンテナのキットを購入してみた。

本家のモノやら、似たようなヤツやら、ネットを捜すといろいろあったのだが、これは何にしろ価格が安いのだ。注文の連絡をして代金を振り込んだら、ほんの2日後にエクスパックが到着というスピーディさ。まぁ荷造りのタイミングもあるだろうが、手作り系の通販にしては最速のレベルと言っていい。

で、私は基本的にこの手のおもちゃ(失礼!)は、すぐに開封してイタズラしたいオコサマなので、早速、製作にかかってみた。



基板や部品は至ってシンプル。
しかも、基板上はR2とかC4という表示ではなく、ご丁寧にも取り付ける部品自体の数値が書いてあるので、いちいち説明書や回路図を見ずとも、数値が読めさえすれば部品を植えていくことができる。
何も難しいことが無いので、電源部分とアンテナ部分の半田付けは、ものの10分程度で完了!である。


しかし、大変なのはここから。
ケースの加工・穴開け、配線のほうが手間なのだ。
幸いにも、昼休みのメシの後に職場で作っていたので、ドリルは使い放題。
なるべく綺麗に穴を開けて配線し、作業完了。



さっそく安定化電源から電源を供給し、簡易動作確認のため電流を測定。
説明書によると、40mA程度であればOKのようだ。
その後、試しにペルセウスに接続してみた。
試験の結果・・・、「!!!!!」

この後のインプレッションはノイズが少ない環境で試してからアップしますが、「も、もう一つ、か、買っておこうかな」というレベルであることは間違い無い。
ちなみに、AR8200mk3でAMラジオを聞くと、バンド内で混変調を起こすぐらいなのだ。

2012/4/20 21:48追記



たったあれっぽっちのアンテナでも、こんな感じで受信できます。
うちは、かなりロケの悪いところにある住宅密集地のマンションだけど、そこのベランダにぶら下げた程度でもこのぐらい聴こえるので、ノイズが少ない原っぱとかに行ったらどうなるのか楽しみですわ。


2012/5/7 11:50追記
秋葉原「マイクロパワー研究所」さんのHPに、このページのリンクが(笑)
しかも、いまこのキットを購入すると、表面実装タイプの1:1アイソレーショントランスをオマケで付けてくれるそうです。(私も別途頂戴しましたが、基板のパターンを削ったり空中配線をしたりして、取り付けには少々苦労しましたが、取り付け前後で、何となくノイズフロアが変わった気がします。)

2012/5/14 09:00追記
梅雨入り前は最後になるであろうキャンプに、このPA0RDTっぽいMiniアンテナを持って行き、使ってみた。
さすがはキャンプ場、ノイズレベルが低くてラジオを聴くには最適な環境だ。しかも電源はポータブルバッテリー、電源からのノイズは無いに等しい。
早速、アンテナをランタンスタンドにくくりつけ、受信開始!


参考まで、パイプを外したアンテナ本体の基板の様子がこれ。
それにしても、たったコレっぽっちのアンテナなのに、なんでガンガン入感するのだろう。


1440kHzのSTVラジオを聴いてみる。
時間は17時台なので、当然ながらメリットは良い。


40kHzや60kHzの標準電波もガッツリ入感、そして夜間になると、バンド内の受信状況はもう大変なことに。
AM放送帯域を9kHzステップでどこを回してもどっかの局は受信する、いわゆる「ウハウハ」な状態。
比較用に、AOR製の広帯域アンテナ、SA-7000を持って行かなかったことが悔やまれる。さらに、ペルセウスとパソコンなんかを持って行こうものなら、「キャンプに来てまでアンタ何やってんの!?」だわ。

使用受信機:FAIRHAVEN製 RD500 RADIO DATABASE

アナログテレビ地上波停波の日

2012年04月02日 | 無線系全般
大震災の影響で実施が遅れていた東北3県(福島・宮城・岩手)の地デジ化移行(つーか、アナログ停波)が完了した。
何十年も続いてきたアナログテレビの歴史の幕が平成24年3月31日に下りた訳だ。



無線な脳ミソで考えると、「電波が出ていたときと停まった時の差はあるのか?」と思いつく訳で(ん?思いつかねーって?)、どうせなら測って見比べてみようかね~と、測定器を担いで測りに出てみた。



上下の画面は、停波前と停波後である。
見た目では、「これ、何が面白いの?」という部分はあるけれど、23時59分きっかりにNHKが消え、その遅れること20数秒後にTBCが消え・・・というのを見れたのは良かった。(自己満足)
仙台地区の他のチャンネルも事前と事後に記録しておいたので、あとで差分を見比べてみるか。


各種条件
 Center 99.0MHz
 SPAN 50MHz
 RBW 10kHz
 VBW 10kHz
 SWP 1.0s

スペアナ
 アドバンテスト R3131A
アンテナ
 第一電波 D130
測定場所:仙台市若林区