無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

視線の先にはいつも鉄塔とアンテナと局舎

2015年06月10日 | 無線系全般
なんとなく栗駒山に赴いてみた。
栗駒山は、山体が宮城県、秋田県、岩手県の三県にまたがる山で、山頂部は宮城県と岩手県の境界になっていて、二百名山の一つに数えられている標高1,626mの活火山である。

別に山登りをしようという訳でも無く、アマチュア無線をやって電波をガンガン飛ばしてやろうという訳でも無く、ラジオや無線を聴きに行ってきたのである。栗駒山の「いわかがみ平」と言えば、高いところが好きなアマチュア無線家が気軽にクルマで行けて、電波も良く飛ぶ高所の一つであるが、自分の興味はその途中にあった施設に。


今は無き、「いこいの村栗駒」の土地の横にじゃじゃーんとおっ立ってる防災無線と思しき中継局。
左が2014年9月の時点、右が2015年5月のものだ。
この施設は、すっかり運用周波数帯が変わり、監視カメラまで設置されている。
このカメラがよく動くシロモノで、設定されているであろう複数の監視点にレンズを向けていたと思ったら、こちらが近くにクルマを停めたとたん、こちら側に向いてロックオンしてくれた。(と感じた)


一方、その「いこいの村栗駒」跡地の反対側の端っこには、気象庁が設置した火山観測用の局舎が設置されていて、気象庁の資料によると、速度型地震計・傾斜計・地中温度計・空震計が設置されている。センサは深さ100mのところにあるそうだ。
今のところ栗駒山は静かのようだけど、このまま落ち着いててくれたらいいなと思う。

昨今、火山活動が活発になりつつあり、地震の発生も多いから、こうした観測設備は充実すべきところであるが、「大規模噴火は数千年に1度なのに24時間の監視が必要なのか?」とかいう、事業総括も責任も取らない無責任な事業仕分け劇のおかげで、その翌年の火山観測の予算をガクンと減らされた気象庁も何かと多難だよな。気象庁は、ただでさえ予算が少なくてアメダスなどのメンテナンス費用もカツカツだというのに。(その代わり、職員側に技術的なスペシャリストが多いのは良いことだと思う)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

趣味用電源のプチ自給自足生活を考える

2015年06月03日 | 自作
最近、小高いところから平野を見渡したとき、目立ってきているのが、休眠地とか山の斜面とかに設置してあるソーラー発電のプラントである。緑の山々の間に黒々とした人工的な場所、里山の景色が軒並みぶっ壊されていることに対し、批判の声が表に出てこないってのも何とも変な話。
これは、暗黒の3年半と言っても過言ではないアホな政権時代、あっち系の政商が裏で糸をひきつつ強引に通した再生エネルギー関連の法律のおかげであり、このおかげで一般家庭の庶民から幅広くカネを集めるしくみが出来てしまった。(※個人の意見です)
そして、何の法律根拠にもよらず、総理大臣の一声で、さっきまで稼働していた発電所が止められてしまうという強権発動に対し、誰もツッコミを入れることもなく、怖いの危ないのという感情的反対論しか聞こえてこない世の中ってどうなのよ?という話もここでは控えておくが、安定した電力を今まで何も気にせず使いたいだけ使ってきた状況が、危機的な状況を迎えていることはまぁ間違い無いだろう。この手のモノゴトは、イチかゼロか、好きか嫌いかという選択肢はなじまない・・・と私は考えている。

ってなメンドウな話はさておき。
今回は、世の中を騒がせるようなそんな大規模な話では無く、オッサンのお小遣い程度の出費で太陽電池パネルとバッテリーを組み合わせて遊んでみよう!という思いつきの話で、海外の通販サイトからアイテムを購入したんでそれをネタにしてみようという流れだ。

CMTP01 ソーラーチャージコントローラー (Model CMTP01-DU5A SOLAR CHARGE CONTROLLER)
リンクは貼りませんが UEIUA という会社の製品です。 http://en.ueiua.com/supply/56.html

簡単に言えば、太陽電池から入ってきた不安定な電気を、安全にバッテリーに充電するための一定電圧に制御してくれるという便利な箱なのだ。しかもコレにはUSB電源出力と12V出力端子が付いているので、なかなか便利そうである。(ただし、ちゃんと稼働するかは謎)

ここで、有無を言わせずケースを開けて内部を確認してみる。


12Vのバッテリーを使って、何としても商用電源に準じたAC100Vにして使うのだ!という発想は今のところ無くて、消費側をなるべく直流のまま完結するほうが自分の目的に合致する。
よって、[ソーラーパネル]→[コントローラー]→[バッテリー] を組み合わせ、お天道様の力を借りて、クルマで使うようなテレビなり無線機なりの電化製品が適当に使えれば、このオアソビは成功!ということにする。
電気が通ってない掘っ建て小屋とか山小屋なんかでLED照明を使うとか、ケータイでも充電しとくか、なんて使い方を想定している。

-----
2015/06/10 追記

手持ちのソーラーパネル(定格12w)を大自工業のSG-1000ポータブルバッテリーに繋いで充電してみた。


このSG-1000ポータブルバッテリーは、NP7-12型シールドバッテリーが内蔵してあり、充電回路にはLM317レギュレーターが使われているので、チャージコントローラーを使わずとも、定格電圧が18V程度のソーラーパネルであればダイレクトに接続して充電が可能である。(チャージコントローラー買わなくて良かったじゃん)
ただし、ソーラーパネルの出力側に整流用のダイオードは必要。
コレがあれば、昼間は充電しておいて夜に適度に使うというのが可能。

自分の経験上、中華ソーラーパネル本体に定格出力が書いてあったとしても素直に信じないで、実際の性能値はその半分ぐらいだと考えていれば、ハズレなパネルを入手しても腹は立たない・・・と思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする