12月13日(日)に神戸元町の上屋劇場で行われたジャズ研の定期演奏会
毎年、この引退マジカの演奏会には出演者の思いがたっぷり詰まった演奏が聴けます。
今回もとてもいい演奏でした。色々感想を書きたいのですが、うまく書けずにいます。
まずはコンボ演奏から始まりでした。トップバッターは
●鳥實コンボ・・・残念ながら、まだ当方準備中で、ちゃんと聴けてませんでした。
●長野コンボ「ハモリ隊」はNPSOのSX陣がコンボを組んでたのですが、スローやミッドテンポの曲でハーモニー中心にやってくれました。
1/ The Midnight Sun Will Never Set
2/ Stille Nacht (Silent Night / 聖しこの夜)
3/ Katy
4/ Friends・・・これはas奏者のJim Snidero氏のアレンジだそうで、いい曲です。
・クリスマス関係の曲もいくつか演奏されてました。
コンボ演奏にはこの他に、以下のバンドが登場
森拓郎コンボ
光山コンボ
中山雄貴カルテット
<休憩を挟んでBigBand演奏へつづく>
Big Mountain Jazz Orchestra
今年のBMは聴かせる曲が多いというか、バックがしっかりしてる感じ。で、ソロは人それぞれで発展中の方もいますが、それとても将来の様子を予想しながら聴く楽しみもあるようです。
<休憩を挟んでBigBand演奏へつづく>
New Port Swing Orchestra
最初はThe Git での華々しいスタート. Ds灘上とPf白川千世の刻みにTpが、そしてTbが応える。その後よっちゃんのTsがブイブイうなる。全体でひとしきり盛り上げた後、Dsソロへ
2番目にはTp陣をフィーチャーしたScoot、Pfの駆け出しの旋律からGtとDsの軽い刻みに合わせて、メロディーとソロを次々に回していく素敵な構成の曲でした。
3番目は再び激しいI'm Shouting Again
最後にPfが心地よい合いの手を入れて終わる。指揮の村上恭央氏の決めポーズが良かった。
4番目はI Remember Cliffordのバラード。部長の青木陸が甘い音色で滔々(とうとう)と唄うように音をつないでいく。心にしみる一曲であった。バックの支えもしっとり感を崩さないのがいい。Youtubeのコメントに "Very beautiful tune." とあった。
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5番目はまた激しいPf白川千世をフィーチャーのThere Will Never Be Another You
権田のベース、村上のGt、灘上のハイハットがしっかり支えてる感じ。
途中で曲調を変えてPfソロが入り全管での最後の一音を村上がしっかりまとめる-とても心地良い終わり方。
6番手からは山野ビッグバンド・コンテストで勝負した思い入れの深い3曲が演奏された。
6・Dimension Blue ソロ演奏はないが、Sxのソリが素晴らしかった。
7・Sunset Glow コンマス中山のメロウなソロを生かしたバラード、
その間奏でのSxのソリに加えた音の表情がなかなか素敵だった。
8・Magic Flea ここでは前の曲でバラードで酔わせた中山が打って変って高速で高音を繋いでの圧倒されるソロを決めてくれました。
アンコール
・・Moment's Notice 我が応援するas鮎ちゃんがソロをやりました。良かった。!
アルトながら低音の豊かな音はそれだけで聴く価値があると思う。
でもまだまだもっともっと良くなりそうです。(^^)
鮎ちゃんは今年で引退とのこと、次の演奏機会はいつになるんだろうか??
意外に早く高砂周辺で聴けたりすると嬉しいのだが・・・
全体として、NPSO2009は、非常に「き」がつくほどのまじめな演奏スタイル、
一人MCでスーパーハイテンション中田君も今回はそつがないという感じで、
でも早口でつっかかって曲名が聞き取り難いのは相変わらず(笑)
Tp陣のハイトーンのミスがないのはNPSO2009の良いところ。
そういうところも、バンドとしての質の良さにつながったと思えます。
こうやって、感想を冷静にまとめたりしていると、気づいたことが一つ。
Tbのソリとかハーモニーを聞かせる場面がやや少なく物足りない感じだった鴨。
それは選曲で整えていくしかないんけど。
今日の曲はアップテンポで激しい曲が中心でしたから、バラードがあったとは言え
まとめてみると単純な味だったかも。
Pfの白川さんは、「ほんのジャズ」には引退組に紹介してありました。
来年もと期待していたのだが・・・残念!!
来季のPfは石川君かな?私は新井ちゃんに期待したい・・
来季のコンマスが見当つかないが・・・Dsの二人がリーダーになる?
この日撮影したステージ写真はこちら
今年夏に行われたサマーライブの日記はこちら
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