光と風の世界3

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NABL感想

2011-06-21 | 音楽

2011.6.19に神戸ハーバーランド、スペースビルで行われました。

一番目広島のティッツ 3曲とも素敵な選曲とビッグバンドのアンサンブルを堪能できる演奏で、今日のNABLの素晴らしさを代表するかのようなパフォーマンスでした。前夜明石のPOCHIで行われた対バンライブと打ち上げの疲れも見せずに、司会の三浦さんも絶賛でした。3曲目のサックスでのバップバトルは聴き応え十分。観客は後半に比べると空席が多い状況でしたが、これを聴き逃した方は残念でした。今年20周年なので何か記念イベントをやるそうです。

1. John Brown's Other Body / Traditional

2. The Shef's Rash Has Cleared Up Nicely / Paul Higgs

3. Battle Of The Bop Brothers / Matt Catingub

2番目は滋賀のミュージック・エース・オーケストラ

2. For Lena and Lenny / Quincy Jones

は好きなんです。情感豊かなテナーソロは西村由香里さん。

3番手は私のお気に入りバンドの一つ明石の Mate Jazz Orchestra の登場

1. On The Street Where You Live / Frederick Loewe

2. Take The "A" Train / Billy Strauhorn

3. Polka Dots and Moonbeams / Jimmy Van Heusen

4. Stompin' at the Savoy / Edgar Sampson

4番目のバンドは徳島の New Sound Waves Jazz Orchestra

<ここで失礼して休憩タイム>

5番目のバンドは富士通テンビッグバンド、演奏曲はすべて有名曲でした。アルトの坂田雅枝嬢一人で何もかも切り盛りしてる感じでしたが、アルトのソロは良かったです。ついでに衣装もクイーン・ビーみたいなのを着ておられました。(笑)創立1年とか・・・それであれだけまとまるなら、今後が楽しみです。

6番目のバンドは京都のGroovin' Cats Swing Orchestra

1曲目はボーンパートのフィーチャー曲でした・・・、2曲目はネスティコの新曲らしいですが・・・、どれもなじみがないのもありますが、今一つ乗れなかった(^^;

1. The Four of Us / Sammy Nestico

2. Rare Moments / Sammy Nestico

3. When Lights Are Low / Benny Carter

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7番目のバンドは和歌山のSuper Groover Jazz Orchestra

比較的ハードな曲を演奏されるバンドですが、女子高生ドラマーみさきチャンが出だしから存在感を発揮。他のバンドのドラムより一段と音が大きいのにうるさくないというハイレベルな演奏を聴けました。そういう風に感じるのはあまりないことです。プロでは小山太郎さんのドラムでは毎回感じてますけども。隣のTiTiさんも同じような印象だったようで驚いてました。うるさいドラムとうるさくないと感じるドラミングはテクニック上の何が違うのか誰か教えて戴きたいものです。

1. Nutville / Horace Silver  ds中道みさき、tp宮永京介、ts東光博

2. Mannix / Lalo Shrifrin  tp宮永京介、as中島あきは

3. Ballad for a Rough Year / Frank Mantooth as中島あきは、ds中道みさき

4. Augusta Nights / Jeff Jarvis  これにエリック宮城さんtpソロで共演

エリックさんはソロの後半で2連符の連続音をずっと出し続け、とてもスムーズな循環呼吸による発音を続けられて、やんやの喝さいを呼び起こしました。間近で見てても特別な呼吸を行ってるとは全く分からなかったほど自然な姿でした。途中で傍にいた東さんにピストンを代わりに押さえてもらうなど、遊び心たっぷりでした。

8番目はアマチュアバンドと言いながら、個々人はプロも多いという実力MAXのバンド

Global Jazz Orchestra が登場, ゲストのプロの方も加わり贅沢な時間でした。

1. Forever / 枡田咲子

2. Darn That Dream / Jimmy Van Heusen :As 宮崎隆睦

3. Nancy : As 古谷充

4. Crazy, but / Tom Kubis :As 古谷充&宮崎隆睦

アルトのおふた方が演奏に加わり、美しい音で素晴らしいソロを披露してくれました。特にTom Kubisの曲では二人でユニゾンの高速フレーズを合わせるというドキドキするところもあり、一人でもすごいのに全く刺激的なひと時でした。

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9番目は加古川姫路がベースのSaturday Night Gang

1. Love For Sale / Cole Porter

2. Basie / Ernie Wilkins

3. The More I See You / Warren-Gordon  :Tb 野口直志

4. I'm Beginning To See The Light / Bory Bourke

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10番目は高知からの特別招待参加 Fake Jazz Orchestra

1. When You're Smiling / Mark Fischer

2. As Time Goes By / Herman Boopfert

3. La Fiesta / Chick Corea

柔らかなホーンのアンサンブルの独特な感じが好みですが、ドラムが元気すぎたかな?

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11番目West Winds Jazz Orchestra

1曲目のルパンは守屋純子さんのアレンジ、vocalは稲田裕加里さん、tpは横尾昌二郎さんが一段と素晴らしい。2曲目は女性3人が踊りと歌で曲に魅力を添えました。ラテン系2曲も楽しいですし、いつもしっかりしたパフォーマンスにもこだわっておられるようです。

守屋純子さんが共演された4曲目は魅惑的なのリズムだけではなく、音の置き方がとても新鮮魅力的でした。アレンジもいいですね。アンコールの大声あげてるおじさんがいましたが、守屋さんの熱烈ファンだったんでしょうか。(笑)

1. Lupin The 3rd  / 大野雄二 / 奈良橋陽子

2. Moliendo Cafe / ホセバンソベローニ / 中沢清二

3. Coconuts Baby / 佐々木史郎

4. Fascinating Rhythm / ジョージ・ガーシュウィン ゲストPf. 守屋純子

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12番目には特別招待枠として関西大学北陽高校ジャズバンド部

3年生が試験のため欠場で、1,2年だけで組んだバンドだそうですが、最初はそういう不慣れな点やバランスやタイミングなど結構目立つアラが気になりましたが、でもここまでまとめられたのは、素晴らしい経験になったはず。最後のThe Chickenなんかはかなり堂々とした演奏に聞こえました。前奏の内はとてもいい感じ、途中の本題に入ると頃からのテンポアップの感覚がばらついたのが残念でした。時間があればものになるところなので、頑張ってほしいものです。ボーンの迫力なども素敵でしたし、これが完成したら相当楽しみですね。

1. BANDSTAND BOOGIE / C. ALBERTINE

2. LOVE FOR SALE / COLE. PORTER

3. MAMBO SWING / S. MORRIS

4. THE CHICKEN / JACO PASTRIOUS

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13番目も特別招待枠で明石の学生バンド: ジャズパーティ・ビッグバンド

このバンドはwhats newさんも褒めておられますが、良かったですね。以前は乱れもあったりしましたが、今回は細部までとても整っていて十分に楽しめました。一つの学校ではないので活動時間など制約が多いだろうに、それを乗り越えたアンサンブルは大変に素晴らしい。聞けばわかるでしょうけれど、特筆したいのがドラムの山村君、彼は今後も活躍しそうです。

1. LOVE FOR SALE / COLE PORTER

2. ORANGE SHERBET / SAMMY NESTICO

3. Lil' DARLIN' / NEAL HEFTY

4. BIRD LAND / JACO PASTORIUS

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14番目が香川県から参加のSKGジャズオーケストラ

ボーンのアンサンブルがとても素敵な感じでした。ボーンの一人は広島のティッツからの応援だったようですが。それと、2曲目のAlice in Wonderlandはとても豪勢な感じの劇場音楽って感じでした。Secret Loveに似たところが多いのも面白かった。最後の2曲についてはゲストで来られてた内堀勝さんが指揮をされました。

1. Secret Love / Sammy Fain

2. Alice in Wonderland

3. The Queen Bee / Sammy Nestico

4. 海の見える街 / 久石譲

5. St. Louis Blues / 編曲:内堀勝

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15番目が本日ラストで今回の幹事バンドでもある

滋賀県から参加のダンディデュークスジャズオーケストラ

そこにはゲストプロの方が3人も参加され本当に感動的な演奏が繰り広げられました。

記録できなかったのは残念でしたが、片岡雄三さんの演奏が聞けるとは本当に来た甲斐がありました。選択された曲も素晴らしいものばかりで、最後にもういいものを聞かせて戴いて、有り難いことでした。

1. WAVE / Antonio Carlos Jobim  共演・Tb片岡雄三

2. SECRET LOVE /   共演・Tb片岡雄三

3. THE MORE I SEE YOU   共演・Tb片岡雄三

4. NICA'S DREAM / Horace Silver   共演・Tb片岡雄三・Tpエリック宮城・As宮崎隆睦・Pf守屋純子