Big Friendly jazz Orchestraをこよなく愛し、時に辛口も交えながらBFJOの良さを常に発信されて、BFJOの親方からは厚い信頼を得て、栄えある東京の支部長という愛称までいただいていた自称かたやんさんが、長い闘病生活を終えられて、永の旅に出られました。
11月2日のことだったそうです。
豊富な音楽知識とウイットと公私を通じた海外体験も織り交ぜながらの薀蓄には、ファンも多かったことと思います。
実はかたやん氏とはBFJOと縁が出来る前からの一方的触れ合いがありました。「2004年9月」に公開された青春物語、田舎の高校生がジャズに目覚める過程をユーモアたっぷりに映画のストーリーに仕立てた矢口監督の傑作のひとつ「スウィングガールズ」であります。
当時、大盛り上がりだったその映画の公式掲示板に、音楽通らしい方の書き込みがあったのを覚えています。そこでは「スウィングガールズ」達の演奏がわずか数カ月だけの猛特訓で作ったにしては如何に素晴らしいものであるかを、故郷で音楽の先生となった友人の言葉を引用しながら、投稿されていました。
そのかたやん氏がBFJOを知ることになったのは、恐らくその「スウィングガールズ」の掲示板に投稿されたGoodman氏の情報がきっかけだったと思います。私もそうですから。
そこから、当時のBFJOレギュラーバンド斉藤組のぷぅパパさんのHPを通してBFJOの良さを知ることになったようです。その間に私は縁あって高砂に住む身となり、いつしか高砂のジャズバンド部の情報を発信する身となっていました。
そしてかたやん氏は斉藤組の引退コンサートと言ってもいい元町の風月堂での小曽根実トリオと共演した富士通テンのコンサートには、真っ赤なバラの大きな花束を差し入れるという記憶に残るBFJOとの縁を作られたのであります。
そのコンサートでのPoor Butterflyの演奏
Trombone soloが特にお気に入りでベルベットトーンと呼んでおられました。
秋のお花をお供え替わりに・・・
「星に願いを」西宮市立西宮浜中Marina City Junior Jazz orchestraの演奏
安らかに旅立ちを見送りたいと思います。
矢野組のラストコンサートから聖者が街にやって来る
When The St. Go Marchn' In
この矢野組の演奏を聞いた感想を、かたやん氏からぜひ聴きたいと思っていたのでした。
安らかに・・・
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