毎年一度の真夏の競演、そう競演なのです。
Student Jazz Festival というタイトルがつけられていますが・・・ そして音楽は競うものではないと、いろんな方が言ってますが、 やはり競う方が面白い、その方がお互いを高める相乗作用があるーということなのか、今年も夏の神戸の大倉山の神戸文化ホールで、Student Jazz Festivalが開催されています。
今年から3日間に分けての開催になりました。中学の部17校、高校の部13+14合わせて44バンドの参加です。
二日目の今日の後半に高砂高校ジャズバンド部Big Friendly Jazz Orchestraが参加するというので、都合をつけて聴いてきました。
BFJOの演奏、素晴らしかったです。パート内のバランス、パート間のバランス、ソロの味わい、余韻を味わえる選曲、
審査員の赤松先生が楽譜通り吹くのを越えて、音楽を吹くことを目指して欲しいと講評で話されていましたが、まさにその譜割を超えた音楽をそこに展開することが出来たのではないでしょうか。
1曲目、Sardust / Hoagy Carmichael
スタンダードの超有名曲をSax隊が前に出てセクションソリからのスタートでした。あまりにもオーソドックスなテンポですが、そのテンポが心地良い。ベースの刻みも確かです。コンマスさんがクラでリードをとりました。その後次期コンマスのテナーのソロの後、組長のTpのロングソロに繋がりました。いろんな音の表情を織り込みながらのソロは素晴らしくオリジナリティ溢れるものでした。曲が終わった後に私の後ろの席でふうっと息を吐く感動の余韻を感じました。超有名曲で感動を与えられるとは素晴らしいことです。
その矢野組長は最後の表彰式でナイスプレーヤー賞を受賞しました。おめでとう。
2曲目、Vine Street Rumble / Benny Carter
Basie曲で大学バンドが良くやってるものですが、ベース、ピアノ、サックスの楽しいフレーズが出てきます。時折煌くようなtpも入りワクワクさせられました。
3曲目、Cherokee / Ray Noble
前半はコンマスのAsをフィーチャーし、後半はTpのP長がソロを流麗に吹き鳴らして、そのバックではボーンのさりげない裏メロ等も聞こえます。ホーンセクション全体での短い音の早いフレーズも良くまとまって聞こえて、大きな拍手が湧きました。
演奏後のホール横の屋外での写真撮影を覗いてきました。
なんと、綾戸知絵さんが演奏を聞きに来られてた様で、ベースが良かったとお褒めになりました。「あんた、本番に強いね!」
それから、高砂は曲風の違うものをやったのも素晴らしいと「3色、色の違うものをあれだけやれて、素晴らしい」 と言われたような気がします。
その後記念撮影を横からスナップ(お邪魔してすみません)
パート毎に
最後にジュニアも、スタッフも入ってパチリ。お疲れさまでした。
で、3年生だけ集まったら、こんなに少なかったんですねえ。
矢野組の半分は2年生だったんだと、今ごろ認識する私。(^^;
久能さんが加わった写真を撮ってたはずですが、私は撮るのを忘れてたみたい。(^^;
その時何をしてたのか?
何はともあれ、いろいろ小さな失敗はあったかもしれませんが、全体としては素晴らしい実力を発揮できて、客席でのため息など、良かった良かった。!!
あー早く生音を聴きたい!