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エゴ主体の世界から、愛に基づく世界の始まり

2023年06月04日 | 目覚め
「自分に嘘がない」
…ということが、どれだけ大事なことか、長い間わからなかった。

この「嘘がない」って。

嘘をつかないこととは違うし。
あけすけなことでもない。
なんでもかんでも自己開示することでもない。

じゃあ、この「自分に嘘がない」ってどういうこと?
と聞かれれば。

「本当の自分」で生きると言っていいと思う。


「本当の自分」って。
これはこれで曖昧な言葉で抽象的。
解釈も色々あるだろうし、様々な分野で目にする機会はすごく多い。

ということは。
それだけ「本当の自分」を皆が知りたいということなんだろうなぁと思う。


「本当」の対義語は「嘘」だけど。
何も、これまでが嘘で塗り固めた自分であり人生だった…ということではなく。
エゴが主体だった、ということ。

個人的には、「千と千尋の神隠し」に出てくる 「カオナシ」が
エゴを表すのにぴったりのキャラクターだなぁといつも思う。
(あくまでもイメージ)

不安や恐れ、罪悪感や無価値感が大好物で、いくらでも膨れ上がって暴走する。

でも、暴走するがままにしておくのではなく。
「本質」から流れてくる声に耳を澄ますうちに、
エゴの養分となる不安や恐れが徐々に減ってくる。

代わりに、増えてくるのが、
穏やかさや静寂といった「本質」、つまり「本当の自分」としてのエッセンス。


といっても。
エゴが騒がしければ、本質の声は繊細だから、すぐに搔き消されてなかなか耳には届かない。

たとえ聴こえ始めても、それがエゴか本質なのかがわからない。

だからといって、あきらめたらそれで終わりだと思う。



出来るとか、出来ない、ではなく…。


愛に基づいた世界を体験したい。


その為に、人が生まれてくるのなら、その世界を見たい。



拡がり続ける「答えがない世界」に、足を踏み入れれば…。

現実は動く。

不安も恐れも薄まり、栄養不足で干からびていくエゴの声は小さくかすれて、
もはや耳に入らない。


形勢逆転✌️


エゴが見る影もなくなってきたら、放っておいても、自然に顕れてくるのが「本当の自分」。

なぜなら、最初から何も変わらず、ずっとそこに「在る」から。

これが目覚めのプロセスとも言えると思う。

エゴ主体の世界から、愛に基づく世界の始まり。


そして、そこで展開されるストーリーは、エゴの脚本ではないから、予想外の展開ばかり。

私達が肉体を着て過ごす時間は、限られている。


不安と恐れを握りしめたまま「エゴ」の脚本で生きていくか。

全体性から差し出される、愛に拡がり続ける「本質」の脚本で生きていくか。

この違いは、桁外れに大きい。


*写真は、ジジさん😺用の猫草。
葉の先に、ふるふると水玉。


「こだわりを持つ」ことに、 こだわらなくなる

2023年06月04日 | 目覚め
「こだわりの〇〇!」

というキャッチコピーが、ずいぶん前に流行っていたと思う。

今も使われているとは思うけど。
目に入る機会はずいぶん減った。

というのも。
私自身、ここんとこ、
自分の中から「こだわり」という文字がすっかり消えてしまっていることに、
先日フッと気づいた。

じゃあ、なんでもいいかって言ったらそうではない。

こだわることがいけなくて、無頓着がいいという話でもない。

むしろ、以前は色々なことに対するこだわりは強かったと思う。

でも、いったい私は「何に」こだわっていたんだろうと、
今さらながら不思議な気持ちになる。


「〇〇でなければ」という「執着」が強かったのかもしれない。

「失敗したくない」という「恐れ」もあったのかもしれない。

執着と恐れがベースになった「こだわり」が、私に何をもたらしてくれただろう?

と振り返ってみれば、さらなる「執着」と「恐れ」だったように思う。


それに、こだわりが強い時のほうが、迷いも多く、自分に自信もなかった。

柔軟性もなかったから、頑固だったし、見栄や競争意識だけが膨らんでいった。


目覚めの過程で様々なものが削ぎ落されて、「こだわりを持つ」ことに、
こだわらなくなったんだと思う。
(ややこしい日本語になるけど)

そんなことを思っていたら。
「大人は、シンプルなことを、わざわざカオスにするね」
と本質からメッセージをもらって、そうかもな~と。

メッセージと同時に送られてきた映像が、
子供の頃に大好きだった黒くて平たくてスベスベした楕円形の石。

理屈抜きで、好き。
誰になんて言われようと、好き。
理由なんてわからない。

込み入ったストーリーなんてまるでないけど、執着や恐れは見当たらない。

大人になった今は、それぞれのストーリーにも惹かれるけど。
この世界における価値なんて、本当に人それぞれ。


ハートが開いていくにしたがって。

必要なもの(こと)は目の前に用意されるから、
むしろ選択肢が少なくなっていることを、実体験を通して見せてもらっている。

そして、それに伴って幸福度が増してくるのが面白い。