60代の男のつぶやき

60代の男の行きつ戻りつ日記。バツイチオヤジの日常を過ごしていますが、なんて事のない日常を丁寧に楽しみながらの日記です。

我が家のビフォー6

2011年08月13日 | 日記
いよいよ塗装が始まりました。
アンテナ工事が、遅れているので軒天を先行していただきました。
電気屋さんに何とか連絡が取れて18日に来てくれるそうです。
塗装屋さんも日曜〜火曜日まで盆休暇を欲しいとのことでお休みです。

軒天はオレンジにしたのですが、正解だったでしょうか・・・・
分かりませんね。全体が仕上がらないと・・
2度塗りしてくれました、テロテロです。
水洗い出来るようにツヤありにしたので、イメージが違います。

さて明日は会津に帰省です。
お墓参りしてきます。
父に会って来ることにしましょう。
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夏の10万円の記憶

2011年08月13日 | 日記
お盆だからでしょうか、昔の事が思い出されます。
小学4年生の夏の頃でしょうか・・・・・

それは午後の早い時間だったと思います。
「お母様かお父様はいらっしゃいますか」
上品な初老の男性の来訪である。
見たことのある顔で女子高校で嘱託で英語を教えるSさんです。
明治生まれですが、たしか早稲田を卒業した名士です。
私の父と母が新婚時代に間借りしていた大家さんです。
旧会津藩の血を引く非常に格調高い御宅でした。
骨董品も藩士時代から引き継がれ、なぎなたや鎧も飾られていて
中庭もあり、さぞ手の込んだ大工が作ったようなお屋敷でした。

「父は仕事で母は今外出中です」
私は出来るだけ丁寧に応対しました。
男性の上品なスーツに口ひげが妙に私の家の玄関に不釣合いなのが気になりました。
私はくたびれたランニングシャツに、ヨレヨレの半ズボンで過ごしていました。
「では、これをお母様にお渡しください。」
出されたのは一万円札が10枚・・・・
当時2〜300万円で家が建てられた時代です。
いまの100万円の価値がありそうです。
「では、1枚、2枚、3枚・・・・・・10枚です。」
玄関の上がり框に並べられました。それをひとまとめにすると
「お母様にはよろしくお伝えください」慇懃にそうお話されると
私の手に渡されました。

「はい、お預かりします。」精一杯の言葉を返した。
くたびれたランニングシャツにヨレヨレ半ズボンが妙に恥ずかしかった。
Sさんはしゃきっと夏の帽子をかぶり我が家を後にした。
お金は茶の間の茶箪笥にすぐにしまった。

1時間後母が帰ってきたのだが。
ことの顛末を丁寧に話すと、褒められるのかと思いきや
母の逆鱗に触れたようだ。
子供のくせに、このような大金をあづかるとは何事だ!
第一、近所にいるのだから探しに来なければならない。
(近所にいることは私にはわからない・・母だけが知っていること)
子供に大金を預けるSさんもSさんだと怒りだけは私へ。

反論はしましたよ。
母の行き先は知らなかった事
Sさんが私に渡したのはSさんの責任であること
自分は出来るかぎりの事をしたこと

でもね、怒る母には勝てませんで、私はまた不合理な叱られ方で
泣くまで怒られる事になるわけです。
父が帰ってきたらまた母は父に報告して私は体を小さくしていました。
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