ドラフトとFA

日本のプロから注目されていながら、いきなりアメリカに渡ろうとする選手が出てきました。
日本のプロ野球側は、ぶつぶつ文句を言っていますが、やるべきは規約の強化ではなく、FAの見直しでしょう。

大手を振って日本のプロ選手がメジャーに挑むのには、FAを経なくてはなりません。
10年間、日本で一流である必要があるわけです。
ドラフトも大学生社会人については、かつてのような奴隷制度のような制度が改められて、力のある選手ならば球団を選べるようになりました。
さらに、誘いがあるのならば、メジャーを目指そうと言うのも自然の流れです。

問題は、10年も束縛するFA制度です。
これを、半分の5年、それよりも3年に短縮すれば、いきなりアメリカに渡ろうとする選手も、リスクを考え、日本の実績を積もうという考えになるでしょう。
もちろん、契約金も下げることが出来ます。

実際、いきなりメジャーの球団と契約するのも、アメリカのドラフト選手と比べ不公平になります。
今回の事例を続けるのは、あまり好ましくありません。
今シーズンオフには、FAの見直しをするのが急務でしょう。