退職金で、初めての投資をしてはいけない

どの銀行も、退職金のキャンペーンをしています。
通常の定期預金に、金利を上乗せする以外は、投資信託に誘導するためのものです。

金利上乗せと言っても、元の金利が低いですし、上乗せされる期間も３カ月しかありません。
説明を受けていると、より金利が高い投資信託に誘導されます。
銀行が、キャンペーンをする目的は、投資信託を売る手数料です。

投資信託と言うと、株に比べれば、安全ではないかと思うかもしれませんが、
実際には、株以上に大損する可能性が高いことを知っておくべきです。
リーマンショックのようなことがあれば、株以上に下がりますし、株価が回復しても、戻りは株よりも小さいのが通常です。

投資信託を始める時期は、株と同じで、大暴落した時の底値しかありません。
初めての投資で、ＦＸや仮想通貨を始める人は、さすがにいないと思いますが、退職金をどぶに捨てただけでなく、借金をしょい込むこともあります。

不動産投資も盛んになっていますが、シェアハウスで大損したのは序の口で、
今後、通常のアパート経営でも破産する人が相次ぐと言われています。
これについては、きちんと説明している記事を読めばわかります。

結局、投資をするなら、株取引が正道でしょうね。
非常に気楽に始められますし、損が嵩んでも、じっと長年持ってれば、また株価が上昇する可能性もあります。

ただし、退職金で、初めて株取引を始めるのは、タブーです。
利益が出ることを習得するには、１０年単位の時間がかかります。
退職金は、定年後の生活資金ですから、寝かしておくことはできません。

現役のうちに、できるだけ早く、株取引を始めるしかありません。
３０代なら、数百万円の損にも耐えられますが、定年後は生活を大きく変えてしまいます。
時間さえあれば、株価が暴騰する時期に出会うこともできます。

定年まで、投資を経験していなければ、何もせずに、貯金を切り崩していくのが最善だと思いますよ。