冬山登山などする気にならないのですが、高齢になっても向かう人が多いですね。
難関の山に登る人もいますが、雪がなければ遭難などしない山で、死亡する人が毎年出ます。
八ヶ岳は、比較的登りやすい山で、夏には遭難などめったに起こりません。
ところが、冬になると毎年のように遭難する人が出てきます。
犠牲者の多くは、最高峰の赤岳、あるいは横岳ですが、天狗岳でも毎年のように死亡者が出ます。
天狗岳は、ちょっと特殊で、山頂付近の山小屋までは、道もわかりやすく、
森林地帯なので、風雪も弱く、冬でも登りやすい山です。
ところが、山小屋から山頂を目指す場合、何もない一面の雪原を歩くようになります。
丸い岩が隠れているので、夏に比べれば、むしろ歩きやすいのですが、吹雪いたりすると、
道がまったくわからなくなります。
かくして、冬に遭難者が出るのです。
事故の当日、奇しくも八ヶ岳の麓にいましたが、3時過ぎから結構雪が降ってきました。
昼までは曇りだったので、山頂を目指したのでしょう。
しかし、70と80代の3人連れでは、冬山は無理があると思います。