クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

円空仏は、いつまでも見つめてくれる

2015年04月03日 21時59分10秒 | 円空さん
ちょうど1週間前、上野のトーハク、東京国立博物館で「みちのくの仏像」展を観てきました。

東北の三大薬師として親しまれている双林寺さん(宮城県)、勝常寺さん(福島県)、黒石寺さん(岩手県)の薬師如来が座した会場は、なんともいえぬ厳かな雰囲気で満たされています。
お薬師さんの脇侍も、持国天、増長天の立像、あるいは日光、月光の菩薩立像がそれぞれ主尊に負けない威厳を保っています。

そして会場の一番最後には、円空仏が3体。
西福寺さん(青森県)の地蔵菩薩、常楽寺さん(青森県)の釈迦如来、そして龍泉寺さん(秋田県)の十一面観音菩薩の立像が親しみをこめた笑顔で仲良く並んでいます。

“厳粛さ”と“優しさ”。
“瞑想”と“微笑み”。
“仏像の目の先には、自らの目から遠く離れた世界を永遠に見つめ続ける強い意志が”、そして“円空仏には、円空仏を観る者を、いつまでも見つめてくれる根気よさ”がある。
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どこまでが......。

2015年04月03日 09時25分05秒 | 日記
いつもシリアスでシニカルな語り口の友が言うには。

『私は、がんで死ぬのがいいなぁ。』

うん、そんなこと言って、痛いんじゃないのかな。

『猛烈に転移して簡単に死ねるから。』

ふぅ~~ん、そういうもんですかね。
私の知ってる“常識”と違うぞ。

彼は続けて言います。

『医者は、切った患者の情報しか知らないし、話さない。』
『がんなんて1ミリできたら、猛烈に転移するか、しないかのどっちか。』
『1センチになったがんを発見して手当てをしても遅い。』

ぅぅ~~ん、どこまでが本当なんだろぉ。
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『私の奥さんは、人間ができている。』

2015年04月03日 09時17分41秒 | 日記
『人間ができている。』
彼の口から、奥さんのことを評して出てきた言葉。

そもそもの話のなりゆきは、彼が次のように語ったからです。
『勤めている頃は、2時間の休暇をとって、大須で写真展を見ていっぱい呑んでから帰ることが、ままあった。』
『つまみが2、3点、そして2合とっく利で650円。』
『いい気分で帰ったけど、奥さんは知ってか知らずか、何も言わなかった。』

(ふぅ~~ん、私だったら、残業してから呑んだから、帰りは遅く、かみさんは床についてたからまじまじと顔を見合すことも無かったけど、彼の場合は普段と変わらない帰宅時間。)
(その後、晩飯は普通に食べたんだろうな。)

「ほぉ、それはきっと奥さんが、あんたのことを“信頼しきってる”のか、“無関心”なのか、はたまた“鈍感”なのか、どれかだろうね。」の私の言葉に、彼は冒頭の『いや、私の奥さんは、人間ができている。』

いやぁ、この夫婦のお互いを思う心が羨ましい。
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