クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

にこやかに、両手放しの女子高生

2016年12月17日 21時22分52秒 | モーニング喫茶
今日のモーンング喫茶の帰り道、対向車線側の歩道を走る自転車の女子高校生。
サドルの上に座った彼女は、楽しそうに両手を斜め後ろへ、そして前方へとリズミカルに振っています。
そうです、にこやかな笑顔で、両手をハンドルから放しての運転です。

まぁ、私も小学生の頃は、平気で両手放しで自転車に乗ることができましたが、最近時々思い出したように挑戦しようとするのですが、恐くて実行に至っていません。
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作家の強く深い思いが、観る者に迫る

2016年12月17日 19時48分37秒 | 美術展
多種多様な画風の作品が並びます。
画面に描き出されたそれぞれの作家の強く深い思いが、観る者を抱きすくめるように迫ってきます。

筑波進さんの『礎の無念 悠久に「平和の火」』。
理不尽な人の死の原罪と対峙する、平和の光りとなる“火”との緊張感。

十河幸喜さんの『無責任島のホッタラケ ~碑架牙~』。
画面に描かれているのは海面でしょうか。波打つ海面を束縛する幾つもの筋。誰もが「責任の所在が自分には無い」で過ぎていく世の中。

橋本礼奈さんの『誰もわかってくない』。
立派な雛飾りの前に正座で座って、じっと前を見つめる女の子に去来する他人の言動。

藤田俊哉さんの『Labyrinth(迷宮)』。
チューリップとバラとマーガレットでしょうか。リンゴにブドウに......。異界の色の組み合わせが格子縞の文様に艶やかに吸い込まれています。

落合梨乃さんの『神の興し』。
亀と蛙とてんとう虫が主人公の神輿から聞こえる異様な神の声。

三浦順子さんの『月下美人』。
場末の飲み屋街で繰り広げられる女と男の化かし合い。

伊藤明美さんの『RESTART』。
青年の明日への再出発。

言葉では言い表せない、忸怩たる思い、無念な思い、そして強い希望、願い、祈りが、観る者に感銘を与えています。

「第52回主体展」は、明日18日(日)まで、愛知県美術館で開催されます。
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