クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

吉田友幸さんが描き出す絵画には、画家の魂が凝縮されています

2014年05月11日 20時29分20秒 | 美術展
『 モチベーション、モチーフ、動機。 』
画家が言葉を一つずつ、意味合いをじっくりと考えながら話します。
『 “ 初期衝動 ” を大事にしている。製作途中にブレないようにしたい。鉛筆でもよい、描きたいと思った心の動きを、時には書き止めている。 』

今日見に行った 「 吉田友幸 絵画 -原石 vol.5- 」 、岐阜市の田口美術さんです。
外出した画家を待つこと30分弱。
画廊に戻った画家と話をすることができました。

今の世は便利なものです。
前夜にインターネットの画像検索で見た通りの画家の顔立ちを目の前にして、以前からの知り合いのような錯覚を受けます。

画家は自分以外の物、全てに興味があるようです。
自分の手元においてじっと見つめていることが好きなようです。
『 見ることは好き。 』 と言います。
そして 『 いつ ( 創作意欲の ) スィッチが入るか分からない。 』 とも言います。

じっと見ることによって、自分の心を目の前の物に投影し、その物から返ってくるオーラを感じ取り、オーラの振幅を楽しみ、その幅が臨界点を超えた時が勝負の時なんでしょうね。

夏になれば 『 炎天下で汗を流しながら描くのが好き。 』 とも言います。
夏の自宅の草は、背の高さよりも高くなり鋸で切り取ることもあり、またマムシが家の中に侵入していたこともあるといいますから、かなりの自然環境のようです。

画家が描きだす絵画。
『 絵画は絵空事。 』 であり 『 生命感を表現したい。 』 と画家は言います。
画家が描いた石炭の塊、キキョウの多数の花びらを始めとして、画廊に展示された絵画には、画家の魂が凝縮されています。

「 吉田友幸 絵画 -原石 vol.5- 」 は、岐阜市本荘中ノ町の田口美術さんで18日(日)まで開催中です。

( 本記事は、今日吉田友幸さんから伺った話を元に、私が勝手に付け加えた個所もあり、吉田さんの本意と異なってることがあればお許しください。 )

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