8年前に北アルプスの某登山道の雪渓の先端部まで登ったが時期がちょっと遅くて見ることが出来ず、翌年少し早めにいったところ、前日に数人の密猟者が入って産卵した食草ごと根こそぎ持っていかれたと言われ、警察官や地元の新聞社が入っていて、かろうじて雌の産卵シーンだけ撮影して、その後はこのポイントは諦めて他を探すことにしていた。体調不良やコロナ自粛もあり、撮影はほぼ諦めていたのだが、年齢的にも腰痛を抱えている身を考えると今年が最後かと思い、今度は別のポイントに2泊で行ってきた。
初日は事故渋滞もあり、午後になっての到着だったが、すでにカメラを抱えた人たちが10人ほど集まっていて、聞くとかなり数は出ているとのことで、早速100−400ミリズームを抱えて探索。結構な間隔で雄が飛んでくるので楽しめた。翌日は10時頃から撮影開始で、早々に雌が現れ、その後は雄が次々と通っていくので少し撮影した後は道路沿いに移動しながら探索して昼前には満足して終了し引き上げた。やはり、発生のピーク時期と場所を選べばまだ撮影できることがわかった次第。
雌の方は下の崖の途中の食草に止まって産卵していたので上から望遠端で撮影。風があり、手持ちでの撮影は厳しかったが・・
待ち時間に目の前を周回しては止まっていたクジャクチョウの越冬個体。
今年ようやく念願だった高山蝶の中の”渓流の妖精”クモマツマキチョウを思い切り撮影することができた。