考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『お盆5,6(肝試し、お盆)』答と考え方

2015-08-19 17:21:15 | 英作 解答
<お盆>

5. 廃墟のホテルへ行き肝試しする若者がいる。

→『廃墟のホテル』とは、古い建物(an old building)で、前はホテルだった(before)ということ。

・There is an old building. It was a hotel before.

・There is an old hotel. Nobody's staying. Nobody's working. It closed many years ago.

・The building was a hotel before. But now no one comes. No one stays. It's closed, and it's just empty.



『肝試し』をするとは、そこに幽霊がいるかどうか確認しに行くこと。

・go to see if there are really ghosts.

・find ghosts.

・see gohsts.


肝試し、という意味により忠実にすると、

・go there to see if you are brave (enough).
(brave= 勇敢)
brave の類語として、courageous, gutsy などもある。

cry(泣く)を使ってみる。

・There's an old building. It was an hotel. Nobody is there now. People say they saw ghosts there. Young people go there. They even cry because there might be ghosts there.



まとめて書いてみると、

・Some young people like to go to buildings like an old hotel that closed many years ago. They just go there to see if they can find ghosts inside.

There are brave young people who want to go and see if they can see ghosts there, in a place like old hotels where there's no one working or staying now.

まとめると、こんな感じであるが、各要素は既に考察した通りである。組み合わせ等は自由である。まずは意味を是が非でも通じさせることが大事である。答えなどない。本質に近いかどうかでしかない。『道は無限にあり』という松下幸之助の本があったと思うが、英語も同じである。考えればいくらでも答えは見つかるだろう。語学を数学的に考えたら、答えは一つだと思うだろう。違う。文学的に捉える必要がある。表現とは何か。唯一の正解などあり得ない。一つの風景の描き方は人の数だけある。



6. お盆には、先祖の霊がこの世に帰ってくるとされている。

→先祖とは、ancestors 。

他に考える。

先祖とは、まず家族である(family)。すでにこの世にいない(not in this world)。死去している(die)。die の婉曲表現にpass away がある。

・In Obon season, our old family, who are not in this world any more, come back to this world.

It is believed that~、We believe that
Japanese people believe that~
等をつけると、そう信じられている、という意味が出せる。

先祖を、死者一般に拡げて、死者の魂(a soul)を使ってみる。

Obon is the time when the dead people's souls come back home( to this world).

この世に帰ってくるとは、また会えるということ。
・All those people, who are dead, will come back and we can see them again.

この世に帰ってくる=霊感のある人なら、その存在を身近に感じるかもしれない。

・You can feel them close.
・You can feel them so close to you.

以上。



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英作『お盆4(涼を求めて川床へ)』答と考え方

2015-08-14 19:35:45 | 英作 解答
<お盆>


4. 涼を求めて川床で京料理を頂く。

→要素分解して、それぞれを考える。まずは、『涼を求める』から。

『涼を求める』とは、どういうことか。平たく言うと、涼しい所へ行くことである。なぜ川床へ行くのか。涼しいからである。

・I go there because it's cooler there.

・I can feel cool there

・I want to find a cooler place.

逆に言うと、暑さから逃れる(避暑)こと。

・I want to get away from the summer heat.

・I want to stay away from hot places.



川床で京料理を頂く。川床とは、例えば京都河原町にある鴨川の川辺に川床と呼ばれる、食事処がある。簡単に考えたら、要は川の近くのレストランである。

riverside restaurantsや、restaurants near riversといった辺り。

・I eat at a restaurant near a river in Kyoto.

・I eat at a riverside restaurant.

単に川に近いだけでは『川床』とは言えないだろう。いくらでもリバーサイドのレストランは他にある。さらに川床の特徴を表現する必要がある。

川床は、川に隣接(すごく近い)している。
・the restaurant is very close to the river.

川床は、バルコニー上のレストランである。
・the restaurant is on a balcony.

川床は川に近いので、川の冷気を感じられる。
・there is a river just in front of you. You can feel how cool the river is.

・There is a river right in front of your seat. Cool breeze (wind) will come from the river, and you will feel so refreshed.


実際の冷気もさることながら、川の流れる様子が涼しげである。

・Looking at the river will make you feel cooler.


『京料理を頂く』は例えば、

・eat traditional dishes of Kyoto.

・eat at a traditional restaurant in Kyoto.

・eat Kyoto style dishes.

・eat at a Kyoto cuisine restaurant.

等だろうか。

今回のポイントとしては、やはり『涼を求める』と『川床』をいかに表すかである。外国人に『川床へ行きました』をI went to Kawadoko yesterday. とそのまま言っても仕方がない。

川床とは、一体何か。なぜそこに人は行くのか。涼しいから。なぜ涼しいのか。川に近いから。近いだけなのか。いや川に隣接したバルコニーの上にレストランがあり、川の冷気が直接肌に感じられるのだ。川の流れを見ていると、気持も涼しくなる。暑い中、一時だけでも暑さを忘れることができる。それが川床だろう。

英語で表現するにあたり、大事なポイントは、『なぜ』を考えること。日本人には当たり前のことを、外国人は不思議に思うことも多い。『涼を求める』なども、色々和英辞典にも訳語があるだろう。見慣れない英語が羅列されているかもしれない。

我々はどの瞬間であれ、選択肢を与えられている。和英辞典を引いても良い。しかし、自分の頭で考えるという選択肢もあるのだ。『涼を求める』と聞くと、普通はひるんでしまう。難しい日本語になると、すぐ和英辞典(ネット検索)に頼る。和英辞典に頼ることは、私にとっては、和英辞典に隷従すること、即ち奴隷になることに思えてならない。せっかくの自分で考えるチャンスをみすみす捨てていることになる。和英辞典依存が続けば、自分で考える習慣が身に付かず、自信も喪失する。便利な世の中である。しかし便利さと引き換えに、我々は何か大事なものを失っていないだろうか。よく考えたい。

『涼を求める』。考えたら、涼しいから、そこへ行く、ということでしかない。
It's cooler there.

・It's so hot here, but it's much cooler there. とすれば、対比で、より印象深くなる。


英語学習において 考えるとは何か。よく考えたい。

以上。


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英作『お盆2,3(猛暑、熱中症)』答と考え方

2015-08-11 15:38:48 | 英作 解答
<お盆>

2. 今年の夏は記録的な猛暑だ。

→記録的な猛暑とは?赤ちゃん言葉に直すと、『今までで一番暑い夏』ということ。

・It's the hottest summer this year.

中一で習う英語で十分言い表せる。

『記録的な』『猛』といった言葉も、どれくらい暑いかを表現しようとしているだけ。

要するに『今までで一番暑い』だけである。



3. 熱中症対策として、水分と塩分の摂取が欠かせない。

→『熱中症』=heatstroke を使うとすると、一番簡単に、動詞は get が使える。熱中症対策ということは、言い換えると熱中症にならないようにするには、ということ。

・To avoid getting a heatstroke,

・To prevent a heatstroke,

・If you don't want to get a heatstroke,

・If you want to stay away from a heatstroke,

色々あるだろう。


水分と塩分の摂取とは?
=水をたくさん飲む

・Drink a lot of water.


塩分の摂取=salt intake等ある。もっと簡単にneed(必要だ) を使って

・You will need some salt, too.
(塩も要るよ)
といえば、『摂取?』と悩まないで済む。


『熱中症』=heatstroke と知らなかったとしても、考えたら言える。

・If you don't want to die in this hot summer, drink a lot of water. You will need salt, too.
(この猛暑で死にたくなければ、水を飲め。塩も欠かせない)

この英語を聞いたら、誰でも『熱中症』の事だと思うだろう。言わずして言う英作の『秘技?』である。

熱中症とは、死亡する可能性もある危険なものである。よって、意味としては、『暑さで死ぬ』というような表現がよいだろう。

・The heat is killing you.

・You may die from (too much) heat.

・You will be in the hospital because of this too much heat.(入院することになる)


・You become sick because it's too hot.
暑すぎて病気になる=熱中症にかかった、とも言えるだろう。


以上。
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英作『お盆1(夏だ、海だ!)』答と考え方

2015-08-10 01:26:10 | 英作 解答
<お盆>

1. 夏だ!海だ!

→これは、恐らく麦茶か何かのテレビCMだったと思う。

英語にする際、単語を単に英語に置き換えるだけでは、大抵の場合、全く通じないだろう。上記の例文も、そのまま英単語にすると、

It's the summer! It's the sea ! (?)

となり、通じるかかなり怪しい。夏と言えば、海を思い出す、というのは情緒的な連想であり、論理的にはなんら因果関係は無い。夏=海 という連想は、もしかしたら日本だけであり、外国ではどうかわからない、という用心深さが語学には要る。海の無い国だって沢山ある。

その辺りを踏まえ、やはり上記の問題を訳すとなると、語を補う(補足)という作業が必要となる。

夏だ!=夏が来た、と考えて

・Here comes the summer!

夏だ!=待望の夏が来た。

・Do you know how long I have waited for the summer (to come) ?

・This is the summer I have waited for a long time.

・Summer has come.



海だ!=海へ行こう。海へ泳ぎに行こう、等。

・It's the best time to go swimming in the sea.

・Let's go to the beach.

海へ行く、という場合、英語ではgo to the beach という方が一般的とアメリカ人に聞いたことがある。参考まで。


夏だ!=夏が大好きだ(一番だ)ということ。

・Summer! I like it best! It's the best season for going to the beach.

・Summer. My season. Let's go to the beach.

・Summer, the best season for going to the beach, has finally come.


だいたいこんな感じで、日本語では一言で済ます所を、英語では通じない可能性が大なので、補足することを念頭に英訳をする必要がある。行間を読む(Read between the lines) のと同じで、行間を『埋める』、点を線につなげる、といった作業が英訳には不可欠である。

以上。
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英作問題『お盆』

2015-08-05 16:16:52 | 英作 問題
<お盆>

1. 夏だ!海だ!


2. 今年の夏は記録的な猛暑だ。


3. 熱中症対策として、水分と塩分の摂取が欠かせない。


4. 涼を求めて川床で京料理を頂く。


5. 廃墟のホテルへ行き肝試しする若者がいる。


6. お盆には、先祖の霊がこの世に帰ってくるとされている。


7. 墓参りをして、死者の霊を弔う。


8. この時期は帰省ラッシュだ。



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