画家不詳
原題不明
モデルについては解説する必要はあるまい。海の荒波を背に立っていることが象徴的にこの人間の運命を表している。この人間は今、こういう荒々しく何もない世界にいるからだ。
地球世界で馬鹿なことをやりすぎた人間は、人類世界を追い出される。そしてほとんど何もない世界で、長い年月を生きなければならなくなる。
北朝鮮は未だに瓦解していることを認めようとせず、馬鹿なことを繰り返しているが、その指導者はことごとく彼が今いるところに追い出されるのだ。
だがこの人間が幾分ましなのは、生きている間に自分がやったことを後悔していることである。その今の心がこの絵に見えている。
その人間を描いた絵には、モデルの今の境地が現れるものなのだ。
進化した人類はそれを感じることができるようになるだろう。
悔いているこの人間の心が今どこにいるかも、わかることができるだろう。
迷いはてた人間の心の行方を、この絵から知ることができるだろう。