昨日、個人的には注目せざるを得ないはずの都議選なんだけど。実は直前まで「KUNOICHI」(※女版SASUKE)を見ていた。(TBS)
▲「KUNOICHI 2017」
だって。都民ファーストの会の圧勝が目に見えていたし、自民党が大幅に議席を減らす事もわかっていたから、あまり興味はなかったのだ。
で、ふと嫁さんが
「あ!そうや都議選どうなったんやろ?元々その結果が知りたくて、テレビをつけたんやった!」
とか言い出して、KUNOICHI終了後、唐突にチャンネルをザッピングしだす。
すると、いの一番で飛び込んできたニュースの見出しが…。
「自民党、歴史的敗北」
であった。まあ他にも将棋で藤井四段が敗れて、連勝記録が29でストップしたって話にも驚いたんだけどさ。
ま、こうなるよね。
そこはわかっていたのだけど。俺はこのニュースの見出しを見た時、「けっ。負けたのは自民党だけではあるまいに…。民進党とかも、議席は減ったであろ?自民党を責め立てる分には、マスコミは大喜びだな!」とか思っていたのだけど。
民進党へのダメージは思いの外軽微であった。7議席が5議席に、2議席減っただけ。約3割減である。一方、自民党は57議席→23議席。約6割減であった。あーあ。消滅してほしかったよ民進党。そして、もう少し奮闘してほしかったわ自民党。これじゃあ、TBSでなくとも自民党の歴史的惨敗とか言いたくなるよな。
ただ、民進党の場合、元15議席あったのが、離党して「隠れ民主」として都民ファに推薦貰ったりで生き残ったりしとるんだけどな。単に戦いを放棄しただけ。
実質、15議席から5議席になったと考えるならば、これは実は7割減。前回の選挙から今回の選挙までに、最も議席数率を減らしたのは、実は民進党である。ここはまあまあ評価できる。無論「赤信号、みんなで渡れば怖くない」民主党のような売国奴が生存可能な場所を消滅させる事が優先なのである。だが…。
公明党も都民ファに寄生する事で議席を増やしたし、そもそも社会党の連中は民主党と合流する事で現在まで生きながらえ、長く日本を苦しめた事を考えると、手放しで喜べない状況だなぁと思う。都民ファに寄生して生き延びる元民進もいる事だし。正直、いつもいつも、都民の選択について、俺は首をかしげる想いなのである。
理想の展開としては。自民党の大敗は避けられないものの、都民ファと拮抗できるぐらいの状況を維持し、今極めて問題がある民進党や共産党が議席数を大幅に減らすといったものであった。
都民ファーストの小池百合子氏の神通力に疑問符がつきはじめてきていたので、できる可能性はあるかと思っていたのだけど…。
自民党は思いの外、都民の心を掴めなかったようだ。アテが外れる。
結果として、都民ファは歴史的大勝。公明党は相変わらずのコバンザメ戦法でなんとか議席を伸ばし、共産党もブレずに席を伸ばし…。
民進党は、たったの2議席減で、この大ピンチを切り抜けた。試合放棄をしなかった民進党候補は、驚くべき事に勝算があったという事である。損害を軽微に見せかける事に成功したとも言える。
自民党は今回23議席獲得だったのだけど…。この数字は共産党の19議席をからくも上回った程度の勢力であり、まさにギリギリ。首の皮一枚で勢力を温存できたと言ってもいいと思う。共産党を下回るとか、シャレにならんからなぁ。
一応。今後のシナリオを考えると…。
都民ファについては、そのうち化けの皮が剥がれて勢いがなくなっていくものと思われる。維新のような勢力の維持は困難であろう。ここで、自民党については次の選挙からは幾議席かを都民ファから奪えるだろう。共産党以下の議席にならなかった事は、ここで生きてくる。
そして、民進党については絶対数が少なくなり、影響力がさらに低下して、このままでは次の選挙こそ消滅の危機に陥るのではないかと思う。
この地方議員のバックボーンの上で、国政選挙は行われるわけで。都での国政選挙では都民ファが国政進出すれば民進党の議席消滅もありえてくる。
民進党の岡田は、民進党の事を「都市型政党」と言っていたと思うが、その状況は崩れた。
確かに、民進党は滅びへの道を歩んでいるけれど…。今日の結果を見ると、その歩みはまだまだ緩やかなもの…なのかもしれない。
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「小池劇場」が日本を滅ぼす
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だって。都民ファーストの会の圧勝が目に見えていたし、自民党が大幅に議席を減らす事もわかっていたから、あまり興味はなかったのだ。
で、ふと嫁さんが
「あ!そうや都議選どうなったんやろ?元々その結果が知りたくて、テレビをつけたんやった!」
とか言い出して、KUNOICHI終了後、唐突にチャンネルをザッピングしだす。
すると、いの一番で飛び込んできたニュースの見出しが…。
「自民党、歴史的敗北」
であった。まあ他にも将棋で藤井四段が敗れて、連勝記録が29でストップしたって話にも驚いたんだけどさ。
ま、こうなるよね。
そこはわかっていたのだけど。俺はこのニュースの見出しを見た時、「けっ。負けたのは自民党だけではあるまいに…。民進党とかも、議席は減ったであろ?自民党を責め立てる分には、マスコミは大喜びだな!」とか思っていたのだけど。
民進党へのダメージは思いの外軽微であった。7議席が5議席に、2議席減っただけ。約3割減である。一方、自民党は57議席→23議席。約6割減であった。あーあ。消滅してほしかったよ民進党。そして、もう少し奮闘してほしかったわ自民党。これじゃあ、TBSでなくとも自民党の歴史的惨敗とか言いたくなるよな。
ただ、民進党の場合、元15議席あったのが、離党して「隠れ民主」として都民ファに推薦貰ったりで生き残ったりしとるんだけどな。単に戦いを放棄しただけ。
実質、15議席から5議席になったと考えるならば、これは実は7割減。前回の選挙から今回の選挙までに、最も議席数率を減らしたのは、実は民進党である。ここはまあまあ評価できる。無論「赤信号、みんなで渡れば怖くない」民主党のような売国奴が生存可能な場所を消滅させる事が優先なのである。だが…。
公明党も都民ファに寄生する事で議席を増やしたし、そもそも社会党の連中は民主党と合流する事で現在まで生きながらえ、長く日本を苦しめた事を考えると、手放しで喜べない状況だなぁと思う。都民ファに寄生して生き延びる元民進もいる事だし。正直、いつもいつも、都民の選択について、俺は首をかしげる想いなのである。
理想の展開としては。自民党の大敗は避けられないものの、都民ファと拮抗できるぐらいの状況を維持し、今極めて問題がある民進党や共産党が議席数を大幅に減らすといったものであった。
都民ファーストの小池百合子氏の神通力に疑問符がつきはじめてきていたので、できる可能性はあるかと思っていたのだけど…。
自民党は思いの外、都民の心を掴めなかったようだ。アテが外れる。
結果として、都民ファは歴史的大勝。公明党は相変わらずのコバンザメ戦法でなんとか議席を伸ばし、共産党もブレずに席を伸ばし…。
民進党は、たったの2議席減で、この大ピンチを切り抜けた。試合放棄をしなかった民進党候補は、驚くべき事に勝算があったという事である。損害を軽微に見せかける事に成功したとも言える。
自民党は今回23議席獲得だったのだけど…。この数字は共産党の19議席をからくも上回った程度の勢力であり、まさにギリギリ。首の皮一枚で勢力を温存できたと言ってもいいと思う。共産党を下回るとか、シャレにならんからなぁ。
一応。今後のシナリオを考えると…。
都民ファについては、そのうち化けの皮が剥がれて勢いがなくなっていくものと思われる。維新のような勢力の維持は困難であろう。ここで、自民党については次の選挙からは幾議席かを都民ファから奪えるだろう。共産党以下の議席にならなかった事は、ここで生きてくる。
そして、民進党については絶対数が少なくなり、影響力がさらに低下して、このままでは次の選挙こそ消滅の危機に陥るのではないかと思う。
この地方議員のバックボーンの上で、国政選挙は行われるわけで。都での国政選挙では都民ファが国政進出すれば民進党の議席消滅もありえてくる。
民進党の岡田は、民進党の事を「都市型政党」と言っていたと思うが、その状況は崩れた。
確かに、民進党は滅びへの道を歩んでいるけれど…。今日の結果を見ると、その歩みはまだまだ緩やかなもの…なのかもしれない。
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