あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

北朝鮮制裁、納得できるけどできない

2017年09月13日 22時56分57秒 | 政治(安倍政権)
 何か交渉事をする時、それがそのまますんなりと通る事はほぼないように思う。

 だもんで、基本的に少し盛った見積で提出しておき、交渉してちょうどいい塩梅の落とし所に着地するものだ。

 俺が大阪人だからかもしれないが、大きな買い物をする時は、多少でも安くなるように、値切ったりするのは当然のように考えている。
 最近、大阪でもあまり値切らない文化に移行しつつあるように感じるけど。

 政治というものは、常に正しいものが勝つとは限らないし、こっちが圧倒的に正しくとも、間違っている連中とでも、妥協しなければならないものだ。

 そうなんだけど…。なまじこっちが正しいと、それを忘れちゃうんだよね。
 昨日の北朝鮮の制裁決議のエントリを書き上げた頃、俺はエントリ内で自分で

ここらあたりについては、あくまで中露が妥協できた範囲だったのか。石油も、上限を設けられはしたものの、禁輸にまではできなかった。

 とか書いておきながら、今回の制裁決議が、日米の妥協の前、どのような姿だったのかを想像していなかった事に気がついた。

 それに気がついたのは、産経がそれに言及した記事を、今日の朝刊に載っけてくれていたからである。

 …ちょっとソースを探してて、見当たらないのだけど。
 内容としては、なんでも、「北朝鮮人海外労働者の即時強制送還」が削られた事に、露外相は満足げであったとか。そんな感じだった。

 正直「そんなきっつい制裁案もあったのか」と思ってしまったよ。

 大きく話題になっているのは、石油の全面禁輸ができなかった事などで、産経ファンの間とかだと、ほんのちょっぴりの日米の妥協が、まるでぜんぜんダメで、「中露の言いなり!」みたいな物言いになっていたりするように思う。

 政治ってのは、最初に述べた要求がそのまま通る方が、ものすごくレアなケースの世界なわけで。よって、要求をする側も、過剰な程の要求を突きつけてくるはずなのだ。後になっていろいろニュースをザッピングしてみると、そのあたりの事を書いている記事も見かけた。
 特に、確かにトランプ米大統領は商売人である。昨日も述べたがもともとこの辺りの要求ラインの制裁を想定しての結果だったのではないだろうかと思う。
 要するに、中露を「自分の我を通せた」と満足させながらも、少しずつでも日米に有利な方向へと進んでいきたい…てなところなのだろう。

 …って。だー!
 まどろっこしいっちゅーねん。なんで中露へそんな配慮なんぞせにゃならんの。

 日米のやりたい事の方向性ってのは理解できるんだけど。特にロシア。大した経済力でもないのに、どーしてあんなに大きな顔をしてられるんだろう。なんでそんなに大きな影響力を残してるの?

 冷戦時期の時ならいざしらず…。

 それに、トランプ大統領の「値切られた時の為の過剰すぎる見積大作戦」は、なんか裏目に出てないかね。自身の要求ライン通りの結果だったとしても、最初のビッグマウスとの差が激しすぎて、有言不実行な人みたいに報道されてしまってるよ?

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