あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

野党集結は夢のごとく

2018年01月15日 23時46分37秒 | 政治(安倍政権)
 個人的には、意外といい流れなのかなと。この記事を見て感じる。

【産経】民進・希望 統一会派結成へ 合意文書かわす 安保関連法は「違憲部分を削除」
http://www.sankei.com/politics/news/180115/plt1801150014-n1.html

 ここに、立民が含まれていない事を歓迎したい。

 前回の選挙で、野党では立民が躍進したわけだが、躍進した立民に民進や希望からの合流がほとんどないところを見ると、躍進したとは言え、立民が「汚物」扱いとなっている可能性があるのではないかと思う。

 要するに、旧民進内部で、現行の立民所属議員達を邪魔に感じる空気が根強くあるのではないかと思うのだ。

 まあ、いちいちツッコミを入れるのはウチの流儀とするべきか?という観点から考えてツッコミを入れるならば。さんざん古巣を叩いていた旧民進党出身者達(立民、希望)がターゲットにしていた小池百合子の「排除」の理論を、立民は現在進行系で実施しており、それで、旧民進党時代に支持率凋落を招いたとされる山尾や蓮舫を「排除」しているのは、どうかと思うのだけど。
 いや、排除自身はまあ、当たり前なんだよね。小池百合子の排除だけをクローズアップし、立民の山尾や蓮舫の排除はクローズアップしない、マスコミの有り様をどうかと思うだけなんだ。

 ま、俺としても蛇足なので、それは置いとくとして。
 マスコミは、立民を唯一、現在自民党を打倒しうるスターという位置付けにしているように思うのだよ。

 それで、俺は選挙終了後、立民の躍進をうけて、民進党連合が立民に合流する可能性を最も危惧していた。それが発生しないでよかったよねという話なのだ。

 それは、立民代表、枝野の判断もあっただろう。
 元の民進党は、世界からガチで嫌われていた。それはもう、携帯のGALAXY並嫌われていたのである。

 それで、立民のイメージとしては、その嫌われていた民進党から、優秀な奴らを選抜して脱却したというものがあって、なおかつ保守が排除されたリベラルに特化したイメージもあって、特定日本人や団塊の世代からの支持がとれたという背景があった。

「うまく消臭できた」というミラクルの上に成り立った政党なのである。

 元の「嫌われ民進」のイメージを引きずりたくない。

 こんな意識があったはずである。ゆえに、目立つ蓮舫や山尾の合流を拒むのはある意味当然だ。

 一方、民進や希望側から見れば、人気が急騰した立民にあやかりたいという意識はあっただろうが…。立民が拒否したという事情もありそうだし、前述したように、実際立民メンバーは「史上最悪の宰相」菅内閣メンバーなので、言ってみりゃ「人権・平和」で常に政党の進路を邪魔してきたメンバーが自主的にはずれてくれて、渡りに船だったという面もあり、立民抜きでの統一会派結成は、これまた当然の流れだったようにも見える。

 その辺りの推測が、どこまで的を射ているかは不明だが。

 「ごった煮の烏合の衆であった敵」が、「より純度の高い敵」「バカ」に分かれて、とってもわかりやすくなったように思うのだ。

 これで、おそらく立民は共産党と連携をとりやすくなり…。
 そして、民進・希望連合は立民・共産党とは極めて連携を取りにくくなるのではないか…と考える。

 前回の選挙、実は元民進勢力は合計で増えてたじゃないか。
 俺個人的観点では、あんなクソな野党の状況で、躍進を許した自民党は無能だと思うのだけど。一番イヤだった展開としては、立民躍進を原動力としての、民進党の再結集だと思うのだ。

 無論、民進党の再結集とか、確率的にはほぼありえない話である。
 しかし、前述の記事に、民進、希望の他、立民までもが含まれていれば、その危惧の可能性はわずかに上昇したし、その芽を摘む事はできなかっただろう。

 今回の民進・希望の統一会派指向は、その危惧の可能性をほぼなくせる良い流れなのではないかと思う。

 俺は常々、「国民の、世論の空気」というものが重要だと主張するが。
 立民はその世論の空気を読み、少ないリベラルのパイを薄めずに自分達の生き残りに最大限利用しようとしている姿が、よりカルト化、少数化しようとする戦略のように見えてならないのだ。

 生き残る為の集約が、言ってみりゃ少子高齢化やデフレスパイラルと同じ作用でもってますます小さくなっていく方向性なのではないかと思うのである。

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