あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

米中外交パワーゲームの場にするな

2018年01月29日 23時25分52秒 | 政治(安倍政権)
 今の日中外交を見てて、多分余人とはあまり相容れない感想を持っている自分がいる。
 何がって、妙に腹立たしいのである。
 いや、ストレートに、中国が偉そうでムカつくって言ってるわけじゃないよ。まあそこの腹立たしいも勿論なんだけどさ。ソレだったら余人とも相容れると思うんだ。

【産経】日中外相会談冒頭要旨 王毅外相「中日関係は少なからぬ妨害に直面」 河野太郎氏「全面的関係改善を」 王氏 赤いネクタイ好感
http://www.sankei.com/politics/news/180128/plt1801280009-n1.html

王氏「河野外相が年始に中国に訪問したことは、日本政府が対中関係を改善したいという強い意思を表したものとして評価したい。(以下略)

 いやあ。偉そうだよね。まあ確かにどの面下げて言う台詞かとは思う。
 今、その強引な外交手法から、世界的に孤立気味である中国にしてみれば、日中間の関係改善は数少ない外交得点の1つだ。改善を望んでいるのは中国の方であろう。

 でも、あの国はメンツが一番で。昔からやってる「朝貢外交」にせよ、中国は貢物よりも多く土産物を持たせたりと、偉そうにふんぞり返りながらも、そうやって周辺諸国と関係を構築してきた歴史もあったりするわけで。そこにムカついても実は仕方がないのである。そこではなくて…。

 米中関係が悪化しているから、与し易い日中関係を改善して、バランスがとれると中国が考えている点を、俺はムカついているのである。

 ウチの昔からの持論であるが。「日本外交は存在しない。日本は、米中のパワーゲームの場だ」というものがある。

 今、日中外交が日本にとって有利に運ぶ理由は、ひとえに中国の意思なのである。
 米中間の関係が冷え込んだから。

 昔はもっと酷かった。米中関係が冷え込めば、中国は日本に接近してくるし、逆に米中が近づけば、アメリカすらも中国と手を携えて、反日に舵を切る。

 それが、戦力の所持を許されない、米中のATMである日本の宿痾で、どうすればこの症状を軽減できるかと、対症療法しかできなかったのである。

 現在、日本は以前よりは強くなった。だから、外交的にできる事の幅が、少しずつ大きくなってきた。
 それでも、まだ、このタイミングで与し易いと恐らく思われている事に、屈辱を感じるのである。それが腹が立つ。

 外交的に何もできなかった昔に比べれば、日本が強くなっているからこそ、ムカつくのだろうと思う。何もできなかった頃だったら、あきらめムードだったものな。

 まあ、アリだとは思うんだ。中国が日本との関係改善を望んでいる時ならば、いろいろと要望を通すのは難しくないんだし。
 でも、どーせ、中国は米中関係が改善に向かえば、簡単に日本との関係を軽んじて、反日でひっくり返しも、利用もする。やりたい事しかやらないのである。そういう意味では、慰安婦合意を覆して恥もしない韓国と中国は明確に同類である。彼らとの約束に意味はない。

 俺は、こんな時こそ、連中が差し伸べてきた手をはたき落とすようなマネをした方がいいと思う。短期的な効果として、中国との経済関係の強化については、日本経済にはプラスになるだろうけど…。俺は、長期的にみて、日本の国益を毀損しているように思うのだ。

 外交で、与し易いって思われるってのは、要するに外交手腕が未熟なのが一番であろう。無論、戦力を保持していない日本の外交力は経済力一辺倒なわけで、脆いのは自覚しているのだけど。
 長期的な効果という意味で、「中国を孤立化させる戦略」というのは、俺はアリだと思うのである。

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