【産経】セブン排除命令受諾へ 消費期限弁当の値引き販売で
セブン-イレブン・ジャパンが、消費期限が近づいた弁当類の値引き販売を制限したとして公正取引委員会から受けた排除措置命令を、受け入れる見通しとなった。(中略)
新ガイドラインは(1)加盟店が仕入れ価格以下で値引き販売した場合の損失は、加盟店が負担する(2)値引き販売は、店頭から撤去しなければならない販売期限の1時間前からに限定する-といった条件が盛り込まれる見通し。(後略)
セブン-イレブン・ジャパンが、消費期限が近づいた弁当類の値引き販売を制限したとして公正取引委員会から受けた排除措置命令を、受け入れる見通しとなった。(中略)
新ガイドラインは(1)加盟店が仕入れ価格以下で値引き販売した場合の損失は、加盟店が負担する(2)値引き販売は、店頭から撤去しなければならない販売期限の1時間前からに限定する-といった条件が盛り込まれる見通し。(後略)
きったねぇ…。これ、意味ないだろう。
何度も何度も言及しているが、要するに売上総利益からロイヤリティを計算している事が、この問題の根幹なのだ。売った分からの儲け分からだけでロイヤリティを計算するので、在庫抱えて赤字であっても、極端な話1つでも売れたらロイヤリティが発生する。これが問題なのだ。
だから、店舗側は1円ででも売り切ったら得になった。
今回の記事をよく見て欲しい。値引き販売をした場合の損失は、加盟店が負担するとある。言い直そう。
「値引きした場合、いつもとロイヤリティの計算方法はかわりません」
と言っているわけだ。
これにより、唯一店舗側が本社と対等となる必殺技だった1円廃棄が使えなくなる事がわかるだろうか。
こんなの、妥協でもなんでもない。単なる恫喝だ。
ただ、値引き販売の許可が下りたと言う事で、売り切る為の工夫ができるようになったと見る事ができるだろうが、そこにも制約をかけられている。
それが、「販売期限の1時間前からに限定する」である。これでは店側に戦略を立てる余地がほとんどない。
産経新聞は何を考えているんだろう。セブンイレブンの言い分ばかりを報道する。いささか不公平を感じるのだが。
詳しくは、ウチのエントリの
【拙】コンビニ店長の乱2(6/24)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/34ae4620f13d2174fb5fb931a14b4e42
【拙】 コンビニが変わる (6/23)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/3e860f3a1db337e0e820b8be5d74ba9c
【拙】 鬼畜セブン本社VSコンビニ店長連合、決着 (5/29)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/3eb6595374c153480df85179e0c92296
【拙】コンビニ店長の乱(2/20)
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/3b62a5a108c5f02ea1ee754e319977a5
この辺りを参照。
まあ、要するにセブンは自民党のスポンサーの一角なんだよな。
だからこそ、この辺りは自民党のウィークポイントで。民主党も勝ち馬に乗りに来るわけだ。
【日経】セブン-イレブン本部との戦いに民主党・小沢氏も参戦
俺は基本的に民主党は嫌いで。今回の選挙でも、先日
「政権とったらウイグルとかチベットとかの内政干渉一切しません。靖国参拝ぜったいしません」
とかクソマジメに宣言してしまう事があり、日本への内政干渉についてはスルーするというクソっぷり。腐った党であると証明してしまっているのだが。
この件についてだけは、民主党は正しかろう。国防等は、本来超党派で一致するものである。本当は、セブンの話のような内政問題を争点にし、民主党は闘うべきなのだ。ならば、支援の余地は生まれるんだが…。
流通業界の戦いの結末はどうのなるのか?
値引き販売してた店舗全部の契約解除ってのはえげつないなとw
これで報復じゃないといわれても