今日まで、退職してから3年半の間に描いた主な絵を日記形式で綴って来ましたが、投稿可能な作品があと残り少なくなりました。毎日一枚描ければいいのでしょうが、私のこんな絵ですので筆が遅く、1枚描くのに相当日数がかかります。
次の絵は1年半ほど前にに県の美術展に応募して、日本画部門で1回目の一席を頂いた作品です。このとき日本画を習い始めて2年ほど。正直、今回もただひたすら入選出来ればいいと思っていましたので、初めて受賞の連絡を受けたとき、しかも最高賞と聞いた時には失礼ながら「嘘でしょう」と言葉に出てしまったほどでした。
絵を描く理由は人それぞれです。皆で和気あいあいと楽しみながら描く人、風景をスケッチすることで旅行の楽しみを倍増している人、ただひたすら描くことが楽しい人、どれも絵の楽しさや充実感をいっぱい受けられていると思います。私はそれらに加えて、美術館に展示して多くの人に見て頂ける絵を描きたいというのが目標でしたので、この時は本当に天から授かったという思いでした。
「夜明けの造船所」 F-80号
進水式に行きました。
この造船所には何度も伺い(夜明けにも行きました)、社長さんから「進水式にいらっしゃい」と招待を頂き、家内と行きました。島の幼稚園児や住人が多数いらっしゃって餅投げなどのイベントもあり、進水式のテープカット、シャンパンの割れるときは自分のことのように感激しました。
後日、私の絵の写真が載った”県美術展の冊子”を持って造船所に伺うと、社長さんと事務員の方が絵を見て大変喜ばれました。
この絵には足掛け1年ほどの物語があるのです。
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