「クリスマスの人形たち」は、今年の10月に発売されたばかりの絵本です。
深い森のそばに住むペーチャさんが作る人形たちは木でできたあやつり人形です。
毎年、クリスマスになると、ペーチャさんは町に行って、子どもたちに人形しばいを見せることにしていました。
ところが、ある冬のこと、ペーチャさんは病気になって、出かけられなくなってしまいます。
そこに親切な魔法使いが現れて、人形たちは真夜中の12時までの命をもらい、たちまちほんものの人間のように、手足を動かしたり、口をきいたりできるようになりました。
そこからはじまるお話ですが、ロシアのサンクトペテルブルグ生まれの画家カーチャ・ミハイロフスカヤさんの絵がチャーミングだったので、たいこたたきの兵隊とピエロと踊り子のぱらぱらアニメを作ってみました。
昨日、ポストに届いたチェブラーシカのクリスマスカード、レショーサンタよりと書いてあります。
同封されていたのは、縦9.8cm、横7.7cmの紙に書かれた「寿」の字、これは人形が書いた字なんです。
めったに手に入らないほんものです、墨の濃淡、筆のはねまで、実に見事です。
「夢からくり一座」のホームページのトップページに画像がありますが、その文字書き人形が書きました。
「寿」のほかに「松」「竹」「梅」の字を書くことができます。
この文字書き人形は、東野進さんが修復を手がけ、150年ぶりに甦らせたものです。
DVDには、その人形の修繕の軌跡とBSで放送されたようすが入っています。
とても貴重な映像です。
西洋のオートマタもすばらしいのですが、日本の江戸時代の粋を集めたこの人形たちの見事さ、何度見てもあきることがありません。
ほんもののサンタより100倍もすてきなレショーサンタさんからのプレゼントでした。
この文字書き人形をはじめとした「天才からくり人形師の世界展」が12月18日から30日まで、名古屋の松坂屋本店でひらかれているそうです。
実演もあるとのことでした。
来年1月2日から7日まで、江戸東京博物館で「からくり人形の展示・実演」もあるそうです。
カードの窓から覗いているのは?
だいちゃん、くうちゃん、ぽんちゃんです、カードとの絶妙なコラボレーション。
昨日の夕方、イブに間に合うように、だいくうぽんさんから、封書ではなく宅急便で届きました。