九州地方のお雛さま、
柳川のさげもん(福岡県柳川市)
柳川でさげもんが飾られるようになったのは江戸時代末頃からといわれ、女の子が生まれると、初節句に間に合うように、母親、祖母、親戚、知人が集まり、「この子が一生しあわせに暮らせますように」との願いを込めて一針一針さげもんを縫い上げます。
柳川まりを中心に鶴、亀、兎、宝袋、三番叟、鯛、伊勢海老、出目金、鶏、鼠、ひよこ、猿の三番叟、菜の花、椿、菖蒲、扇、奴さん、這い人形を七つづつ、七回り、計49作り、これを対にして飾るそうです。
津屋崎土人形(福岡県福津市)、
古型博多土人形(福岡県春山市)、
弓野土人形(佐賀県武雄市)、
古賀土人形(長崎県長崎市)、
帖佐土人形(鹿児島県蛤良町)、
糸雛(鹿児島県鹿児島市)、
岡児ヶ水のカニハワセ(鹿児島県指宿市)写真パネル、指宿市役所提供、
カニハワセの風習は、はじめてで、びっくりでした。
東北地方から九州地方まで、ふるさと雛めぐりで、いろんなお雛さまを紹介してきましたが、今日で終わり、明日からは、日本郷土玩具博物館に展示されていたお雛さま以外の玩具などを紹介します。