オートマタ作家の原田和明さんがTwitterで制作過程を紹介してくださっていた中村開己さんの「歯車のハート」です。
感激して、挑戦は無理でも、お試し用歯車くらいは作ってみようかと、作り方説明書と、
お試し用型紙をダウンロードして印刷しました。
これを作れれば、歯車のハートを完成させられる可能性が高いとのこと、チャレンジの目標は高いほどいいと志はしっかり持って、とはいえ、説明書を読むと、今の体力ではちょっと無理かなというレベル、何日か眠らせたままでした。
でも、やさしくくわしく説明してくださっているし、せっかく印刷したことだしと、昨日、チャレンジを開始、
まず、すべての折り曲げ線に鉄筆であとをつけます、鉄筆の替りに目打ちを使いましたが、この作業だけで、背中が痛くなってきて、早くも休憩、次は明日にまわそうかなと思いはじめました。
しかし、おやつを食べて気持ちが復活、パーツをすべて切り抜いていきました、厚目の紙なので、かなり力がいりますが、ここまでくるとやめられません。
また休憩をはさんで、全部品のすべての山折り線と谷折り線をそれぞれ山折りと谷折りにしっかり曲げます。
さあ、組み立てです、説明書どおりポンドで貼っていきます、力はいりませんがコツがいります、折り曲げや切り抜きがきちんとできていないと、できあがりに影響してきます。
半日あまりかかってなんとかできあがりましたが、この精度と私の体力ではハートに挑戦はとても無理だということがわかりました。
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原田和明さんが挑戦して完成した「歯車のハート」の動きが見ていただけます。
10歯の歯車が9個、15歯の歯車が3個、計12個で立方体で構成され、12個の歯車はすべて連動しています。
思いがけない動きを楽しんでください。
原田和明さんは3月に防府で「からくりワンダーランド展」を開催の予定ですが、この作品も公開されるそうです。
二象舎・原田和明のオートマタ 歯車のハート