Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

VINTAGE TOYS

2015-10-06 | テディベア

ドイツの出版社から発刊されたばかりの英語版の「VINTAGE TOYS」です。
縦29.5センチ、横29センチ、厚さ4センチの大型で重い本です。

 

エルモがいます。

 

日本製ではロボットが何体か登場します。 

 

期待していたテディベアのページは白黒写真で、1回きりの登場です。

 

INDEXのページ、170のおもちゃが紹介されています。
キュービック、ボウリング、ゲーム、レゴ、木馬、ドールハウス、サッカーボール、サーフスケートなども登場します。

         

シュタイフ社のテディベアのシールです。

 

シュタイフクラブの冊子、シュタイフコレクションのカタログといっしょに届きました。

 

シュタイフテディベアとなかまたちシール263枚のシールブックが小学館から発売されました。
テディベアもシリーズやコレクションごとににまとめられていて、動物たちもかわいい小さなシールブックです。

 

堀本裕樹さんの「十七音の海」です。
堀本裕樹さんは「火花」で芥川賞を受賞した又吉直樹さんが師事している俳句の先生です。
ここ何年かに出合った本のなかで一番琴線に触れる1冊でした。

 

第1章 「共感力」を養う
第2章 「季語」の豊かさに触れる
第3章 言葉の「技」を見につける
第4章 覚えておきたい俳句
最初に句があって、その句の解説文を堀本さんが書いているのですが、とても分かりやすい言葉で書かれているのに、鋭い感性を感じます。
彼の感性と比べるべくもありませんが、私の感じ方と呼応する部分がたくさんあります。
句の選び方も私のすきな作者、句と同じものが多いのにびっくりです。

 

覚えておきたい俳句のなかの1句、私のだいすきな句で、今の政治情勢、社会情勢は戦争前夜のようだと指摘する方も多いので、引用します。
戦争が廊下の奥に立ってゐた 渡辺白泉
廊下の奥に戦争を見せられたとき、私にはまず深い暗闇が立ち上がってきました。
しだいに、闇のなかに戦闘の場面や鉄砲の音が想像されて、「戦争」という不気味な巨人はじっと佇んでいるのです。
廊下といえば、私は学校を思い出しますが、この句の廊下も大きな建物の奥行きのあるものを感じさせます。
日常生活に突如現れる戦争の恐怖を描いたこの句には季語がありません。
「銃後といふ不思議な町を丘で見た」
「玉音を理解せし物前に出よ」
「赤く青く黄いろく黒く戦死せり」なども同じ作者で無季俳句。