エドワード・ゴーリーのタロットカード「THE Fantod PACK(不安な箱)」です。
箱の蓋を開けると、
タロットカードが20枚と
英文の説明書が入っています。
この説明書の表表紙(右半分)と裏表紙(左半分)のデザインがゴーリーらしい、こんなところもだいすきです。
さて、カードは絵とタイトルだけですが、説明書にはいろいろな言葉が並んでいます。
『THE LADDER(はしご)』
火曜日、悪口、挫折、徐々に進行する病気、偽造遺言書、不眠症、髪の毛が抜ける、拘留、窃盗、憂鬱、嫉妬、レストランでの事故、栄養失調
『THE YELLOW BIRD(黄色い鳥)』
土曜日、取り逃がされた真実の愛、不機嫌.、足の怪我、狂騒、訴訟教唆、はしごの事故、無分別、骨の病気、挫折させられた野望、毒、予期せぬ災難、やっかいな問題
『THE SEA(海)』
1月、体力の衰え、両耳を無くす、エレベーターでの事故、病気がち、欠点、偽りの愛情、憂欝症、秘密の敵、狙い違い、悪魔、疎遠、悔しさ
タロットカードの使い方を知らないので、とりあえず、ランダムに10枚を選び、並べて、
1枚を選ぶと、
『THE STONES(石)』
3月、歯の欠損、贋手紙、麻痺、不法逮捕、落下病気、邪悪な通信、疎遠、突然の苦悩、貧血、争い、不快な義務、曲解
もう1枚を選んでみると、
『THE FEATHER(羽)』
11月、恐喝、偽造パスポート、ヒステリック妊娠、まつげの損失、小腸の障害、嫌な手紙、譫妄、見通しの妨げ、単収縮、分離、からまり、ミス
「不安な箱」ですから、20枚のどのカードを選んでも、こういう感じで、不吉な言葉が並んでいます。
ただ、今日紹介したカードは辞書を引きましたが、意味の分からない単語も多く、とにかくゴーリーの絵と彼の深い思考がすきなので、私には不吉な感じがしません。
むしろ、これを糧に、よりよい生き方の道しるべになりそうな気さえしてきます。
このカードはタロットカードの専門店で見つけたのですが、いろんな種類のタロットカードが出版されていました。
絵本でお馴染みのニコレッタ・チェッコリのや
ラビットタロットなどもあり、知らない世界が広がっていました。
この2枚の写真は専門店のホームページからお借りしました。
奥深いです。
いろいろなタロットがあるんですね。
ラッビトタロット、可愛い絵ですが中はどうなんでしょうね。
カードだけを見て、英語の説明書を読まなければ、黄色い鳥にしても、海にしても、絵からは不吉なものは感じませんよね。
それに言葉が重なると、凄みが加わります。
ラビットタロットは大アルカナ22枚、小アルカナ56枚,合わせて78枚のカードです、絵がかわいくて魅力的でしたが、びっくりするくらい高価でした。
良い事が書かれていないのに、なぜか逆に応援してくれているのではないかと、拝見していて感じました。毎日一枚選んでみたくなりそうですね(^ ^)
ゴーリーはもしかしたら、
世の中は不安な事で溢れてるんだよ。元々そんな世の中なんだから気にする必要はないさ!みたいな意味で作られたのでしょうか(笑)
これだけ全てが不安な内容で、逆に面白くなりますね(笑)
あ、災い転じて福となすとか?(笑)
どれをひいても「不安」なのですから、その並べられた言葉を噛みしめていけば、そこからの出発点になりますよね。
私も応援してくれているように感じます。
それと、気づきをもらうということもとても大事なことですね。
「不安な箱」を希望する人が多いので、ヴァニラ画廊(ゴーリーの企画展をすでに2回開いていて、私が知ったのは済んでしまってからだったので、来年を期待しています)でも取り扱いをはじめたそうです。
専門店より2割ほどお安い1.700円でした。
>和さん
私も占いには興味がないし、タロットカードの扱いも知らないので、ゴーリーのでなければ、買っていないでしょう。
「禍の転じて福となり、福の転じて禍となる」の諺はすぐに思い浮かびました。
和さんのゴーリーの捉え方、すきです。