北方謙三氏が描いた三国志のあとがきの様な本。
氏の三国志へ対する想いが沢山につまっている。
読んでいると、三国志の登場人物の一人一人の人物に対して
こんな思いを寄せて書いていたんだなぁと分かる。
氏は日本を代表するハードボイルド小説家だが
近年は歴史物も手がけていて
その内容は、とても面白い歴史絵巻に仕上がっている。
そしてこの本には、氏が歴史小説を書いた理由も
書かれていた。
ボクが氏の歴史小説を初めて読んだのは「破軍の星」。
北畠顕家を主人公に描いた作品。
第4回柴田錬三郎賞を受賞している名作である。
高校生の頃、修学旅行の帰り際に京都駅で購入して
帰りの電車の中で、その世界観に引き込まれながら
無我夢中で読んだ記憶がある。
松本清張氏も歴史物を手がけているが
こうした推理小説(大きな枠でハードボイルドも含む)を
描いている作家が書く歴史小説は面白い。
本職とは異なる「モノ」を作っても一級品だ。
こんな事を書いては、偉大な先生達に対して失礼だが・・・。
推理小説家が描く歴史小説の数々は、
おそば屋サンが作るカレーライスのように美味しい。
たまらなく好きなのである。
P.45より。
「出会えたこと それだけで良かったと思える、
きわめて幸福な出会いというものがある。」
背表紙より。
「三国志は紀元二世紀から三世紀にかけて、後漢の末期から晋王朝ができるまでの約百年間を舞台に、そこに群雄割拠した実在の英傑たちの歴史であり、同時に歴史物語である。幾多の男たちが、それぞれの夢を追い求め、やがて死んでいく滅びの物語にファンは多い。この本では、乱世を生きた英傑たちの姿や魅力を、ぼくなりの見方を加えながら語っていきたいー。北方謙三ふが語る「三国志」の醍醐味を纏った待望の一冊。」
北方謙三「三国志の英傑たち」 角川春樹事務所
2006年4月18日第一刷発行 533円(税抜)
「三国志」軍師34選
氏の三国志へ対する想いが沢山につまっている。
読んでいると、三国志の登場人物の一人一人の人物に対して
こんな思いを寄せて書いていたんだなぁと分かる。
氏は日本を代表するハードボイルド小説家だが
近年は歴史物も手がけていて
その内容は、とても面白い歴史絵巻に仕上がっている。
そしてこの本には、氏が歴史小説を書いた理由も
書かれていた。
ボクが氏の歴史小説を初めて読んだのは「破軍の星」。
北畠顕家を主人公に描いた作品。
第4回柴田錬三郎賞を受賞している名作である。
高校生の頃、修学旅行の帰り際に京都駅で購入して
帰りの電車の中で、その世界観に引き込まれながら
無我夢中で読んだ記憶がある。
松本清張氏も歴史物を手がけているが
こうした推理小説(大きな枠でハードボイルドも含む)を
描いている作家が書く歴史小説は面白い。
本職とは異なる「モノ」を作っても一級品だ。
こんな事を書いては、偉大な先生達に対して失礼だが・・・。
推理小説家が描く歴史小説の数々は、
おそば屋サンが作るカレーライスのように美味しい。
たまらなく好きなのである。
P.45より。
「出会えたこと それだけで良かったと思える、
きわめて幸福な出会いというものがある。」
背表紙より。
「三国志は紀元二世紀から三世紀にかけて、後漢の末期から晋王朝ができるまでの約百年間を舞台に、そこに群雄割拠した実在の英傑たちの歴史であり、同時に歴史物語である。幾多の男たちが、それぞれの夢を追い求め、やがて死んでいく滅びの物語にファンは多い。この本では、乱世を生きた英傑たちの姿や魅力を、ぼくなりの見方を加えながら語っていきたいー。北方謙三ふが語る「三国志」の醍醐味を纏った待望の一冊。」
北方謙三「三国志の英傑たち」 角川春樹事務所
2006年4月18日第一刷発行 533円(税抜)
「三国志」軍師34選