10月6日(土)~8日(月)にかけて、ベンチャー隊の安部くん、光岡くん、松永くんの3人のスカウトが「離島0円生活」プロジェクトに挑戦しました。
「離島0円生活」プロジェクトとは、10/6(土)の14:30発の船で離島に渡り、10/8(月)の15:05着の船で戻ってくるキャンプで、離島滞在中の約48時間は、自分たちの釣った魚
や自分たちで採取した野草だけしか食べてはいけないという厳しいルールの下で行うキャンプです。基本的に釣り道具(釣エサも含)と水と調味料だけを持って離島に渡り、自分たちで調達し調理したものだけを食べて生活します。もしも魚が1匹も釣れない時は水と野草だけで過ごすしかありません…
3人がキャンプした離島は山口県の野島という島です
(近県で、キャンプ場と釣り場が近距離でそろっている離島はここしかなかったようです)
大きな地図で見る場合は地図をマウスでクリックしてください。
※本プロジェクトの結果は、2013.3.3に行われたBP祭にて報告がありました。
報告書の一部を抜粋して掲載させていただきました。
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初日は学校の補習授業などがあり、午後からの移動となりました。
福岡から山口県防府市まで新幹線、在来線、バス、船で移動しました。
博多駅に集合し、チケットを購入しました。
博多駅から山陽新幹線で新山口まで移動しました。
テントや釣り道具など、荷物が多くて大変でした。
新山口で山陽本線の在来線へ乗り換えて防府駅まで移動しました。
防府駅到着後、防長バスで渡船場まで移動しました。
渡船場がある三田尻港から目的地の離島(野島)までは定期船で移動しました。
野島に到着後、まずは設営を行いました。
夕食確保の為の釣りの準備中。
一日目の釣りをしている途中、ヨットで野島にやって来て、ヨットで泊まるという面白そうなキャンプをされている方との出会いがあり、魚のさばき方や、スズメダイの刺身の作り方等について、教えていただきました。
一日目の夕食用の釣果はスズメダイが6匹のみでした。
夕食のメニューはスズメダイの煮つけと、スズメダイの焼き魚でした。
夕食を食べた後はみんな結構疲れていて、就寝準備と明日の釣りの準備をして早めに寝ました。
二日目は、朝早くから朝食確保の釣りに出かけました。
釣り場に移動していると、昨日お世話になった方に遭遇し、またお話をしました。
「最近の若者は、あまり野外活動をする人がいないにもかかわらず、君達がこのような活動をしていることがうれしい!」と言ってくださったのがうれしかったです。
朝食の食材確保のための釣りは、昨日より数が釣れました。
スズメダイ×22匹、クロ(メジナ)×3匹、石鯛(幼魚のサンバソウ)×2匹、アジ×1匹が釣れました。
食べるには小さ過ぎる魚はリリース(スズメダイを8匹、ベラを1匹)しました。
朝の釣りが終わったあと、地元の方から、氷を販売していただき、サイトに帰ってきました。
帰るとすぐに朝食作りです。朝食は石鯛(サンバソウ)の三枚おろし、クロの煮つけ、スズメダイの塩焼きを作って食べました。
石鯛(サンバソウ)の三枚おろし以外はすごくおいしかったです。
また、二日目の朝食作りの際には、アジを干物にしたり、あぶってかもを作るための下準備をしたりしました。
昼食のための釣りはクロ1匹、石鯛(サンバソウ)の2匹、スズメダイ1匹、でした。
クロはなかなか大きなサイズで、うれしかったです。
昼食は、クロのホイル焼き、石鯛(サンバソウ)の煮つけ、スズメダイのお吸い物を食べました。
クロのホイル焼きは、とてもおいしかったです。
その後、夕食の為の釣りをしました。
サバ4匹、石鯛(サンバソウ)7匹、クロ1匹、スズメダイ22匹が釣れました。
二日目の夜という良いタイミングでサバが釣れたことは、とてもモチベーションの維持にも役だったし、おなかもかなり満たされました。
メニューとしては、サバの塩焼き、スズメダイのツミレ入り味噌汁、石鯛の醤油焼きでした。どのメニューも美味しかったです。
特に、ツミレは印象に残っていて、みんなで沢山とれたスズメダイの身を協力して集め、身を団子状にできるぐらいまでの量を集めるのに苦労しました。
この日もみんなで次の日のために早く寝ました。
3日目の朝、このプロジェクトでの最後の釣りをしました。最後の釣りであったにも関わらず、スズメダイ3匹しか釣ることができませんでした。
朝食はサバの塩焼き、スズメダイの味噌汁でした。
朝食後に撤営をおこない、その後は島の探検をしました。島の探検では、野島の小ささを実感しつつ、釣りだけをしていては見られなかったような島の一面を見ることができました。
帰りの船に乗る時は、まだ名残惜しい気持ちと、生きて帰れた事への達成感がありました。
このプロジェクトを通して、釣りの技術が向上できた事、今まであまりしたことが無かった魚料理のレパートリーが増えた事、自分たちで食料を確保し食事をする大変さを学んだ事、そして日頃、何の苦も無く食事ができている事への感謝の気持ちを得ることができました。
また何よりもこのようなサバイバルの要素を多く含んだキャンプを自分たちだけで計画し、実行することができた事に対する達成感を得ることができました。
このプロジェクトに協力してくださった隊長をはじめ、保護者やその他お世話になった方々に感謝しています。
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※野島の漁村センターの10月9日のブログに連休中に3人が訪れたことが掲載されています。
http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/site/noshima-kom/akanezima-24-10.html
画像&コメント ベンチャー隊 安部くん、光岡くん、松永くん
※本記事画像には団員以外の方が写りこんでいます。掲載に問題等ある場合は、
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