私はどこかの政党を、特別に支持したり批判したことはなかった。
S時代は当然、公明党を支援という立場ながら、支援活動自体を否定もせず肯定もせずという感じで、殆どチョイスしなかった。
たまに、あんまりやかましく言われるので、一人二人に
「どこも入れる人がいなくて、選挙なんてどうでもいいんだったら公明党に入れて~」と熱意のカケラもないこと言ったりするものの、本当に入れてくれるのかどうなんて、私こそどうでもよかった。
どこに入れようと何も変わらない。
それが私の本心で、自分が心から思ってないことはやる気がなかった。
単純な質問なんだけど、青筋立てて支援活動をしていた婦人部は、その政治への興味は本心からだったのだろうか?
心から賛同してないことにあれだけ熱狂できるなら、私にはその「ふり」っぷりが、ちょっと理解できない。
そうではなくて「組織の役職者としての立場」とか「Fを取ると喜んでもらえる」とか「活動をすれば功徳が貰える」とか、政治と関係ないところで熱を入れたんだろうか?
私は今、人生で初めて本心から入れたい政党が出来て、選挙結果も、その先の行動も興味があって仕方がない。
混じりっけナシの100%、政治家と、政党の理念と、構想に興味がある。
誰かに頼まれたとか、信頼する人が押しているからとか、或いは誰が嫌いだからその人をやりこめたくて批判するとか、そういう添加物が一切なく。
そんなの知ったことではないですね。
でも私が知る限り、それら「誰かが好き嫌いのために、その人を持ち上げたり落としたくなる」「組織の立場があって」「利権や保身のため」「功徳がほしいから」等々、
政治それ自体より、他の理由で賛同したり批判する情熱ってスゴイんですよ。
これこそが政治を語る起爆剤といってもいい。
いやこれ、ホントそうですよ?
純粋な政治に興味を持とうにも、それがいかにつかまらないかということですかね?
夢も希望も刺激も哲学もなく、話もつまらないんだけど、関心をもたなければ大人失格とされるから、監視の努力が強いられるものというかね。
少なくとも私はそうだったけど、やっと睡眠時間を削っても主張を聞きたい政党ができた。
単純に、情熱を持てる世界が一つ広がった。
これは嬉しいなあ。