珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

更なるワクチンのご案内

2022-06-14 | 日記
娘宛てにA4判の分厚い封筒で、子宮頸がん予防ワクチン定期接種のご案内という郵便物が届いた。
「小学校6年生~高校1年生相当」が対象だそうである。

え?これって、重篤な薬害が起こって、裁判も起こって中止になったやつなんじゃないの?と思ったら、ところがどっこい、
8年ぶりにパワーアップして復活したのであった。
昨今のワクチンは「1回目、2回目、3回目を打ってコンプリート?」というのが流行りらしくて、丁寧に3回分の申込書が同封されていた。

以下が説明書きである。

平成25年4月に定期予防接種に位置付けられましたが、接種後にワクチンと因果関係を否定できない持続的な痛みなどの症状が報告されているとして、2ヶ月後の平成25年6月に厚生労働省は積極的な接種勧奨を差し控えるよう全国の自治体に勧告しました。この勧告を受け、××市でも対象者への個別にご案内をお送りすることを取りやめました。
以降、8年以上にわたり、背極的にお勧めしない状況が続きました。

その後、令和3年11月に、厚生労働省から、最新の知見を踏まえ、ワクチンの安全性に、特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることを認めたことなどから、積極的勧奨の差し控えを終了し、対象者への個別勧奨を再開するよう全国の自治体に通知がありました。
また積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、令和4年4月から令和7年3月までの3年間、公費(無料)で接種を行うことも通知されました。

何を読んでもしらじらしい。
「積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から接種を無料にします」っていう言い方も、めちゃくちゃ気色わるい。
それを言うなら
「重篤な薬害が騒がれて8年も打て打てドンドンが中止になったために、打たずに済んだ人がいるけれども、今回その人たちも取り逃がすかと、税金をブッこみました~」
と正直に書かんかーい( ̄∇ ̄)

コメント

獅子風蓮さんの主張2

2022-06-14 | 日記
意見の相違はあれ、現役医師である獅子さんから聞く話は貴重である。
私が興味をひくのはこういう部分でもある。

この騒動を2020年中ごろは、クリニックに一人でもコロナの患者が来るのが怖かった。
保健所の立ち入りが入って、最低14日間クリニックを閉めなくてはならなくなる。
入院患者のいる病院の場合、危機感はさらに切実でしょう。
院内にクラスターが発生すれば、ニュースに取り上げられるし、病院の評判も下がるでしょう。
クリニックや病院が、感染対策に力を入れるのは、理由のないことではないのです。

クリニックに限らず、一般の個人でも、例えば帰国後に空港でPCR検査をしたら「陰性でも」公共の乗り物に乗ってはいけなくて、家族が自家用車で迎えに来れない者は2週間ホテルに監禁とか、
学生なら学校が休校になるとか、
誰か一人が陽性になったら、部活のチームが全員試合に出れなくなるとか、
仕事なら現場が何日もストップするとか、
そんな噂が、犯人捜しのようにバラまかれるとか、
子供に陽性反応が出たら、親まで職場に行ってはいけないとか、
めちゃくちゃなルールが問答無用で適用された。

多くの人は「これ」が怖いのである。
実際の風邪症状(時に無症状)が怖いんじゃない。
自分のせいで回りに迷惑がかかったりという、人からこれでもかという、時間も仕事も家族も予定もめちゃくちゃにされる対応を強いられることに恐怖するのだ。

突き詰めればそういうことである。
従わなければ、噂されれば「人の評判も下がる」
まさに、ここを人質に突かれるのである。
だから私はこの騒動は、自然界とは無関係な、ただの人間の心理戦だと言っている。

病院や空港や学校や会社…まあ組織ですね。
こういうところはそんなわけで、理性的なことなど言っていない。
しかしながらそういうことをされたら「理性的に交渉しろ」と言われる。
何を言ったところで能面みたいな顔をして「ルールですから」の一点張りでピクリとも譲らない人たちに対して。

彼らもオカシイのはわかっている。わかっているんだけど、自分も組織の一員になれば迷わずそんな能面になる。
自分がされたら苦痛なことでも、組織人となったら一転、人には自分がやられて嫌なことをかっちりとやる。
組織のルールというのは、自分の感覚や倫理なんて通用しないからである。
それが良識的で、常識のある、愚直で、理性的な人とされるからである。

どんな理不尽な命令でも、組織に意見を言うのは「はしたない」という感覚が日本人には強い。
浮く、波風を立てるくらいなら、どんな苦痛も受け入れるのが素直で従順で美徳とされるのは、過去にS問題を見てきて私はよくよく知っている。
同時にそういう人が、後になっていつまでも苦しんで、決して理性的ではいられなくなることも。
そして、波風を立てたくないと思って従った結果、世の中がここまで波風立ったこともね。


ところで、
「PCR検検査って何でも拾いますよね?」
というのは、明らかに事実に反しています。
そのようなデマを含んだ主張をする人間を、医療者は嫌います。
まともな話し合いができるはずもありません。

これも私には興味深い。
PCR検査が何でも拾うって、PCR検査の説明書に明示してあることですよ?(笑)
誰でもない開発者が言ってることですよ?(笑)

どんな学校やどんな権威に習おうが、そんなことにプライドのかけらもない私は、これを聞いて「嫌がる」とか「まともにな話をしたくない」とヘソを曲げてしまう人を面白く見ている。
確かに先日話した女医も、PCR検査の話になると途端にわかりやすく不機嫌になった
(シロウトは黙っとれ的な?( ̄∇ ̄) )

PCR検査に限らず、学校でそう習ってそれでいい点を取った人って、学校で習わなかったことを聞くとデマで陰謀論だと嫌悪を感じてしまうようである。
一徹に信じていた宗教を否定されるみたいに、今までの自分を否定するのが苦痛なんだろうか?

私はテレビや新聞もそうだけど、ガリ勉と無縁だったのが幸いしてか、教科書に書いてあることはウソと言われても、そうなんだ~で終わるけどね。
はい、痛くも痒くもないです(笑)


「間違えるのは仕方ないとしても、その都度ちゃんと訂正して整合を取る」
「前提条件が変わったらこれまでの持論なんて直ぐに引っ込める」
「そこには何の躊躇もないし、むしろ切り換えの速さが賞賛される」
というのは、どこの世界でも常識であって、頭のいい人たちがそんなことを知らないはずがない。

それをしないのは何故か?
ここまであからさまに、何を言われても絶対にしないのは何故か?

ここを見なければいけない。

すると学校で習った「偏差値の高い人は優秀」という理論が崩れてしまい、そんなことはあるはずがない、デマだ、陰謀論だ、となるのかもしれないけど、そこをグッと堪えて思考を止めてしまわずに見るのだ。

学校ではこんな試験も訓練も、確かになかったかもしれないけどね。
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