日本中が祝賀ムードのD作センセーの死を以ても、
「D作なんか関係ない。このご本尊は絶対なのだ。唯一の秘法なのだ」と、がんばる人たちは一定数いる。
私も会員時代はそういうタイプだったのでわかるけど、明らかになったのは組織の闇だけでなくて、Sの説く「ドラえもんのような何でも叶う教え」の正体も同じですよ?
今回は、それを書きましょうか。
もともとSが、なんでここまで会員数が増えたかって、この他にはない「ドラえもんのポケット的な教え」が魅惑的だったからだ。
深刻な悩みがある時、身内や親友など信頼できる人から
「願うことが何でも叶う力がある」「それは他力本願じゃなくて、自身の中にある力が引き出せる唯一無二の秘法があるんだ」
なーんて誠心誠意をこめて言われたら、思わず試したくなるじゃない?
結論からいうとそれは、昨今ではふつうに認知されている「意識は現実をつくる」ってやつである。
「引き寄せ」とも言われるけど、顕在意識ではなく、潜在意識から思ったことは実現する。
この潜在意識というのがポイントで、悩みを解決したいと願う裏腹には「解決できなかったら地獄だ」という強い潜在意識が働いているわけで、現実化してしまうのはそっちの方なのだ。
じゃあ潜在意識から思うってどうすればいいの?ってなるよね。
だからそこに「叶わざるなし」と狂信するくらいの宗教を入れて、一心不乱に祈ることで無敵感を沸かせ、潜在的な不安をかき消すようにするのだ。
すると、わー本当に願いが叶った!!これは実体験だ!!やっぱり正しいんだと思う。
これで数ある形式宗教とも、邪宗とも違う「唯一の生きた力ある宗教が存在する」の出来上がり。
そういうわけで、D作なんかどうでもよくて、独特の活動を強いられる、距離感のないS組織が嫌いでも、
このドラえもんのポケットを「曼荼羅のおかげ」と信じる人たちは、枝分かれしつつも(お寺側に行くなど)まだまだいるんだよね。
組織の活動に明け暮れていたいわゆるバリ活は、組織に疲弊すればあっさり出ていくけど、この「ご本尊は絶対だ」というバリ信は、信じているものが組織とか師匠じゃないので、また違うんですよね。
なので、今回はバリ信用に書いてみました。
参考までにどうぞ。