釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月9日 こんな潮初めて

2019年07月10日 | 日記
油津の船仲間は元より、大堂津、南郷の船仲間も、異口同音に同じ事を言っていた。

「潮が、フラフラしながら回転する。安定していない」

風が一定方向から吹いても、船がフラフラと色んな方向に流れる、と言うのだ。

今日の潮が、当にそれだった。



今日は、午前便と午後便の二便になっている。

午前便は早朝に出て、朝間詰めの潮を狙う計画。

下り潮の濁り潮は変わらないが、前日から流れが落ち着き始めていることに期待する。

稲用さん、湯淺さん、早永さんを乗せて、ポイントへと急ぐ。

今日も、南東からのウネリと、北東の風が喧嘩するような状態の海だ。



ここ何日かの釣りで、釣果の上がっているポイントに入った。


直ぐに、魚探でベイトの確認。

海底から浮き上がるように、ベイト反応が出てくる。

稲用さん、湯淺さん、早永さんの三人が、ジギングで攻めていく。


暫く、魚探を眺めていて、有る変化に気が付いた。

ベイト反応が連続せずに、消えてしまう。

「何かが追いかけ回しているのだろうか…」

湯淺さんにアタリが来た。





25センチくらいの真鰺が、ヒットしてきた。

その後も、ポツポツと真鰺がヒットしてくる。

しかし、良型の真鰺のアタリが出てこない。






早永さん、稲用さんも、アタリを取ろうと頑張っているが、苦戦を強いられている。


「今日は、何か変です。潮が可笑しいです」

魚探の航跡を見ていて、驚いた。

風は、北東の風が、やや強く吹いている。

潮は、下り潮が南西方向に、流れている。

風の強さや、潮の流れる方向から「やや西寄りに、船が流れていくはず」と、考えていた。


しかし、数十メートル間隔で、船の流れる方向が変化している。

方向が変わるとき、直角に向きが変わる流れ方をしている。

「こんな流れ方する潮は、初めての様な気がします」

「この流れ方なら、仕掛けが絡むことが無ければ良いけど…」

と、注視しているのだが、お三方の仕掛けが突然絡まったりした。

船の流れる方向が突然変わるモノだから、仕掛けの入る方向も変わってしまう。

「こんなに潮がフラフラした状態では、アタリは出てこない」


「潮が依れることなく、自然に流れるポイント」を探して移動する。

最初に移動したポイントでは、稲用さんのキャスティングにアタリが来た。



カンパチの子供、ネリゴが飛びついてきた。

その前にも、強いアタリが来て、竿が大きく撓る瞬間が有ったのだが、惜しくも針が外れてしまった。

早永さんにも、良い感じのアタリが来たのだが、これも針が外れてしまった。


最初の処から、潮が安定していないことも有ってか、針外れが多発する。


次に移動してポイントでも、早永さんがアタリを捉える。



良型の、アヤメカサゴが姿を見せた。

「放流しますね」と、早永さん。




ポイントの移動を繰り返しながら、良い潮を探すが、なかなか見つからない。

その内に、北東の風に煽られて、ウネリが高くなり始めた。

釣りする上で、気持ちがスッキリしない潮になってしまった。

潮のふらつきに、スッキリとした気持ちになれなかった。

午後便を控え、12時納竿で帰港した。



船着き場に帰ると、午後便の三木さんが既に到着していた。

午前便の、稲用さん、湯淺さん、早永さんと交代して、三木さんを乗せて船を出す。


「午前中の海は、潮がフラフラして相当苦戦しました」

「風が、強くないですか」

「北東の風が、やや強く吹いていますね」

「ウネリもありますか」

「結構なウネリがありますね」

「暫くは、ロックフィッシュをやりたいですね」

「良いですよ。ロックフィッシュやりましょうか」

大島内場の浅場に向かう。


「水深10メートル前後からスタートしますね」

瀬掛かりはお友達のロックフィッシュだが、アカハタをメインに当たれば強い引きが楽しめる。

直ぐに三木さんにアタリが来た。





アカハタがヒットしてきた。

「チョット、小型ですね」と、苦笑い。

船首に立って、浅い岩場を狙ってみる。





マハタがヒットしてきた。

「突然、ガツンと来ますね」と、楽しそうだ。


仕掛けを作り直して、ワームを海面に落とした瞬間に、いきなりアタリが来た。



カンパチの子供、ネリゴが群れを成してワームに飛びかかっている。

何十匹いるのだろうか。


少しずつ、流れに沿って船を移動していく。





良型のアカハタが、飛びついてきた。

「ロックフィッシュ楽しいですね」と、笑顔が良い。


夕間詰めになって、少し風が落ち着いてきた気がする。

「表にでてみますか」

「行ってみましょうか」

大島の東側にでてみた。

北東の風が残り、ウネリも残っているが、何とかやれそうだ。

魚探を見ながら、ポイントを決めていくが…。

「夕間詰めなのに、ベイト反応が余りありません」

ベイト反応が少なかったのは、チョット寂しい。


少しでも、反応のあるところで、竿を出してみる。



ヒットしてきたのは、良型のアラカブ。

その内に、黒雲が空を覆い始めた。

「雨が来ましたね」

「帰りましょうか」と、三木さん。

「雨に濡れるのも嫌ですね」と、帰港することにした。


潮のふらつきに、振り回された感のある一日だった。



( 昨夜は、風呂から上がり、居間でテレビを見ながら、寝てしまいました。起きたら朝でした。m(_ _)m )

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